本命パターンの1つは魚食い
季節柄、本湖の水質が悪化するタイミングだったため、流入河川に入ってくるフレッシュなデカバスを一網打尽に攻略できればなおよしと考えていた今回。
小場所だが同じ季節で過去に実績のあるスポットをランガンしながらキムケンが使っていたのは、スイムベイト。
マグドラフトの5inch。
アメリカでも日本でも評判のジャパニーズスイムベイト。
造形美と実釣力の高さを融合したメガバスを代表するスイムベイトが、マグドラフト。
マグドラフトはスロー、ファストどちらでも、安定したリトリーブが可能なスイムベイト。アクションはウォブンロールを基本に、一般的なスイムベイトよりもややハイピッチに動きます。また、ベリー部のスリットとメガバス独自のマグホールドシステムでフックをボディへ密着。フックの存在感をカモフラージュし、魚への違和感を解消しています。
出典:メガバス
キムケンがカスミ水系で使っていたのは5inchモデル。
イメージはイナッコ。
霞ケ浦といえば基本的にほぼエビ絡みのパターンが王道。
これは誰もが感じているところ。
その王道に真っ向から挑んでみたのが今回のキムケンスタイル。
なくはないパターンだが、ハマった時の見返りは強烈なはず。この強烈な見返りがキムケンを奮い立たせた!
ここ最近はボラなどの魚系ベイトを追ってないという話も耳にしたというキムケン。
すべては試してみないと分からない! ということで勇猛果敢にマグドラフト5inchでサーチしていた。
キムケンのオススメスイムベイトの使い方とは?
マグドラフトといえば、数あるスイムベイトの中でも強い波動を発生するアイテムの1つ。
特にチューンする必要もなく、そのまま使えるスイムベイトだが、キムケン的にオススメしたいのは、頭部のアイにスプリットリングをセットすること。
スプリットリングは#3でOK。これだけでロールアクションが増幅するとのこと。
場所や食っているモノに合わせてサイズ展開できるスイムベイトがマグドラフト。
キムケンは6inchや5inchを使うことが多いらしく、6inchの場合はフックをピアスクアッド#2に変更。
“運”を引き寄せるチャンスメーカー
正解と思えるタイミング、タックル、ルアー、アクション・・・全てを揃えて狙う魚に挑んでも、その魚を獲る為に拭きれない”運”の要素。「しっかりと喰わせたのに、掛からなかった。」こんな経験をし、涙をのんだアングラーも多いはず。掛からなければ始まらない。とにかくバイトを掛け、チャンスメイクをしてくれるフックが欲しい。その構造上、バイト時に魚体に対してフックポイントが複数本接触する可能性が高まる為、魚体を絡め取る可能性が向上する。絡め取った魚体は、魚の闘争に合わせて回転追従するスピンアイでバレを抑制。”運”に泣かない為の、掛け重視という選択肢。ピアスクアッド。
出典:リューギ
マグドラフト5inchはそのままでの使用もOK。
マグドラフトはテールが醸しだすスイムアクションとロールアクションが秀逸でハイアピールだが、キムケンが注目しているのはアイポジション。
巻いた時の浮きあがりを抑制するアイポジションで、魚を見切らせずにバイトを引きだす大きなギミックを持つスイムベイト。
このアイにはスプリットリングをぜひセットしてほしいとのこと。
実際、スプリットリングをセットしたらどうなるかというと、スイム時に頭を細かく振るマグドラフト特有のヘッドシェイクが入りやすくなる。
そして、タダ巻きした時にロールアクションが増幅する。
キムケンはタダ巻き以外に、甘噛みバイトを深くする意味でストっている(ラインスラックをだしながらリーリング)。
5inchといいながら細身でコンパクトなマグドラフト5inch。
リングをセットすれば、さらにパタパタとロールさせやすくなる。
カスミ水系でも大きすぎないサイズ感だが、ロケ時のバスはエビ食い中心。
アプローチとしても、魚のスイッチが入った瞬間しかバイトチャンスがなかった。
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