春パターンに欠かせないのがジャークベイト
今回のロケは2月末で、直前にそこそこの雨量があって増水&濁り流入。
これを境に水中の状況は一気に加速した。個人的見解だが、場所によっては春シーズン特有(?)の茶柱だらけ!
魚の動きやポジションは増水傾向の時に想像以上の速さで進行したが、翌日の減水に転じた時点で魚の動きやポジションも極端にトーンダウン。
白波が立つほどの大荒れと雪まじりの天候、減水&クリアアップが魚の動きを制御した状態。
これぞシビアな春! という現象だが、魚のポジションや動きが春に向けて動きだすと、ハマりやすいのがジャークベイティング。
ミハラが投入したのは、リップライザー110。
リップライザー110 【 1.5m Dive 】
FLOATING
日本のフローティングミノーに革命をもたらしたリップライザー。
水面のエサに夢中になったベイトを演じるリッピングライザーテクニックはもちろん、
ハイフロートを生かした、ただ巻きではハイピッチで力強いアクションを実現しています。 RIPRIZER 110 #06 ライトニングブルーSUSPEND
ウィンターシーズンからプリスポーニング期にかけて、
水中で静止できるミノーは不可欠な存在。
サスペンドモデルはリップライザー特有の驚異的な遠投性能と強い水押し能力は
そのままに、水中でピタリと静止できるサスペンド仕様。
ミノーを捕食したいが追い回すほどの体力のない冬季は、波動で気づかせて
止めて寄せ、そして食わせられるサスペンドモデルの独壇場になります出典:イマカツ
フックはピアストレブル#5に変更。
キャッチ率を上昇させる事で、釣れるルアーを創り出す。
RYUGIトレブルのフラッグシップ。
いくら良いルアーだったとしても、フックのせいで魚が掛からない、獲れないのでは全く意味が無い。トレブルフックについて、もっともっと考えて欲しい。トレブルフックに求められる性能とは何か?魚がルアーにアタックした際、フックポイントが魚体に触れやすくする為のワイドゲイプ。ポイントが触れたその一瞬で、魚体に食い込もうとするような刺さりの良さ。アワセたパワーをしっかりと、素早く貫通力に変換できる絶妙な内向きポイントデザイン。掛けた魚に主導権を奪われず、確実に取り込む為の強度を有する、ピアスフックで培ったオールベンドデザイン。トレブルフックの宿命と言えるフックポイントのルアー本体や障害物等への断続的な接触でも、フックポイントが鈍りにくく鋭さが長続きするような耐摩耗性特殊鋼材サイバーメタルの採用。
実践を通して見えて来た理想の形状と素材に、タントラムコントロールに採用した異次元のフッキングパフォーマンスを持つTCコートを採用。RYUGIの持てるノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ、至高のトレブル。
出典:リューギ
もともとハイフロートを活かしたライズアップアクションが特長だが、ミハラは腹部とリップに接着鉛板を貼って弱スローシンキングにチューン。
さらに、昔からこの時期定番のダルド100。
瞬間鋭滑移動型磁石重心移動系
水をねじるようなリッピング&リトリーブ特化型フローティングジャークベイトとして、不動の実績を残している”リップライザー”。
その真逆の存在として、切れ味鋭いスライドダートアクションを極限まで追及したダート特化型リアクション・ジャークベイトが”ダルド”です。ひねりを伴い左右に大きく瞬間移動するようなダート、同時に瞬間的姿勢復元から発生する明滅効果の高いフラッシングが、やる気のない低活性バスの狩猟本能を強く刺激します。
ダルド(イタリア語でDARTの意味)は、糸鳴りを極限まで抑えた軽いジャークで大きくダートするため、手首への負担が軽く、一日ジャークし続けても疲れにくい設計。
ジャーキングの苦手な初心者でも簡単に切れ味鋭いダートを発生させることが可能です。
また、独自のマグネット式重心移動システム搭載により、サイズに左右されない抜群の遠投性能と、安定した潜行性能を発揮します。出典:イマカツ
フックはピアストレブルダガーの#7に変更。
タフ化するフィールドに順応し進化する、ピアストレブルの遺伝子。
経験から導き出された掛るフックポイントセッティング。
耐摩耗性に優れた特殊鋼材。RYUGI剛性論に基づく形状。異次元の貫通力を生むTCコート。
ピアストレブルが誇る性能はそのままに、ライトプラッギングに対応するようダウンサイジングを施したのが、このピアストレブルダガーである。1点で刺さるワームフックと違い、トレブルフックはルアーに装着される特性上、2点、3点で同時に刺さる事が予想される。ただでさえもフッキング時のパワーが1/2,1/3となる特性を持つフックの上、ライトロッド、ライトラインでの弱いフッキングが前提となれば、フックアップミスのリスクは大きくなる。 ピアストレブルダガーはただダウンサイジングするのでは無く、 ややロングシャンク化する事でフッキングパワーを向上させると同時に、 ショートバイトを絡め取りやすいセッティングへと最適化。
バーブもやや小型化する事で、 しっかりと魚にフックアップし、 ランディングへと持ち込む。その血統は、紛れもなくピアストレブル。
出典:リューギ
ロッドで動かすタイプか、巻きで動かすタイプか
貼るのジャークベイトといえば、ジャーキングだったりポンプリトリーブだったり、はたまたデッドスロー巻きだったりと、いろいろなパターンがある。
ミハラが東条湖で実践したのは、2パターン。
リップライザー110はデッドスローシンキングに調整しているが、基本的にリップライザーはロッドワークではなくリーリングで泳がせている。
イメージは、泳ぎ切る小魚。
元々は潜らせて止めた際の浮上でバイトを引きだすリップライザー。
巻いた時のパワーは他のジャークベイトを圧倒する集魚力を持ち合わせているので、リップライザー110を使う場合はストップ&ゴー。
ダルド100はロッドワークでジャークやトゥイッチの使い方。弱めだが鋭いダートでスイッチを入れるのが、ダルド100の強み。
これぞ産卵であがってきたワカサギ系ベイト。
ルアーをルアーとして使う東条湖で、明確に使い分けできるジャークベイトが、この2種類! 今春は確実にイイ仕事を果たしてくれるはず。