そんな【アップデート】なんですが…
某日、弊社で行われたレイドジャパン金森氏との企画会議。
これは某ゆたかボーイの企画をどうするか?という話だったが、この会議から、企画内容は違うベクトルで進行していくこととなる。
2年間、関西/近畿のフィールドを歩いたKinkiウォーカーでもカナモは助演として主演ゆたかボーイを必死に切り盛りしていたが、その中でも自身の動画番組を忘れられないよう、たびたびフレーズは出していた。
そう、Vish×金森隆志の動画番組といえば「UP DATE(アップデート)」。
ただ、この会議で話がヒートアップするうちに、自らの存在定義をキングボンビーとまでいってしまっているカナモ。
釣りの動画番組、キングボンビー、ゆたかボーイの教育などなど、いろんなことがまとまらない。
こちらよりも先に動きだしたゆたかボーイは、「Kinkiなんですが…」というタイトルで、パチものの主演がソロの動画番組という【本物】を目指す。
ならば、こちらは本物からパチもんでいいじゃないのか?
アップデートという高貴な看板を少し下げ、少し趣向を変えていくことにした。
ということで、久々の主演カナモが降臨!
ロケ初日のOPですべてを明かすということで、この企画の正体は動画番組同士のクロスオーバー!
本来は動画同士でやり取りしたいところだったが、片方は一切気づいていないままにして、一方的にクロスさせていくことにした。
某ゆたかボーイはソロで復活を目指すためミッションを達成していく動画番組「Kinkiなんですが…」を開始。
ならばコチラもやらなければいけない。これもゆたかボーイには一切知らせておりません。
ならばこちらは、元主演が知らない裏側でミッション達成の邪魔をしながら、みなさんの釣りに関するアップデートも敢行してみよう。
「アップデートなんですが…」を始動。
そんなアップデートなんですが…の第一回で訪れたのは、三重県の古豪リザーバー「青蓮寺(しょうれんじ)ダム」。
主演カナモもオカッパリは初ということで、朝から下見をするべく車でドライブしたところ、平日の朝から入れそうなポイントは車と人だらけ。
満員御礼でした。
そんな状況だったが、主演カナモいわく、どこかで事は起きます!
Kinkiなんですが…の主演ゆたかボーイは、自分の動画番組に染めていいのかとのたまっていたが、それをさせないための抑えの切り札が、アップデートなんですが…の主演金森隆志なのだ。
現場に降り立ったカナモが感じた季節感とは
ロケは5月末で、梅雨前にもかかわらず日中は高気温になる日も多く、季節感は例年よりも早いと思わせておいて、実は遅かった。
それもそのはず、気温差が非常に大きくなったのが5月末から6月中旬。
さらに、ロケ前から局地的な大雨が続き、数日で水位は2mほど上昇。
梅雨前の大雨は水温自体も下げてしまうため、魚の動きもリセット状態となった。
ココでカナモを待っていたのは、狭いエリアを行き来するアフターっぽい個体。
観ている人のアップデートはもちろん、裏のテーマはボンビー。
その大きな理由は、Kinkiウォーカーで主演を任せたゆたかボーイだったが、Kinkiなんですが…で少し刺激が足りていないと判断。
まさに監督がいないと練習しない部員と同じ! これでは強くなれません。
強くならない=ソロになるにはまだまだ弱い!
そんな想いとはウラハラに、複数いた見えバスは全部顔見知りに。
同じ範囲内に4尾が入れ替わり立ち代わりで泳いでいるだけだった。
時間を変えてほかの場所にも入ったが、何もいない。
とにかく魚がいない!
どこかで事は起きる! と断言したカナモだったが、事は起きた。
青蓮寺ダムから高山ダムに大移動!
【警告】この大移動はキングボンビー役のカナモにしかできない荒業。
ただ、釣れなかった青蓮寺ダムをなかったことにしないのはカナモの技量!
ここ近年、映像で多くなった高山ダム。ただ、5月末~6月頭の高山ダムは初とのこと。
想像以上の水位と当日の濁り。通い詰めているロコアングラーですら前日は0という、状況はぶっちゃけよくない。
狙いたかった中流から下流は、岸沿いに魚を発見するも、まさかのスポーニング。
こうなると狙うのはほかしかないということで、強制的に上流を歩いて探ることに。
現場の見ためだけなら上流部だが、季節感は遅い。
水は冷たく濁りも蔓延、セオリー通りに岸ギワを攻めるも無!
そんな状況の中、たまたま釣りにきていたロコアングラーからもらったヒントで起死回生のバイトを手中に収める!
カナモのロケ史にも恐ろしく釣れなかった日として刻まれた初日。
絞りだしたのはスゴいが、この釣れ方ではアップデートできない!
ただ、ゆたかボーイの邪魔をするキングボンビーの役割を果たせる時がきた!
キャッチしたのは47cmで、Kinkiなんですが…のルールに乗っ取り10ポイント獲得。
このポイントはゆたかボーイの残ポイントとして乗っかります。
釣り方自体もで何か見えるモノをつかめれば、それを入り口から出口まで分かりやすいく伝えていく。
これこそカナモのアップデート!
翌朝は前日の状況をアテにして同じく上流部にエントリー
ボトムで転がす攻めでバイトを引きだしたカナモ。
今の時点で意識しているのはボトム中心の攻め。
主演として釣りの中身をアップデートしていきつつ、なぜか抜けきらない助演感。
釣果を導きだしながら、ゆたかボーイの釣果に対してクロスオーバーさせていく。
それが主演カナモのクロスオーバー動画番組「アップデートなんですが…」。
その後もわずかなヒントを元に次につながる魚を食わせるカナモだが、思っていた答え合せができない。
シチュエーションから見ると正解はマッチ・ザ・ベイトと思いきや、実際はボリュームが優先!
この時点でも気持ちよくアップデートといわせてくれないし、させてくれないのが高山ダム。
ただ着実にキングボンビー役はこなせている。
ここでカナモが気づいたのは、決めつけがよくないこと。
一方通行的な考え方だと、いざ対面から相手がきた時はなすすべない。
この状況を打破するためにできることが、ダメ元でもいいからいろんなことを試すということ。
時間経過とともに流量は落ち着き、水位も水量も変化。
釣りでよくいう、濁りはじめと澄みはじめ。増えはじめと減りはじめ。
よくも悪くも状況変化という点では間違いなくターニングポイントとなる。
Kinkiなんですが…主演への攻撃はまだ終わらない!
激タフの高山ダムで、思っているほどキングボンビー役を果たせていないと感じていた主演カナモ。
ここでKinkiなんですが…では発動しなかったチケット制度を導入。
釣った魚の数でもチャンスをもらえる、いわゆる「攻撃のターン」である。
何かしら回して出てくる小道具が好きなクルーだが、こちらも一切ヤラセはございません。
初導入のため、まさかの出玉を期待していたワタクシどもなんですが、いたって普通の数字でした。
これも神が与えし仕事なのか、ゆたかボーイへのプレッシャーは自身の釣果でかぶせろということ?
午前中に感じた魚の趣向とは?
本来ならばマッチ・ザ・ベイトがもっとも効くと思った矢先、まさかのボリュームが優先。
前日はザリガニの転がし。そしてこの日はジグタイラー。
ルアーを見せて食わせるというよりも、食える個体がいた時に食ってきた。
現時点でいえることは、精度ではなく確率であること。
水量の変化とともに、バスの反応するモノも変化。
ザリガニコロコロではバイトがなく、ギルを転がすとバイトがある。
ただ勘違いしてはいかないのが、流れの通る流心にギルはいないこと!
目まぐるしく変わっていく水深と流れのコース。
ここで生まれようとしているのは「偏り」。
状況の偏りを見抜いたカナモは誰にも止められない!
水況が落ち着いた時、ベースになるのはこのポジションと仮定していた場所から狙い澄ました1尾は49cm!!
さらに狙いは的中!
天井(水面)が下がったことを感知してノーシンカーのカットスウィングでも狙い通りのバイトを引きだすことに成功!
これこそ偏り!!
アップデートするための要素を引きだしながら、ボンビー役も的確にこなすカナモ。
今回の狙い、釣りにおけるアップデートはもちろん、裏テーマはゆたかボーイが獲得したポイントをリセットすること。
フタを開けてみれば、釣果もそこそこで初回からしっかり邪魔ができた様子。
ただ、このことはSNSなどでのDMで絶対に送るなとのこと!!
その理由は、ゆたかボーイがこのことをまったく知らないから。
ちなみに、ゆたかボーイはKinkiなんですが…のミッションを達成するべく淀川で愛のあるサイズもGET。
ただこのポイントを上回る釣果をコチラで達成。
イイですか? DMは絶対にしちゃだめですよ!
初回に与えたダメージは44ポイント。
このポイントは、Kinkiなんですが…vol.2のオープニングで強制的に加算(+44)されます。
■Vish アップデートなんですが・・・vol.1本編