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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン6 奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.17 「Road to The Giant デカバスへの軌跡 」

奥田学ビッグセオリーvol.17 「動かないバスを食わせる秘策」

どポストで動かないデカバス攻略の秘策

例年通りなら…という予想は時としてすべてを狂わせる。

ここ最近は、潮回りよりも太陽光、寒い曇天よりも晴天で魚は大きく動く。

時折バスは見かけたものの、完全に体力のない状態といえばよいのか、まさに「どポストスポーン」の真っ最中。

ビッグベイトやジャイアントベイトなど水押しの強すぎるモノは返って警戒される。というか、まったく食わなくなる状態。

泳ぐ魚の姿を見ても疲れ果てているのがよく分かるほど。

過去にも遭遇したポストスポーンで、ド定番の攻めはコレ

奥田いわく、ポスト期の基本は縦ストラクチャーや縦ウイードなど、バスが身を寄せて隠れやすい場所。

こういった場所にいても、バスはまったく何も食わないワケではない。

ただ、ルアーのスピードや激しい動きに追いつけなかったり、食っても吸い込むパワーが弱かったりする。

翌日に奥田が実践してくれたのが、ポストスポーン時の攻略法。

それはストレートワームのネコリグで、縦ストラクチャーに対して垂直に落とし込むこと。

ワームはご存じ、マグナムスワンプクローラー。

現在はレートの関係上、1袋2000円前後の高級ワームになってしまったが、中身の威力は変わらない。

フックは、奥田が信頼を置くガード付きマス針、モスキート・ヘビーガードの#2/0。

ヘビーカバー対応ガード付きマスバリ!

●細軸タイプでヘビーワイヤーガード付きのマスバリ。
ガードをヘビーワイヤー化するだけでなく、常にフックポイントをガードし、よりガードカをアップさせるための新形状設計。障害物回避性能とガードの硬さを感じさせないフッキング性能を両立したフックです。ステルスワイヤーガード採用により、スレたバスにも違和感を与えません。ワイヤーの固定は一本一本全て手巻きで行い、2層コーティングしてあるので強度も十分。仕上がりの完成度を極限まで高めました。グランポイントの採用により、ハリ先の鋭さ、持続性は他の追随を許しません。

出典:バリバス

ロクマル超えのアゴも貫く強靭なガード付きマス針だが、フックポイントの鋭さも奥田の気にいっているところ。

魚が何かに寄り添っていれば、その目線の前に送り込むようなアプローチがポストスポーン攻略のキー。

食ったらそのままベールを起こしてラインフリー。ストレスを感じさせずに吸い込ませる。

十分に聞いて持っていかせるぐらいがちょうどよく、そのままスイープフッキングが理想。

今も昔も変わらない、産卵直後の食わないタイミングはストレートワームのフリーフォール。

これがまさにビッグセオリー!!

大事なのは、フリーフォールさせてから必ず5秒以上待つことにある。

いるけど食わないことは今に始まったワケじゃない。

ただ、瞬間的に食いやすい時間があるのも事実! それが時合。朝夕マヅメのイメージも強いが、間違いなく10時から昼の間はチャンス。

魚のポジションやコンディションをイメージできた奥田が、狙い定めたのは沖の浚渫エリア。

スポーニングが終わったら魚は大きく動けない。ならば、深場が隣接するスポットで、身を寄せやすいウイードパッチが点在する所は高確率で魚がリンクするはず。

予報の大雨が降りだしたタイミング。ここで奥田の予想が的中!

ストラクチャーに対してフリーフォールさせ、着底したら5秒以上待つ。

動かしすぎずにステイを織り交ぜ、大きく動かしすぎないこと。

バイトっぽい違和感があればベールを返して送り込む。これが超ショートバイトを乗せるコツ!

この展開が的中し、ポストスポーン真っただ中のジャイアントバス捕獲!!

あれだけ送り込んでも掛かり方は皮一枚。

この掛かり方があるからこそ、パワー勝負のファイト一辺倒ではなく、ドラグワークを利かせたファイトは重要!

さらに雨風が強まったタイミングで再びバイトが発生!!

フッキングしてから異常なまでに絞り込む強烈ファイトをいなしてキャッチしたのは、プリスポーンジャイアント!

この季節感のズレこそが、魚のポジションやコンディションを大きく変えていた要因。

想像以上に苦戦させられた理由は、おそらく北湖の広範囲がポストスポーンのど真ん中だったこと。長年通い続けていてもレアケースだったが、長年向かい合ってきていなければ対応策も生まれない。魚が動けない・食わない時こそストレートワームが強い

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