例年通りの季節感なら表層ビッグベイティング
開始すぐに表層系で魚の様子を見た奥田。
ロケ時は少し早かったが、ウイードの成長次第では水面のビッグベイティングも大きな武器となる。
増水や雨による濁りでエサとなる小魚が水面などでザワつくような時は、Btフォースの出番。
バンタム・Btフォースといえば、奥田が手掛けるジョイントウェイクビッグベイト。
スイムアクションのほかに、テールが生みだすスプラッシュ&サウンドアピールでも魚を浮かせてバイトに持ち込むパワーを持たせたアイテム。
縦ストラクチャーの沿いや周囲、ウイードエッジやパッチ、ショアラインなど、投げてカスめて巻いてくる。
もしくは、ロッドワークでショートジャークも効果的。
奥田の場合、飛距離と操作性、乗せやすさを追求し、ソフトティップとロングバットを兼ね備えたキャプチャー1711H-SB/2で使用することが多い。
今夏は雨も少なく水位も低い(7月末でマイナス31cm)。さらに高気温&高水温のため、狙いドコロはインレットやシェード。
遠くからでも魚に見つけさせるパワーを持つBtフォースだけに、水面のザワつきを見つけた時は投入してみる価値がある。
魚がスローすぎる時、深い時はリザクロ
魚がアグレッシブではないと判断した奥田が表層系でローテしたのが羽根モノ、ビッグクローラーベイト。
羽根モノマニアの奥田が使うモノといえばコレ、リザードクローラー。
ご存じ、スロー巻きメインで大きくクロールしながらテールのペラでもアピールする、羽根モノマニアが作ったビッグクローラーベイト。
なかなか琵琶湖ボートでイメージの少ない羽根モノだが、奥田は初夏盛夏のタイミングで使うことが多い。
魚の動きがニブくて速い動きについてこれない時はもちろん、魚がディープに落ちる頃で、ディープのハンプから一気に浮かせる時にも多用。
基本はデッドスローで巻き、金属製のウィングが水面から左右交互にチラチラ見える程度だったり、水面を交互にトポントポン叩くぐらいのスピードが一般的。
デッドスローに近いスピードで引いてくるリザードクローラーは、縦ストにタイトに付く個体も浮かせてくるパワーを持つクローラーベイト。
昔からよく聞くのは、真夏でセミが鳴いている真っ昼間、風も流れもないシチュエーションでもっともデカバスを浮かせて食わせるのが羽根モノ。
虫系ワームなどと比べるとサイズはかなり大きいが、その分サイズを選べるのは間違いない!
元々は河川のデカバスハンティング用ルアーとして注目されたクローラーベイト。
止水エリアはもちろん、カレントが効くエリアでカレントを利用したトレースも面白い。