ロボのポストビッグバス直結セオリー(=BigTheory)は「チューンドのI字系」
様々なコンディションの個体が入り乱れる中で、最終的に狙いを定めたのがポストスポーン。その理由はサイズにある。
ポストスポーンはある程度の群れで存在するのと、その群れには特デカサイズもまじっている状況だったことから、あえて食わせづらいポストを追いかけることがビッグサイズ連打に直結。ただし、本当に食いがシブいというか、追いもニブい。
警戒心も非常に高いため見切るのも早く威嚇系のバイトも多いので、非常に苦しめられたのも事実…。その状況下で疑いなくバイトに持ち込めたのが、I字系プラグ「バンタム・ジジル」のデッドスローシンキングチューン。
出典:シマノ
もともとフローティングで表層タダ巻きやトゥイッチ&ステイなどで使用するジジルだが、今回の特殊な状況下では接着鉛板を貼ってラインを張ればサスペンド、ラインをゆるめるとデッドスローシンキングになるよう調整したモノを投入(接着鉛板はスミスのチューニングシンカー6㎜を愛用)。
追いがニブいビッグサイズも疑いなくバイトに持ち込むのは、チューンド・ジジルのサイズローテ!
ジジルのウエイトチューンは誰でもできて非常に簡単だが、水温や風などの環境によってマメな調整が必要。表層まではでないが、ほんの5㎝、ほんの10㎝沈めてやることと、違和感を感じさせないI字スイミングが、食い気のないポストビッグの本能を直撃。疑いなくバイトに持ち込むことが可能!
飛距離が必要な場合はジジル85AR-C(写真は2019夏発売の最終プロトモデル)、マイクロサイズのベイトにサイズを合わせるならばジジル70というのも、食わせ要素をさらに研ぎ澄ます工夫の1つ。
ちなみに、2019年夏にリリースされるジジル85AR-Cには飛びと泳ぎを両立させるAR-C重心移動システムを搭載!
シマノ独自のAR-C重心移動システムは、シャフト式重心移動ウェイトをスプリングで制御。キャスト時にはウェイトが後端へ移動し飛距離を伸ばし、ルアーが着水する前にウェイトがスプリングの力で泳ぎ位置に戻る構造で、着水後のひと巻き目からベストなパフォーマンスを発揮する事が可能です。出典:シマノ
なお、今回のBigTheoryとなったチューンドジジルだが、85AR-Cにはチューニングシンカーの6㎜を2枚、70には6㎜1枚が奥田チューンの基本(タックルセッティングや水温・風などの自然環境により要調整)。