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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン6 奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.17 「Road to The Giant デカバスへの軌跡 」

奥田学ビッグセオリーvol.17 「サイトかアユか。ドン底からのThe Giant!」

梅雨初夏の北湖でジャイアント探し

少し前の梅雨初夏タイミングに、サイト中心でジャイアントバスだけに狙いを絞った毎年恒例のスペシャルゲームを敢行。

ところが奥田の表情は険しかった。

季節感の大きなズレと、とある不穏な天候変化。そして、いつも悪天候を呼び込む知人がきていたこと。

風がなければサイトだが、思った以上に水中の季節は進行しているかもということで、これからの季節の行く末を占うアユの量を見てから決めることとなった。

長浜の沖から岸寄りはアユボールが接岸していたが、とにかく少ない。

ただ梅雨初夏の風物詩的なパターンだけに無視もできないため、とりあえず最北を目指す。

魚のコンディションを素早くサーチするため、表層アタックも交えながらスピーディーにサーチして現状を洗いだしていく。

季節が進んでバスがエサを欲していれば、確実にチェイスしたり、アグレッシブな反応を見せるはず。

そんな思惑とはウラハラに、見えバスもほとんど見ることができず、見えてもサイズはバラバラ。

奥琵琶湖のスギハナ、飯浦から山梨子、西野、片山を徹底的に流すも決定打ナシ。

そのまま、アーリーサマー展開でつづら尾崎周辺もチェック。

魚はいたが、その瞬間だけ。

例年と何かが違う。

今年の6月中旬は例年よりも水中の季節感が遅かった。

それもそのはず、今期の春は外気温こそ高い日もあったが、寒く感じるほど冷え込んで荒れることも多く、全国的にスポーニングも遅れ気味。

この影響は奥琵琶湖、湖東、湖北、湖西も同じ。

ロケ前はサイトでジャイアントサイズだけを選んで攻略する予定だったが、魚のモードがそこまで進んでいないのが現状だった。

春っぽいエリアやアプローチはもちろん、初夏っぽいエリア&アプローチも展開していくが、魚の反応どころかチェイスすらない。

バスがいない!

まさに緊急事態。

ぶっちゃけ、魚はいるけど食わないポストスポーンと想定し、ポストの王道・マンバのネイルリグにシフト。

西岸のマンメイドをネチっこく撃ってみると、ティップを揺さぶる異常なまでのショートバイトに悩まされる。

魚は複数リンクしていたが、とにかく食いが浅いため、送り込んでもすぐ離す。

ここで奥田が狙ったのは、強い(デカい)個体特有の深いバイト。

北から南に流れるカレントの向きとルアーのトレースコースを合わせていくことで、しっかり食わせることに成功!

サイズはまさにジャイアント!!

ところがその後、急に南東風が吹き荒れ大荒れに激変。湖西・大溝エリアから撤退を余儀なくされる。

これは間違いなく某氏の呪い。

翌日の天気は大幅に変わり、底が抜けたかのような大雨予報で朝は嵐の前の静けさ。

朝からローライトだが、ここ最近の春~初夏は太陽パワーが絶対に必要。

魚はポストモードで動かないし浮かない。

ここで炸裂したのが奥田のポスト攻略奥義、ストレートワームのフィネス展開。

状況は確実に把握したが、お題はThe ジャイアント。

ここからは季節感の進行が早く、強い個体を探す。

ミドルエリアを中心に、シャローの考えられるエリアを徹底的に探るも、無情の雨。

魚は沈んで動かなくなり、季節感も逆戻り。朝の1尾以降、バイトすらない。

その後は予報より早く風をともなう大雨となり、途中で一時避難するほど。

過去最大のピンチに陥ったが、奥田の頭の中にあったのは魚のポジション。沖の浚渫。

ポストスポーンのど真ん中=スポーニングを終えて一段深い場所に落ちたと想定。

ここで身を寄せられるウイードパッチがあれば、やる気のあるジャイアントはショルダー付近にいるはず。

狙い定めた浚渫のインサイドに広がる縦ウイードで、ポストスポーンのビッグセオリーが的中!!

想定通りのどポスト体型ジャイアントを攻略。

ここ数年、ひと場所1尾の琵琶湖だが、ポストスポーンのビッグセオリーには通用しない。

しばらく時間を空けて入り直したその1投、奥田は再びキャプチャー274M-2のティップを絞り込むバイトを引きだした。

キャッチしたのは季節感の遅いプリスポーン体型のジャイアント!

この個体をキャッチしたあと、さらに雨脚が強まったため、一時退散。

今回は雨と風で強制終了となったが、6月中旬でポストスポーニングど真ん中の状況となり、過去イチぐらいのキビしい状況。

その中で奥田がバイトに持ち込んだのはどポストの王道であり、まさにポストのビッグセオリー! ニャン隊長だった。

今年の季節進行は異常で、梅雨の期間もごくわずか。このあと急な高気温で水温は急上昇し、場所によってはウイードが伸びきる前に立ち枯れ。7月中旬で湖北の水温は30度前後となり、ひと月ほど早くバスはディープエリアに落ちる形となった

■Vish 奥田学ビッグセオリーvol.17本編

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