奥村さんが溺愛するコーリングハスラーの細分化チューン公開
今回のメインと何度書いたことか、それほどまで出番の多かったルアーが、コーリングハスラー。
呼び寄せるダブルプロップ。
水流波動・フラッシング・サウンド。この3つの要素でベイトフィッシュをイミテートするダブルプロップベイト『コーリングハスラー』。
水平姿勢にセッティングされたボディは、初動時におけるタイムラグを皆無にしてくれ、水を掴み動き出しの良いボス付プロップが初動からプロップサウンドやフラッシングを放ち、ショートストロークでも確実にバスへアピールしバイトへと導いてくれます。
シンキングモデルはダブルプロップによる複合水流波動、サーフェスモデルとなるフローティングタイプはスプラッシュでバイトチャンスを作り出してくれます。
SINKING model
LENGTH:125mm body
WEIGHT:29.5g出典:デプス
コーリングハスラーといえば、シンキングタイプのダブルスイッシャーで3フック仕様のそこそこサイズ。
タダ巻きすると、ボディはほぼ動かず、前後のペラだけ高速で回り続けて強烈なフラッシングアピールを発するルアー。
さらに、コーリングハスラーで採用されたワイヤーガードは、障害物回避性能はもちろん、先端のループ部にクイックチェンジャー型シンカーをセットでき、瞬間的なウエイトチューンもできるルアー。
いわば、「攻めのシンキングスイッシャー」。
ノーマル状態ならば巻きスピードは非常にスローで、水深2m前後を巻いてこれるタイプ。
今回は南湖・烏丸~下物沖のウイードアウトサイドエッジ付近で多用したが、水深2.5ー3mではノーマルのまま使用。
水深3ー3.5mでは3.5gのウエイトをセットしたモノで、底から付かず離れずにスロー巻きを展開。
風もなく流れもない環境下では、ちょっとしたウエイトチューンで反応を確認するのも重要!
さらに、魚の反応を見てスピードを出すために5gをセットするシーンもあった。
ほんのわずかなウエイト差とはいえ、水中では意外なほどリアクション効果を高められるのが、コーリングハスラー。
最終的にはスピードとバイトマーカー的な意味でテールをフェザーフックにチェンジしたモノも投入。
この時は、巻き抵抗と浮きあがりも考慮して5gシンカーをセット。
追加するウエイトは接着鉛板でもOKで、細かい調整はクイックチェンジャータイプのシンカーもアリ。
ある程度、万能に使えるルアーだが、水中や水面を漂う切れ藻が多いエリアでは、ほかのハードルアーと同じく扱いにくくなる。
ただ、ほかのハードルアーと異なるのは、一定のスイムアクションの中に異なる速さのペラの回転とイレギュラーなフラッシングが融合されるところ。
サイレント系で忍び寄りながら複合系アピールを有する、唯一無二のハードベイト。それがコーリングハスラーだ。
ロケ時の奥村さん的シンキングスイッシャー考察はコチラ!