キーは濁りと障害物、さらに魚が追えるスピードにあり！
雨あとで、増水は落ち着いたものの流れは速いまま。濁りは中流から下で残っていた状況。
アーリーサマーモードだったロケ時は魚自体が速い流れ（冷たい水）を嫌う状況ということもあり、かなりの苦戦を強いられた。
ここでたくみが繰りだしたのがクランキング。
濁った時は小粒でゆっくり巻けるクランクベイト！ ということで、セレクトしたのは、ワーミングクランク ショット。
日本のワーミングクランクの原点ともいえるアイテムだが、何かに当てもってゆっくりリトリーブできるのがコレ！
「ワーミングクランクショット」
ウィード、リーズ、レイダウンなど、誰もが根掛かりを嫌ってテキサスリグやラバージグで攻めてしまうシャローカバーを、ハードベイトの集魚効果でスピーディに攻略していけるのがノリーズ「ワーミングクランクショット」。 狙いはあくまでビッグフィッシュ。そのために12lb.前後のベイトタックルのセッティングで、ピッチングやサークルキャストを駆使してカバーの奥の奥へ送り込んで使うことを前提に開発されたクランクベイトです。基本的な使い方は、カバーの薄い部分はリーリング、ヘビーな部分はロッドで、ワームをズル引きする感覚でカバーを感じながらリトリーブ。一見、ハイプレッシャー対策に見える小型ボディはソフトなカバーでも軽快にヒラ打ちしてリアクションバイトを誘い、そして軽快にヒラ打ちするからこそ可能なビッグサイズフックが確実にバイトを獲らえます。出典：ノリーズ
クランクベイトは主に中層を巻くイメージも強いが、クランクベイトがもっとも仕事をしてくれるのは、何かに当てながら巻いている時。
クランクベイトはいろいろなタイプがあって、すべてが同じモノではなく、同じ性能でもないが、わざと底に当てながら巻けたり、わざと障害物に当てて回避しつつも決まったレンジを泳がせ続けるなど、ほかのタイプのルアーでは簡単にできない性能を持つのがクランクベイト。
使っていたショットのフックはピアストレブルの＃６に変更。
キャッチ率を上昇させる事で、釣れるルアーを創り出す。RYUGIトレブルのフラッグシップ。
いくら良いルアーだったとしても、フックのせいで魚が掛からない、獲れないのでは全く意味が無い。トレブルフックについて、もっともっと考えて欲しい。トレブルフックに求められる性能とは何か？魚がルアーにアタックした際、フックポイントが魚体に触れやすくする為のワイドゲイプ。ポイントが触れたその一瞬で、魚体に食い込もうとするような刺さりの良さ。アワセたパワーをしっかりと、素早く貫通力に変換できる絶妙な内向きポイントデザイン。掛けた魚に主導権を奪われず、確実に取り込む為の強度を有する、ピアスフックで培ったオールベンドデザイン。トレブルフックの宿命と言えるフックポイントのルアー本体や障害物等への断続的な接触でも、フックポイントが鈍りにくく鋭さが長続きするような耐摩耗性特殊鋼材サイバーメタルの採用。
実践を通して見えて来た理想の形状と素材に、タントラムコントロールに採用した異次元のフッキングパフォーマンスを持つTCコートを採用。RYUGIの持てるノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ、至高のトレブル。
出典：リューギ
ノリーズでも多くのクランクベイトが存在し、そのどれもが独特の個性や特性を持ったアイテムだが、中でも今回の状況に見合ったのがショット。
ただ、ロケ時はいつもごとく、何かしら忘れ物がツキモノのたくみづけ。
メインのリールでもあるカルカッタコンクエストは、アメリカの拠点でもあるジョージア州にあるため、合わせていたのはメタニウムのノーマルギア。
そんな状況とはいえ、魚の居場所を探し当てる嗅覚はニブっていなかった。
バスは流れや冷たい水の影響で流れの弱いバンク沿いに寄っている。エサを食いたくても動けない。または、ゆっくり動くエサしか追いつけない状況。
そんな時にもっとも効果的なのが、ゆっくり巻ける小さなクランクベイト！
魚のバイトも弱く、掛かることすら許してもらえなかった状況のため、フックアップにはいたらなかったが、流れや濁りなどの環境変化で魚がルアーを追いきれない時こそ、小粒でゆっくり巻けるクランク＝ショットは大正解！
流心近くのフィーディングスポットで濁っても真価を発揮するのがコレ
流れが弱くなって濁りも下流に流れていったタイミングで、下流メインの展開から意を決して上流に走ったたくみ。
ここで狙ったのは、流れに負けない強いフィーディングフィッシュ！
フリーリグで広範囲を探りながら流心の近くで流れを遮るセキショウモなどの縦系ウイード（アメリカではイールグラス、日本では通称・ニラ）を見つけたたくみだが、狙っていたのはテナガエビを捕食するエビ食いバス。
その瞬間、即座にルアーローテしたのが、ウイードレスで流れに負けず、横方向を効率よくトレースできるフラチャット14ｇ。
「フラチャット」
類いまれな障害物回避能力を持つチャター系ベイトが「フラチャット」。スイミングジグと同等のレンジコントロール性能や対カバー性能などはもちろん、ソフトベイトへ強制的に波動を与え、バスに気付かせやすくするクラッカーサウンドを発生させる極薄ハイピッチブレードとステンレス製ブレイドヒッターにより、巻きモノとしてのハイアピール性能をも獲得しています。クランクベイトのリップ形状のようなヘッドバランスはルアーを浮き上がらせることなく、理想とする水平スイミング姿勢をキープ。オリジナルカットのスカートボリュームとハイピッチブレードによって、思い通りのリトリーブスピードを作り出せるのも「フラチャット」ならではのコンセプト。中層からボトムギリギリでのリトリーブ、さらにはロッドワークによるリフト&フォール、ボトムタッチ＆カーブフォールに至るまで、自由自在のパフォーマンスはチャター系ベイトとしての潜在能力を革命的なまでに引き出しています。
ベースサイズの10gは全ての水域でスピーディな巻きモノとして使用。7gは超シャ ロー攻めやデッドスローリトリーブで、14gはディープレンジや強風下で活躍しま す。18g-BHはビッグトレーラーをセットしやすい#3/0フックを搭載し、早巻きしても浮き上がらせずに使用できるビッグフック仕様です。
パッケージにはトレーラー専用設計の「フラバグ」2本を付属しています。出典：ノリーズ
フラチャットは、14ｇのみオリジナルブレードよりも幅が広いパワーブレードを装着したモデル。
18ｇは大型フックを搭載したBH。
「フラチャット」14g には、7g・10g ・18g-BHとは形状の違う幅広タイプのブレードを搭載。パワフルなハイピッチムービングを実現した幅と高さの黄金比率は、フロントヘビーな14g のヘッドでも泳ぎ出しを早め、ボディをしっかりとウォブリングさせることができます。
出典：ノリーズ
トレーラーは、メインベイトになるであろう大型のテナガエビを意識したフロントフラッパーカーリーをセレクト。
4” フロントフラッパーカーリー
バルキーベイトフォルムの中に優れたスイム＆フォールアクションを詰め込んだのが「4”フロントフラッパーカーリー」。名前の由来となるボディーセンターから出るフロントフラッパーは、ボディー前方からの強い水押しを作り出す新設計のデザイン。操作した時の抵抗感は今までにない強さを感じられるはず。ツインカーリーテールは強振動を発生して魚を引き付け、そして独特な深いリブで構成するメインボディーも強い水掴みにより優れた操作感を発生。さらにフックポイントを露出しにくい高いスナグレス性を持ちながらも、高確率でのフッキングを可能にします。スイミングからカバー撃ちまですべてをこなす優れたバランス設計で、テキサスリグをメインにフリーリグ、リーダーレスダウンショット、ラバージグトレーラー、ヘビキャロでも秀逸なのが「4”フロントフラッパーカーリー」です。出典：ノリーズ
シルエットやボリュームをあえて残して存在感を醸しだし、やる気のある強い個体をバイトに持ち込む展開に切り替えたとたん、答えはスグに返ってくる！
着水して泳がせながらウイードに当てつつ、かわしてきた瞬間、予測通りのメガバイト!!
この読みこそがエリートプロ！ キャッチしたのは豪太体系のビッグバス。
