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キムケンスタイル シーズン9 キムケンスタイルvol.21「5年ぶりカスミ水系オカッパリに挑む」

キムケンスタイルvol.21 「スイムベイトの二段活用【マグドラフト・フリースタイル】」

魚系ベイトパターンの秘策がキムケン式リグ

エビ食いパターン真っただ中のカスミ水系で、理想の魚食いパターンのデカバスを追いかけたキムケン。

手堅そうなパターンも大事だが、万が一に賭ける攻め、それがキムケンスタイル!

この魚系ベイトパターンで使っていたのは、スイムベイトのマグドラフト5inch。

特に引っかかる恐れのない場所ではマグドラフト5inchだったが、石畳やカバー絡みのエリアでキムケンがローテしたのは、マグドラフトのフリースタイル。

タフフィッシュを微塵も迷わせず、果敢にバイトを引き出すフィーディングマジックスイマー「マグドラフト」をウェイテッドフックやジグヘッドなどを用いて使えるフリースタイル・ボディフォームを実現したのが、マグドラフトフリースタイルです。全米のトーナメントを席捲し続けているオリジナル・マグドラフト同様の釣獲力はお墨付き。込み合うカヴァーエリアにストレスなく、果敢なアプローチが出来る頼れる存在です。

出典:メガバス

マグドラフトシリーズでともに5inchを使用していたが、サイズはボラの稚魚に合わせたため。

ただ、マグドラフト・フリースタイル5inchはキムケン独自のリグで使用。

それが、ヘビーウェイテッドピアスの#4/0を使ったリグ。

通常のセッティングとは少し異なるリグで、腹フックでもなくオフセットでもなく、ボトムを小突けるリギング。

キワドい所に当て込むためのキムケン式リグ

マグドラフト・フリースタイルの5inchでキムケンが使っていたリグを詳しく紹介!

アングラーも多く、小場所も多いカスミ水系のフィールド。

広大なフィールドながら、実際は食う場所、食わせるべき場所ってほんの一握りだったりする。

それが流入河川の石畳に切り替わるスポットだったり、見えるか見えないかのショボめのブッシュが1本沈んでいる所だったりする。

常に同じ場所にいないバスでも、こういった所は何かしら足を止めたり隠れたりするのは、昔から大きく変わらない。

こういった所でも引っかからずにトレースできるスイムベイトのセッティングをキムケンが編みだした。

使うフックは、ウェイテッドピアス。ロケ時はヘビーウェイテッドピアスも使用。

ウェイテッドピアスがTCコートにリニューアル

ピアスフックにウェイトを持たせ、シャッドテール・スティックベイト等でのナチュラルなスイミングや、ツインテールグラブ等の表層バジンフロッグに対応するようチューニング。 ワームのスイミングバランスと、ウィードなどのストラクチャーのすり抜けを考慮し、考え尽くした絶妙なウェイトの位置・形状・重量設定。 ピアスフック譲りのフッキング性能と線材のスプリングバックを活かした伸びにくさで、バイトに持ち込んだ魚を掛けて、獲る。 ウェイテッドピアス。

出典:リューギ

フックのアイにスプリングバックを配したリューギの代表的なフック。

もしウイードレス性能だけが必要なら通常のセッティングでもOKとのこと。ただこれは普通のウェイテッドリギング。

注目してほしいのは、フックのアイポジション。

キムケンはウェイテッドピアスのスプリングを取って使用。

スプリングを外してフックだけにする。

フックセットする前に、マグドラフト・フリースタイルの鼻先に穴を空ける。

ウエイトが付いているためフックセットはアイ側から。

それを通しやすいよう、事前に穴を空けてやる。

穴を空けたらスリット側からアイを通してフックを収める。

すると、マグドラフトと同じアイポジションでリグれる。

ボディとフックを上から重ねてみるとこんな感じ。

フックポイントは隠さなくてもOK。

腹側のウエイトとボディに一体感がある方が全体のシルエットも美しい。

このセッティングで重要なのは、真っすぐに刺すこと!

重心がお腹側にくるウェイテッドリグで、アイポジションが先端ではなく上側になるため、巻いた時のバランスが狂わないよう、真っすぐに刺すことが大事。

このキムケン式リグで泳がせてみると、マグドラならではのヘッドシェイクが生まれ、小刻みで艶めかしい泳ぎを演出しやすくなる。

キムケンはボトムにコンタクトさせるが、ウエイトはしっかり固定されているため、安定したスイミング姿勢とアクションで何かにコンタクトしても引っかかりにくい。

ロングキャストも可能だが、キムケンはウエイト部に瞬間接着剤を一滴垂らして固定。

マグドラフト・フリースタイルは今回使っていた5inchと6inchがラインナップされているが、5inchには#4/0サイズのウェイテッドピアス。

ヘビーウェイテッドピアスの#4/0は2.7g。ウェイテッドピアスの#4/0は1.3g。

ヘビーウェイト・スイミング&フォール
シャッドテールワーム・スティックベイト等でのナチュラルなスイミングや、フラットサイドワームでのフォールの釣りに最適な、ウェイテッドピアス。そのウェイテッドピアスの、ヘビーウェイトバージョンがこのモデルだ。

一段深いレンジでのスイミングや、水深のあるエリアでのフォーリング時に威力を発揮。シンキングスピードが速くなる為、手返し良く深いレンジを攻略する事が可能となる。シンカーはノーマルモデル譲りの位置と形状で、バランスの良いスイム姿勢と、ウィードや障害物へのスタックを軽減している。フックはスイミングで定評のあるピアスフックTCを採用。フッキングの瞬間にワームをズラし、フックポイントをしっかり露出させる事で、高いフッキング性能を発揮。TCコートと相まって、貴重なバイトをしっかりとモノにする。

出典:リューギ

マグドラフト・フリースタイルの6inchには#7/0のウェイテッドピアスブルータルをセレクト。

ウェイテッドブルータルの#7/0は3.5g。

ウェイテッドブルータルがTCコートにリニューアル。

ピアスフックブルータルをべースにウェイトを付加した、ウェイテッドピアスの大型版。
大型シャッドテール・スティックベイトなどでのスイミング等に完全対応。
ウェイテッドピアスで採用した、ワームのスイミングバランス、ウィードなどのストラクチャーのすり抜けを考慮した絶妙なウェイトの位置・形状・重量設定を踏襲し、最適化。 フッキング性能と線材のスプリングバックを活かしたフックの伸びにくさはピアスフックの遺伝子。
確実に掛けて、獲る、モンスターフック。ウェイテッドブルータル。

出典:リューギ

エビ食いバス以外に魚を欲しているデカバスを探してランガンした今回。

特に流入河川の石畳エリアでは、マグドラフト・フリースタイル5inchのこのリグを投入。

キムケンいわく、ウェイテッドピアスでリグったマグドラフト・フリースタイル5inchは、ボトムに当てながらストってやるとギランギラン!

どう考えてもイイことしかしてない気持ちになるほどボトムでイイ動きを演出できる。

実はボトムだけではなく、水面でエビを偏食するデカバスにもシルエットで食えるモノという判断を許すほどの実釣パワーを見せつけてくれた(掛かりきらず)。

 

そりゃそのはず、こんぐらいのエビ食ってたからw。

それが分かっていても自分のスタイルを貫き通すのが木村建太。

流れの強い流入河川はもちろん、ナチュラルバンクが多く残るシチュエーションでも使いやすいのが、キムケン式リグ。

スイムベイトとして使用しても、リアルフォルムのスティックベイト的な役割で使用しても面白いのが、まんま魚のマグドラフト・フリースタイル。

エビ食いから魚食いに移り変わったタイミング。肝心な所で引っ掛けたくない場合にゼヒとも試してみてほしい!

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