ふとした予想で生まれたキムケンチューンの巻きメタル
北湖も南湖も各所で確認できたベイトがハスっ子。
浮いたり沈んだり、かたまったり散ったりと動きも速いが、ハスっ子のいる所にヒウオの影アリ。
そしてビッグバスも寄せられる。
ただ、ハスっ子は上下よりも左右の動きが激しいため、横方向にアプローチでき、広範囲をスピーディに探れる何かが必要。
そこでキムケンがスタート前に改造しはじめたのが、KROスピンテールの独自チューンド版。
ブレードバイトをモノにする、スピンテール。
『KROスピンテール』は、ストレスなく高速回転するオリジナルブレードが生み出すフラッシングと波動の集魚効果でバイトへと導き、獲り逃してしまうようなブレードバイトをも、アシストワイヤーフックによりフックアップ率を大幅に上げてくれます。
安定したスイム姿勢とフォール姿勢の低重心サーキットボードボディは、ブレードやフックと絡むライントラブルを大きく軽減してくれ、ハイシーズンはもとよりウィンターシーズンも必携となるスピンテールです。
KRO SPINTAIL
SIZE：3/8oz(44mm body)出典：デプス
KROスピンテールは元々、スモールマウスのテールバイトやブレードバイトを的確に掛けてフックアップするための独自で画期的なフックシステムを採用したメタルバイブ。
出典：デプス
キムケンは元々のフックを取り、後ろのアイに少し大きいトレブルフック１つを装着したワンフック仕様。
フックはビッグサイズに備えて最低限の強度とバランスを崩さない程度のピアストレブル＃６にチェンジ。
キャッチ率を上昇させる事で、釣れるルアーを創り出す。RYUGIトレブルのフラッグシップ。
いくら良いルアーだったとしても、フックのせいで魚が掛からない、獲れないのでは全く意味が無い。トレブルフックについて、もっともっと考えて欲しい。トレブルフックに求められる性能とは何か？魚がルアーにアタックした際、フックポイントが魚体に触れやすくする為のワイドゲイプ。ポイントが触れたその一瞬で、魚体に食い込もうとするような刺さりの良さ。アワセたパワーをしっかりと、素早く貫通力に変換できる絶妙な内向きポイントデザイン。掛けた魚に主導権を奪われず、確実に取り込む為の強度を有する、ピアスフックで培ったオールベンドデザイン。トレブルフックの宿命と言えるフックポイントのルアー本体や障害物等への断続的な接触でも、フックポイントが鈍りにくく鋭さが長続きするような耐摩耗性特殊鋼材サイバーメタルの採用。
実践を通して見えて来た理想の形状と素材に、タントラムコントロールに採用した異次元のフッキングパフォーマンスを持つTCコートを採用。RYUGIの持てるノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ、至高のトレブル。
出典：リューギ
ブレードはそのままで、フラッシングと振動のWアピールを持った巻きメタルが完成！
ベイトが浮いた状況下では手持ちのルアーで対応できるモノが少なく、コイツで表ー中層を横方向にステディリトリーブ。
レンジキープにも秀でたKROスピンテールは基本的にタダ巻きがベスト。
キャストして少し速めにタダ巻きするだけ。
このアプローチは本来、ワカサギがメインベイトのフィールドで効果的な展開だけに、ハスがメインの場合はさらにスピードが必要な場合もある。
ただ、i字系ではアピール度が少なすぎてスピードがだしにくいことと、広範囲をサーチするには時間が掛かる。
それらの理由から即席で生みだした一品。
投入したのは山ノ下沖から天神川沖の４ー５ｍライン。
前日夕方にウイードのエッジに浮いていたハスっ子らしきベイトは雨風で沈んでしまった。
この環境では思っていたほどの反応は引きだせなかったが、新しい１つの引きだしとなりそうなイメージ。
この展開で反応を見ながら直感で感じ取った攻めがビッグを呼び起こす起点となった。
