キーは一投入魂! 状況に合ったビッグベイトローテのキーワードとは?
出船前の準備で、ミハラが複数のタイプを用意していたのは、お馴染みのビッグベイト系。
中型ボックスのVS-3020 NDDMには、ビッグベイト系をメインに、ジャークベイトやスピナベも入っている。
これは季節先取りで早春から春に向けたルアーセレクト。
季節別でルアーを組む場合は、仕切りナシでこのサイズのBOXが非常に重宝するので、ぜひどうぞ。
VS-7070・VW-2070下段、BM-7000にシステム収納可能。
30cmバッカンサイズ。 ビックベイトの収納に最適。出典:明邦化学工業
東条湖はワカサギやオイカワなどの小さい魚もいれば、フナやワタカなどのサイズもけっこう多いそうで、イメージとは裏腹に大きなルアーへの反応は悪くないフィールド。
先述した通り、ルアーをルアーとして使う東条湖において、小魚に合わせた3inchや4inchクラスのルアーはもちろん、フナやワタカなどの中ー大型魚に合わせた5inchから9inchのビッグベイトも出番が多い。
基本的に大きいルアーへの反応がよい東条湖。
東条湖だけではないが、確実に1年を通してシチュエーションに合ったビッグベイトを組むのも三原節!
そこで、冬から早春に合わせたいビッグベイトのローテーションを紹介!
クリアで冷えた時はステルススイマー
まず、低水温期やクリアアップしたタイミングで欠かせないのがスイムベイト。
中でも三原節といえばステルススイマー!
フックがボディ内に納まったオフセットタイプで、何かにコンタクトさせながら巻き通せる驚愕のスナッグレス性能を持つスイムベイト。
超複雑障害物回避型自然系
ステルススイマーはイマカツ独自のボディー内部完全格納式ステルスフックシステム(PAT&PAT/P)を採用した、ボディー外部にフックを持たない画期的なパーフェクトスナッグレス・スイムベイトです。
ボディー内部に磁着格納固定された飛び出し式ステルスフックは、バスがバイトし、ラインにテンションが強くかかることで中空構造のボディーがたわみ、
その復元力によるバネ効果と、テコの原理を応用した可動式ジグヘッドの相乗効果で、背中スリットより瞬時に大型フックが飛び出し、ビッグバスの顎を貫きます。
ステルスフックシステムは、アイがボディー最先端部に位置し、ストレートにフックポイントに力が伝わる構造です。
これによってブッシュやウィードの抜群なすり抜け効果と、オフセットフックのテキサススタイルよりも貫通抵抗が少なく、確実なフッキングを実現しています。同時にフックが外部に存在しないことで、バスの視覚的警戒心を和らげる効果があります。ノーシンカージグヘッドとヘビーウェイトジグヘッド付属
ステルススイマーには、表層~2mレンジ攻略用の高強度樹脂製ノーシンカージグヘッドと、2~4mレンジ攻略用のビスマス&スティールボール製FECO認定ヘビーウェイト(3/8oz)の2個がプレリグドスタイルで同梱されています。
それぞれのジグヘッドは着脱可能で、互換性があるので、同じボディーにお好みで入れ替え可能です。ジグヘッドの着脱時は、ボディー腹部が裂けないように、内部を水などで濡らし滑りをよくした状態での着脱をお勧めします。出典:イマカツ
ミハラが使っているトリプルフックチューンとは、ステルススイマーのボディに入っている樹脂製ヘッドのシングルフックを取り、中身に戻して腹のアイのスイベルとリング、トレブルフックをセットしたモノ。
フックは、さらにゆっくり引くバージョンとして、フェザードピアストレブルの#3をセット。
フェザーなしであればピアストレブルの#3でOK。
ノーシンカー状態でナチュラルに使用したいので、重たかったり存在感のデカくなる大きなスイベルやフックは控えたいところ。
刺さりは勿論、ボリュームと水噛み感にまで拘ったフェザーフック。
抜群の掛かりと貫通力、強度を誇るベンド形状。強度と鋭さを持続させる特殊鋼材。貫通力を驚異的なレベルまで引き上げるTCコートの採用で、高い性能と実績を残したピアストレブル。この高性能トレブルをベースにフェザーを纏わせたのが、このフェザードピアストレブルである。
素材を吟味し、一本一本丁寧にハンドタイイングで仕上げる事で、プロスタッフが”釣れる”と確信するフェザーのボリューム感、水噛みを実現した。 ルアーに追従した際に見せる絶妙なボリュームが生み出す時差アクションはタフコンディションであと一歩出来らないバイトを誘発する。時にルアーを止める為のブレーキとなり、時に魚からフックの存在を隠してくれる。また時には、フックを魚に吸い込ませやすくし、フッキング率をアップさせる。状況に応じて獲る為に必要不可欠なチューンアイテムとしてのフェザーフック。
この存在意義をRYUGIはこのフックで訴える。出典:リューギ
岬で風の当たる面であったり、岩盤の張りだしなど、あらゆる場所で投入するが、基本的にデッドスローに引けるスイムベイト。
冬寄りにコンディションが急転した時、冷え込んでクリアアップした時はスイムベイトが強くなる!
撃つべき場所は小場所の中のピンスポット。
キャストも確実に決め、食わせるべき所を的確に通すわけだが、しっかり魚に見せて追わせる距離を計算しながらココで食わせるというアプローチが大事!
とにかく出番の多いステルススイマーだが、東条湖ではヒウオカラーの人気が高く、かなりの実績カラーでもある。
カラーの好みは人によって様々だが、3DRカラーとワームカラーは少しながら軟らかさも異なるので、巻くスピードによって変えてみるのもアリ。
ロケ時もステルススイマーのトリプルフックチューンでは幾度かデカバスとのニアミスが発生。
初日こそ水位は上昇傾向だったが、太陽は隠れたままで水温上昇が控えめ。
そのためチェイス自体もスローで、魚は浮いていたワケではなかった。
ちょっとした沈みモノから付いてきて足元付近まで付いてきたが、バイトするまではいたらない。
ここでミハラが判断したのは、デッドスローに近いスピードで引けるステルススイマーのトリプルフックチューンでも速いということ。
この反応を見て次のローテーションに取り掛かるが、こういった情報を得やすいのもビッグベイトのイイところ!
チェイスしたけど食わなかった時の注意事項!
今回のロケでも幾度か発生した足元付近のチェイス。
普通ならすぐに投げ直したり、折り返して違うルアーを投げたりするところ。
こと東条湖に関しては、ミハラの経験上、すぐに投げ直すことはない。
そのまま通り過ぎて、かならず15分以上は時間を空けて投げ直す方がよいそうな。
全体的に狭い東条湖ではプレッシャーの掛かり方も大きいため、その時に反応した魚もすぐに食ってくるわけではなく見切るのも早い。
場所によっては付き場も少なく、魚自体が同じ場所に留まっているかも分からない。
もしちょっとした変化や沈みモノからでてきたような魚であれば、深追いせずに時間を空けるのが、東条湖のセオリー。
これはほかのフィールドでも当てはまるはず! ビッグベイトだけに、一投入魂の理由はココにある。
移動距離を抑えたクイックアクションはコレ
いろいろ持ち込んだビッグベイトの中で、そこそこの頻度でローテしていたのが、バスロイドJr.トリプルダブルDFSの魔改造バージョン。
通称・ヤブロイド。
バスロイドJr. トリプルダブル デッドスローフローティング
Length:140mm Weight:1.7oz classトリプル関節ダブルアクションのスーパーリアルクランク&ウエイキン!
多関節型超生命体系
バスロイド・ジュニア “トリプル・ダブル” は、トリプルジョイント構造とダブルアイシステムを併用した画期的なジョイントクランクです。14cmというまさに食べごろサイズ、そして3Dリアリズムバスカラーに加え、この大きさで3関節という贅沢な設計でアクションまでも本物のバスに肉薄しました。最大の特徴はダブルアイによる可変アクション。シルバーアイでは最大潜行1mのロールの少ない大型シャロークランクとして、ブラックアイでは最大潜行30cmの派手なロールのウエイキングベイトへと変化する。
カレイド・コブラDGクラスで十分に扱え、大型リップがフロントフックを守るためスナッグレス性は非常に高い (シルバーアイの場合)。
デッドスローフローティングの最大潜行深度は1.5mです。
出典:イマカツ
これは、戦友の薮田プロが独自のチューンを施したもので、リップのサイズやリアジョイントの動きを変更したモノ。
ボディカラーは白っぽいモノをイメージして削っただけのことで、基本的には潜らせてロッドワークで動かすタイプに調整。
フロントジョイントの可動域を大きくし、リアジョイントはラインを巻き付けて動きを抑制。
移動距離を極限まで抑えて水中ドッグウォークで刻めるようにしている。
フックはピアストレブル#2に変更。
キャッチ率を上昇させる事で、釣れるルアーを創り出す。
RYUGIトレブルのフラッグシップ。
いくら良いルアーだったとしても、フックのせいで魚が掛からない、獲れないのでは全く意味が無い。トレブルフックについて、もっともっと考えて欲しい。トレブルフックに求められる性能とは何か?魚がルアーにアタックした際、フックポイントが魚体に触れやすくする為のワイドゲイプ。ポイントが触れたその一瞬で、魚体に食い込もうとするような刺さりの良さ。アワセたパワーをしっかりと、素早く貫通力に変換できる絶妙な内向きポイントデザイン。掛けた魚に主導権を奪われず、確実に取り込む為の強度を有する、ピアスフックで培ったオールベンドデザイン。トレブルフックの宿命と言えるフックポイントのルアー本体や障害物等への断続的な接触でも、フックポイントが鈍りにくく鋭さが長続きするような耐摩耗性特殊鋼材サイバーメタルの採用。
実践を通して見えて来た理想の形状と素材に、タントラムコントロールに採用した異次元のフッキングパフォーマンスを持つTCコートを採用。RYUGIの持てるノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ、至高のトレブル。
出典:リューギ
スローにリトリーブするタイプで反応がなかった場所でも、時間をおいて休ませてから違うアクションでトレースして反応をうかがっていた。
移動距離は極めて少ないが、少々リアクション要素の高いアプローチとして用意していた。
通称ヤブロイドは、薮田プロがイジったバスロイドJr.トリプルダブルDFS。お手持ちがあればイジるのアリです!
Vish 三原節vol.11は編集中⇨https://t.co/CE7AELhTMe#三原直之 #三原節 #バス釣り #imakatsu #ryugi #toray #meiho #newkabukibrand #薮田和幸 #バスロイドjrトリプルダブルDFS #Vish pic.twitter.com/NV8OtIny8f— Vish ヴィッシュ (@vishjp_tw) March 29, 2024
岩盤を突っつくジョイントベイトはコレ
全域で縦の変化のある岩盤エリアで投入していたのがSG+アンドロイド180。
新機構搭載型IS系ビッグベイト
ビッグベイトの持つ集魚パワーを最大限発揮し、なおかつ通常のヘビークラスロッドで扱える
180mmサイズ、2.3ozクラスに設定。
狙ったストラクチャーの水面ギリギリに漂わせるように放置することで、
バスをストラクチャーから浮上させるサスペンド釣法。そこからノーモーションのi字リトリーブ、そしてダンパーなしではダイナミックなS字リトリーブ、
また豪快なヒラ打ちジャーク等、様々なオプションを自在にこなします。
初期モデルから内部構造を見直して背中のスリットを廃止し、
シェルを貼れる面積を最大化した特別仕様。
内部にシェルシートを貼り付けることにより、フックによるシェルの剥離や使用による劣化などがなく、
シェルの美しい輝きが半永久的に続きます。また、アゴ下に設けられたクイックハンガーにワンタッチ式シンカーをセットすることにより、
素早いウェイトの追加調整が可能になりました。出典:イマカツ
使用していたのは限定仕様、特注表貼夜光貝。
フックはピアストレブルで、フロントが#1、リアは#2をセット。
キャッチ率を上昇させる事で、釣れるルアーを創り出す。RYUGIトレブルのフラッグシップ。
いくら良いルアーだったとしても、フックのせいで魚が掛からない、獲れないのでは全く意味が無い。トレブルフックについて、もっともっと考えて欲しい。トレブルフックに求められる性能とは何か?魚がルアーにアタックした際、フックポイントが魚体に触れやすくする為のワイドゲイプ。ポイントが触れたその一瞬で、魚体に食い込もうとするような刺さりの良さ。アワセたパワーをしっかりと、素早く貫通力に変換できる絶妙な内向きポイントデザイン。掛けた魚に主導権を奪われず、確実に取り込む為の強度を有する、ピアスフックで培ったオールベンドデザイン。トレブルフックの宿命と言えるフックポイントのルアー本体や障害物等への断続的な接触でも、フックポイントが鈍りにくく鋭さが長続きするような耐摩耗性特殊鋼材サイバーメタルの採用。
実践を通して見えて来た理想の形状と素材に、タントラムコントロールに採用した異次元のフッキングパフォーマンスを持つTCコートを採用。RYUGIの持てるノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ、至高のトレブル。
出典:リューギ
基本的には目視(サイト)で使うため、ルアーの動きや位置が見えるようにマーカーは必ず貼っておきたい。
ミハラはクラックマーカーのオレンジをヘッド部に貼っているが、ルアーの軌道を見つつ、その後方に注意しながら魚のチェイスを見逃さないことが大事!
ルアーを着飾る高視認マーカー
トップウォーター〜サブサーフェスで使用するルアーの背面に貼り付ける事で、ルアーの視認性を高めるアイテム。 「やる気マーカー」からデザインを一新し、ハンドメイドのトップウォーター系ルアーに採用されることが多い”クラック塗装”をイメージしたデザインに仕上げた。
出典:リューギ
アンドロイドやビッグロイド、アユロイドなどのS字系ビッグベイトは、スローなタダ巻きやジャーク、ドッグウォークでも使えるが、ミハラは基本的に岩盤やガレ場などの岸を使い、魚に追い込ませて食わせるアプローチで使用することが多い。
ただドコでもよいワケではなく、影が落ちている明暗部や、地質や水深が変化するエサを追い込ませやすい場所がメイン。
使用法はいつにも増して繊細!
岸側に頭を当てるよう片泳ぎさせて、へこんだ場所に逃げ込むようなアクションだったり、岸や障害物に当たった時の音で魚に気づかせて距離を詰めさせる。
リップ付きビッグベイトと違って移動距離を抑えるタイプではないため、何かに当てて追い込ませるのが最大のキー!
今回は上流部の立木やレイダウンでニアミスもあったが、バスの意識よりも少しレンジやスピードが違っていた模様。
この違いを素早く確認できただけでも当日の情報としてはプラスになる。
独自の経験と構想を具体化した食わせ特化型スイムベイトが完成!
実は昨年夏頃からサンプルを三原節でも使っていたが、本格投入は今回が初!
それが、ソフト素材を使用したギルロイドでもある、ギルソフト。
ワームと同じ素材を用いたギルロイドJr.サイズのスイムベイトで、フローティングタイプ。
ミハラはウエイトチューンで弱スローシンキングに調整。
このアイテムは、イマカツで秘密裏に進めていた三原直之のブランド「WAZAMONO(ワザモノ)」でリリースを予定しているブツ。
ボディだけじゃなく、ヒレもソフト素材で製作。
ジョイント部もパーツもすべて軟らかく、ギルロイドJr.とはまったく異なったビッグベイトとして生まれ変わった。
フックはピアストレブルの#3をセット。
キャッチ率を上昇させる事で、釣れるルアーを創り出す。
RYUGIトレブルのフラッグシップ。
いくら良いルアーだったとしても、フックのせいで魚が掛からない、獲れないのでは全く意味が無い。トレブルフックについて、もっともっと考えて欲しい。トレブルフックに求められる性能とは何か?魚がルアーにアタックした際、フックポイントが魚体に触れやすくする為のワイドゲイプ。ポイントが触れたその一瞬で、魚体に食い込もうとするような刺さりの良さ。アワセたパワーをしっかりと、素早く貫通力に変換できる絶妙な内向きポイントデザイン。掛けた魚に主導権を奪われず、確実に取り込む為の強度を有する、ピアスフックで培ったオールベンドデザイン。トレブルフックの宿命と言えるフックポイントのルアー本体や障害物等への断続的な接触でも、フックポイントが鈍りにくく鋭さが長続きするような耐摩耗性特殊鋼材サイバーメタルの採用。
実践を通して見えて来た理想の形状と素材に、タントラムコントロールに採用した異次元のフッキングパフォーマンスを持つTCコートを採用。RYUGIの持てるノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ、至高のトレブル。
出典:リューギ
ギルソフトはギルロイドJr.と違って、ワーミング的にロッドワークで使う。
底や障害物に対してわざと引っ掛け、シェイクすることでヒレやテール、ボディがソフト素材特有の揺れを発生!
ハードベイトでは演出しきれなかった生命感を前面に押しだしてアピールできる、まさにワザモノが成せる仕様になっている。
岩盤のフラット部でも立木でも、何かにわざとスタックさせて誘い続けることができるシロモノ。
さらに、ロッドワークやリーリングで連続ジャークさせると、ハイスピードでターンしながらソフト素材がさらに活きる身震いエスケープダートを発生!
見切りやすいデカバスに対して、これはかなりの武器になる。
ロケ時は魚が意識しているモノをサーチするため、投入するタイミングを悩みながら、いるであろう立木に引っ掛けてシェイクするという独自展開で使用。
一定のストレッチを引いてくるのではなく、ピンスポットで食わせる展開。
そのため、その状況に見合ったスポットに対して一投入魂なのは、ほかのルアーと変わらない。もしくは、食わせに寄せたルアーのためアプローチの慎重度合いはNo.1レベル!
リトリーブやロッドワークではチェイスがない場合、定点で止めて存在感で誘うことができる食わせの新提案ベイトでもある。
できればコレで食わせたかったのはいうまでもないが、イイ感じで上向きだった魚の意識は爆風と減水で低下傾向。
あと一歩、魚との距離を詰めることができなかったのは残念だったが、ここでも大きな情報を得ることができた。
ミハラの秘密兵器としてWAZAMONOブランドで開発中のギルソフト(仮称)は、素材を活かした様々な使い方が可能
Vish 三原節⇨https://t.co/CE7AELirBM#三原直之 #三原節 #バス釣り #WAZAMONO #imakatsu #ryugi #toray #meiho #versus #newkabukibrand #ギルソフト #Vish #lurenews pic.twitter.com/7hMNt7CSOS— Vish ヴィッシュ (@vishjp_tw) March 9, 2024