素早い中にステルス要素を含むフローティングキャロ完成
昨年冬のオニちゃんねるで密着したトレジャーハント。
その時に試行錯誤しながら前回も釣果を叩きだした展開が、フローティングキャロ。
フローティングキャロとは、高浮力のエラストマー製ワームをヘビキャロで使用し、ボトムをトレースしながらワームのみ浮かせてバスの本能を刺激するオニちゃん流アプローチ。
ヘビキャロは素早くリアクション的に動かすイメージもあるが、砂煙を立てるためシンカーのみ素早く動かし、後ろに付いてくる高浮力のワームはスローにステイさせる=砂煙の中から浮かせてやる。
フローティングキャロは、ワームだけ極めてステルスな使い方がベスト!
リグセッティングとして、底にカチ込みにくいビーツTGの17.5gを使用。
相対する性能を併せ持つ、高性能シンカー。
ヘビーキャロライナシンカーにおいて必要な要素は、ピンスポットを感じとる「感度」と、ストレスなく使用するための「スリ抜け」である。”ビーツTG”はリグの進行方向・後方に対して重心があるバランスと、特徴的な本体の張り出し形状によって、過度な引っ掛かり感を実現。魚が好むピンスポットを的確に捉える事が可能となる。
ただし、根掛かりが多いとシンカーは使い物にならない。引っ掛かり感を得ながらも、根掛からないバランスを追求。シンカーのテーパー形状とリグの進行方向に突き出たチューブにより、障害物にコンタクトした際にシンカー前方を上に持ち上げる力が働き、根掛かりにくい。また、長く硬いチューブは岩の隙間に入り込むのを抑制し、ライン保護にも一役買っている。
“スタック感”と”スナッグレス性能”という相反する要素を両立する、理想のヘビーキャロライナシンカー。
それが「ビーツTG」出典:リューギ
キャロダンスイベルのLと、結びめ保護でシンカーとスイベルの間に夜光玉ソフトの3.5号をセット。
回転性能と軽さ。2つのバランスの結論。
ヘビー〜ライトなダウンショットリグからキャロライナリグまで対応する、高性能スイベル。通常のスイベルではヨリが取れない。3連スイベルではスイベルが重すぎる上、ワームが回転し過ぎる。テストの結果、出た結論がこの2連。ラインのヨレを軽減しつつも、ワームの回転も適度に抑制する。本体は軽量かつ、高強度を実現。バスフィッシング専用設計の、理想のスイベル。
出典:リューギ
出典:ささめ針
一番のキモは、ビーツTGの前にウキ止めゴム・コンボストッパーLをセット。
誘導式のビーツTGを固定するところにある。
コンビネーションアドバンテージ。
入り数40個。ただ単純に入り数を多くしたのではない。
2個、3個と連続(コンビネーション)で使用する事も前提とした入り数設定である。連続使用する事で、かなり強力にシンカーを固定する事が可能となる。ラインの太さやシンカーの重さなど、状況によってベストな固定力に調整して欲しい。リグをストレス無く使い続けられる事が、釣果へと繋がる。出典:リューギ
ワームは、エラストマー素材で浮くカエル型ソフトベイト「スクーパーフロッグ」を使用。
元々はスクーパーフロッグマグナムを使っていたが、デカすぎ? ということと、買うにもなかなか売っていないので、まだ入手しやすくひと口サイズのコレを使ってみたが、相性バツグン! 前回のオニちゃんねるでも結果をだしたセッティング。
フックは小さいワームに合わせやすい太軸ワームフック「LTキャロオフセット」の#2(#4も可)をセット。
ヘビーキャロライナリグ専用オフセットフック。
LT CARO OFFSET小型でありながら太軸で高い強度を誇るパワータックル対応のオフセットフック。
アイ~クランクまでの距離を長く設定し、そこにキーパーバーブを配置。コーティングにはワームが滑りにくい“マットブラック”を採用し、ワームのズレを強力に排除する。ロングキャスト時やウィードやストラクチャーとコンタクトした際もワームがズレにくく、ピックアップまでロスなく魚を狙い続ける。出典:リューギ
リーダーは、パワーのあるロッドでも気にすることなく扱えることと、細いリーダーだからよく食ってくることもないため、メインラインと同じ太さのフロロ16Lbを使用。
長さはキャストしやすくワームの上下動が演出しやすい20ー30㎝ほど。
ヘビキャロとリギングは変わらないが、シンカーを固定することとショートリーダーでワームの浮き具合を抑え込み、シンカーで砂煙を立てた中にワームを突っ込ませやすくなった。
シンカーを固定しなければラインをゆるめた分だけワームは水面に向かって浮いてくれるが、フリーになりすぎるため、アタリも分かりにくく、リグのコントロールもやりにくかったとのこと。
ビーツTGをコンボストッパーで止めることで、リーダーの長さ分だけスムーズにワームが浮いてくれる仕組みに進化。
どシャローでは水面までワームは浮いてくるが、ある程度の水深がある所では底付近でも絶妙な浮き感でアピールしてくれる。
ロケ時は、ブーストで連発した際にサイズアップを狙い、シャロー一段下のレンジで使用。
そして、ローライトからハイライトに切り替わったタイミングに浮いて差してくるであろう個体狙いで投入。
時合的なタイミングも過ぎ去って心底あきらめかけた瞬間、小バスや稚ギルの動きで活性UPしたデカバスがメガトンバイト!!