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三原節 シーズン5 三原節[みはらぶし]其の拾伍(vol.15)「淀川でロクマルを斬る!」

三原節[みはらぶし]vol.15 「対ロクマル巻き展開【レインボーブレード&MJシャッドテール】」

強風が吹き続けたならば大本命の展開!

風がない時間帯は魚がいればサイトフィッシングで探して見ながら魚に合わせていくのが1つ。

もし風が吹きはじめたら、その風が当たるエリアでの巻き展開が1つ。今回はこの2本立てを想定。

メインエリアとした上流と中流は下流側からの強い南風が吹くとイイ感じに当たる所が多い。

特に今回の狙いでもあるロクマルクラスは、こういった環境変化や状況変化のタイミングで巻き展開も当てていかないと非常に難しい。

そんなミハラが用意した巻き展開でメインに使っていたのが、レインボーブレード。

全速度域完全対応、さらにカーブフォールでも動き続ける新機構チャター! Rainbow Blade
チャターには特別な想いが強いイマカツ。モグラチャターブレードから始まり実に10種以上におよぶラインアップにより積み上げられた経験と知識。ここに独自の理論と視点でさまざまなヒットルアーを世に送り出してきた山岡計文のアイデアが融合し、生み出されたのが次世代型チャター『レインボーブレード』です。
レインボーブレードにはチャターブレードが前後に移動する『グライドアイ』が装備されています。リトリーブスピードによってブレードが自動的に前後に動き、もっとも効率よく水を受ける場所に移動します。この機構があることでラインテンションを緩めたカーブフォールでも水を受けてブレードが動き続けます。
日本のフィールドに合わせたスーパーハイピッチアクションを採用し、常に最適解に移動するグライドアイにより遠距離でも手元まで明確に伝わる強烈なバイブレーション&スクラッチサウンドを発揮します。
超高速からカーブフォールまで破綻せず泳ぎ続けるバランスのよさは、どんな状況でも狙い通りのアプローチが可能。プレッシャーの高い状況でもアングラーの武器になってくれるこの革新的な性能をぜひご体感ください。
爆速シャッドとの組み合わせで最高のスイミングバランスを発揮します。

出典:イマカツ

トレーラーにはWAZAMONOブランドで登場予定の新たなシャッドテールワーム。

その名も「MJシャッドテール」。

1/2ozをベースに、浅いエリアでは3/8ozにローテ。

トレーラーは両方ともMJシャッドテールで使用。

 

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チャターでの狙いドコロ

風や流れが当たるテトラやバンク沿いの障害物、ワンドの入り口付近やブレイクのショルダーなど、魚があがるであろう場所の一歩手前にあたるポジションを徹底的にトレース。

風はできれば普通の強さではなく、岸沿いが一気に濁りぐらいの強さがベスト。

そのため、その強風が絡むエリア内でもよりしっかりした大型ストラクチャーを狙いたい。

八雲ワンドの本流側では予報通りに南側からイイ強さの南風が吹き散らかしてくれたが、反応ナシ!

こういったエリアでレインボーブレードの巻き展開なら魚がいれば即答えは返ってくるはず。

大道ワンドは本流沿いのみ風が通っていたが、かなりの可能性を感じていたエリアの1つ。

ワンド入り口の両サイドは浅く、石積みもリンク。

ワンド内はそこそこ規模の大きいレイダウン系カバーも点在。

ミハラいわく、魚が本流からあがりやすい地形のため、天候関係なしにデカバスほどチャター系を食うはずと予想。

その最たる理由とは、バスが本流からすぐにあがってこれる立地条件のため、ルアーを見てないフレッシュな状態で入ってこれるから。

淀川をはじめ、プレッシャーが高いエリアほどデカバス実績も高いワケだが、ルアーにスレていない状態でリンクしてくる場所を狙うということも、巻き展開でハメるためのキーワード。

そして、上流部のワンドではワンド以外に外側の本流沿いもチェック。

ココでは本流沿いの岸ギワを流れよりも速く巻いていた。

逆に水の動きがニブいワンド内でカバー周りを撃つ際は、直接その周りに撃ち込むのではなく、カバー奥の対岸に一度当てるか乗せて着水させていた。

ワンド内は投げれば投げるほど、通せば通すほど魚の興味はなくなるため、勝負は1投で決まる。

また、レインボーブレードは同系統のブレードベイトと比べると少し弱いため、アプローチやトレーラーのアピール度で存在感を足しているイメージ。

場所によって風の恩恵が薄い場合、ミハラはスイムジグにローテ。

使っていたのはモグラスイムジグ1/2oz。トレーラーは同じくMJシャッドテール(プロト)。

発売以来10年の実績を持つロングセラー『モグラジグ・スイミング』を、更に高性能に『モグラスイムジグ』としてブラッシュアップしアップデート。あらゆるカバーに対する圧倒的なスリ抜け性能はそのままに、ブラシガードの取り付け位置、角度、強度を再セッティング。更にPTFEコートフックを搭載することで、貫通力が格段に向上。抜群のガード性能とフッキング性能を高次元で両立させています。5インチクラスシャッドテールやジャバロン等と組み合わせることで、圧倒的ビッグフィッシュ捕獲能力を発揮するスイミング専用ラバージグです。

出典:イマカツ

ミハラいわく、チャター系はブレードを取ればスイムジグになる。

風や波、濁りでアピールがほしければブレードで振動やフラッシングを発生するチャター系。

水色もクリアで風や波も比較的ない場合は、もっとも弱いスイムジグが巻き展開にはふさわしいという考え方。

シャローバンク&ちょい沖ピンスポはシャッドテールの巻き

ミハラが気になりすぎて、初日の夕方と翌日の朝にチェックした上流エリアの流れが当たるシャローの岸沿いカバー。

水深のないこのエリアでは、レインボーブレードではなくMJシャッドテールのノーシンカーをセレクト。

MJシャッドテールのMJはミハラジョイントの略。

イマカツでもありそうでなかったシャッドテールワームをミハラが手掛けていた。

スロー巻きでもよく動き、ボトムにコンタクトさせながらでも理想のアクションを発生するシャッドテール。

 

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もっとも特長的なのはボディ両サイドに設けたクビレ。

ボディは偏平でV底。リアボディはわりとスレンダー形状。

単体で使用した時の浮き具合やスイムアクションを自らの理想に近づけながら微調整。

現時点のテストモデルだが、完成の日も近い。

全長はそこそこ長いが、テール部は一気にチョークされたフォルム。

テール形状は水受けもイイ感じで、スローに巻いてもボディシェイクしながらしっかり水を動かすシャッドテールとして煮詰めている。

フックはインフィニの#5/0をセレクト。

経験が語る、オフセットのあるべき姿。
ベンドデザインとクランクデザインは、高い実績を誇るピアスフック理論を継承している。
ベンドは伸びに対する高い復元力を有し、クランクはフッキング時にワームがズレやすく、 フッキング率を高める。 更に、ストレートフックの逸品、タントラムコントロールで培った ノウハウを注入。

ギャップ幅と鈎先の向きとのバランスを煮詰める事で、魚に触れやすく、 かつ、フッキングパワーのロスが極力出ない形状を導き出した。 素材はフォグショットなどで採用しているサイバーメタルを採用する事で、 鈎先が鈍りにくく、フックの剛性を更に高めている。 RYUGIの経験の蓄積から生まれた、 究極のスタンダードオフセット。

出典:リューギ

一見、何もないように見えるが沖に石積みがあり、サンドバー的に沖まで伸びているエリアを発見。

沖といえども水深はない。

この先端部のみ石が露出していたので、このピンスポットだけをMJシャッドテールのノーシンカーリグでチェック。

また、このストレッチは流心の変化と水量の兼ね合いで、一時的に岸沿いのカバーに直接流れがブチ当たる所や反転流も点在。

カバーだらけのストレッチだが、狙っているデカバスが付きそうなのは、反転流や流れの当たるカバー!

こういったシャローカバーだけをバッチバチに撃っていくが、スナッグレスで抜けもよく、スローで水を攪拌するMJシャッドテールは最適解に思えた。

初日の夕方は見ため以上に条件がよさそうだったが魚は不在。

そこで翌朝もリトライしたが、前日よりも水位が低下することで、本流の流れも変わってしまった。

今回の巻き展開はロクマルサイズのみを追いかけての展開であり、まさにゼロワンゲーム。水量の変化をシビアに感じるデカバスほど動くのも早いが、それにリンクした時は一撃で勝負が決まる!リスキーだが正解ならば見返りはデカいのが巻き展開!

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