初夏から夏の魚探しでキーとなるのは「流れ」!
三原直之が独自の切り口やパターンでフィールドをぶった切る動画番組「Vish 三原節[みはらぶし]」。
前回の其の捌(vol.8)は三原節初、池原ダムでのボートフィッシング。
其の玖(vol.9)で訪れたのは、香川県のメジャーフィールド・府中湖。
前回、忘れてきた相棒も臨戦態勢のまま、いざ現場へ!
ご存知の通り、平野部のリザーバーだが、上流、中流、下流でシチュエーションも様々なオカッパリフィールド。
訪れた時は雨の影響で代搔きと工事の濁りが激カブリ。さらには水温上昇も手伝ってアオコも発生してきたタイミング。
ミハラも久々ということで、現状をサーチするべく上流から下流をぐるっと確認すると、これからの時期定番の上流エリアは代掻きと工事による影響で濁りがヒドい。
下流に関しては放水量が追い付いていないのか、水面には高水温時のお約束「アオコ」が広がりつつある状態。
思っている以上に水の動きがない!
この現状を踏まえたうえで、考えられるキーワードは「流れ」を釣ること!
ミハラの季節先取り夏パターンによる府中湖アタックが開始された。
濁りはあれど強制的に流れが効いている上流部は思っている以上に魚が見えない。
それと、過去に訪れた時よりも水位が高い。フル満水でとにかく釣り場がない。
考えていた同じエリアに先客がいればパス。
ただ、先客が少なすぎる。あの府中湖でアングラーがかなり少なかった。コレって釣れてないってことか?
いろいろな思いや策を張り巡らしながらエリアごとのヒントを探るミハラだが、答えが出たのは意外と早かった。
ただこのあとが大苦戦・・・。
沖の岬はこのあと不発。季節感の先取りが裏目に出たのか、ほぼノーバイト。
まさに9回裏、2アウト満塁でフルカウント!
ここでミハラが切り替えたのは、季節感の巻き戻しと、アプローチの時間帯。
想像以上に季節は進んでいない=ワンドエリアも触る。そして、上流は夕方の水温上昇ピーク時にプレッシャーで皆無=早朝に勝負を賭ける。
少しずつ現状とギアが噛み合ってきたミハラは、節的アプローチでズバズバ斬っていく。
流れ以外にも重要な小バスの存在。小バスがいれば大型も残っているはずと、狙い通りのバイト誘発でキャッチし、季節進行のタイムラグを実感。
ただこの1尾が反撃ののろしとなるには遅かった。
季節先取りパターン検証のため、まさかのアディショナルタイムに突入するも、やるべきことはただ1つ。
狙い定めた沖のエリアに魚がいないのか?
カレントの影響なのか、それとも魚のゴキゲンか。
午前中の時合になるであろうタイミングで再び沖の展開を検証したところ、やはり的中!
フォールで一撃!! そして事件は連続で起こる。
沖の流れが通る場所で続けて投げたその1投。ドスンとまさしく狙いの50㎝UP!!
この後は即、うどん屋へGO。
■三原節 其の玖(vol.9)