キムケンの奥の手!Bカスタムチャターのとある使い方
わりと降った雨で変化が起こりそうな翌日。流入河川や本湖で投入したのが、チャターベイト。

キムケンがセレクトしたのはBカスタムチャターの3/8oz。

すべては、ビッグバスを獲るために。
“ビッグバスを獲る”ために開発されたブレードベイト“Bカスタム・チャター”はゴリゴリとした明確な強波動と金属サウンド、障害物回避性能を追求し、素早い立ち上がりとファーストリトリーブでも水面を割らない優れたレンジキープ性能を持ち備えています。
B CUSTOM CHATTER
SIZE:3/8oz、1/2oz
¥1,320(税抜¥1,200)出典:デプス
このBカスタムチャター3/8ozは、元々セットしているスカートを取り外したモノを使用。

ラバーのボリュームや抵抗をなくし、より小魚らしいシェイプとスピードでアプローチ。


キムケンいわく、エビといわれたとて、自身の引きだしがないことも知っているとのこと。
ならば自分のできること、それ以外のパターンを探す!

Bカスタムチャターはスカートなしを使用していたが、もちろんスカート付きのモノも用意。
重さはともに3/8oz。

トレーラーはともにメガバスのスリングシャッド5inch。
アメリカのトーナメント用(特にスモールマウス戦)に使うため、在庫を全てもらってきたという話もあるほど、キムケンお気に入りのアイテム。

スカートレス仕様の簡単チューン
Bカスタムチャターといえば、Bカスタムのヘッド形状を元に様々な要素を詰め込んで完成したブレード系。



出典:デプス

キムケンいわく、数あるチャター系の中でも動きは大人しい方だが、奏でるサウンドアピールはもっともうるさいレベルなのが、Bカスタムチャター。

その騒がしいサウンドを引き立てるのがアイ付近にある金属ワッシャー。
ココにブレードがヒットしたり擦れたりしてサウンドを発生。

Bカスタムチャターを使ったことがある人なら分かると思うが、ラインやブランクを通じ、手元やグリップ全体に振動や音が伝わってくるほど騒がしい。
これは水中ならさらにやかましいと思われる。

実はこのサウンドで魚に気づかせるという点がチャター系ならではギミック。

そんなBカスタムチャターだが、キムケンは濁った時や、巻き抵抗がほしい時はスカートありのままで使用するが、スカートは間引いて半分ほどにしている。

水質がクリアの場合や、ルアーにボリュームがいらないと感じた時は、スカートを外して使用。

特に、魚の動体視力がUPしてルアーを見切りやすくなる季節からは、リトリーブのスピードもUPしたい。
そんな時に効果的だったのが、Bカスタムチャターのスカートレスチューン。

2つ並べてみるとボリュームの差は歴然!
抵抗が少なくて速く巻けるのもうなずけそうだが、大きく異なる所がある。

それが、ブレードの曲がり方。
キムケン式ブレードチューンについて
Bカスタムチャターのオリジナルとスカートレス仕様。
この2種類を使い分けるうえで重要視したいのが、ブレードの角度。

ノーマルのまま(スカートあり)やボリュームのあるトレーラーなどで抵抗がある場合は、ブレードの先端部を少し曲げる。

かたや、スカートレスチューンの場合は抵抗感がなくなるため、そのままのブレードで速く巻くとルアーが倒れてしまう。

このクセを解消するために、ブレードを2段で曲げる。

Bカスタムチャターなどのチャター系は、水を受けるブレードがアクションを発生させるリップであり、このブレードが受ける抵抗感を強くしたり弱くしたりすることで、ボディ本体に伝える振動を調整できるとのこと。

つまり、スカートレス仕様のBカスタムチャターは、かなり弱めなモノとうイメージ。
ただ、騒がしいサウンドはそのままということもお忘れなきよう。

キムケンが今までのカスミ攻めで感じていたのは、表層付近で沈み込ませず、静かに速く泳いでいくモノがよいということ。
そこで投入したのが、スカートレスのBカスタムチャター。

もちろんスピードを落としてしっかり見せたい時もあるが、その時はスカートありのまま。
今回はともに3/8ozだったが、スカートの有無で使用用途も使いドコロも変わってくる。

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ロケ時も泳ぎを見ながらマメにブレードを曲げて調整していたキムケン。

ルアーを見切りやすいフィールドほどスピードで訴えかけたいため、わずかな違和感があれば即修正がベスト。
勝負は1投で決まる!

キムケンいわく、チャター系のルアーは、ほぼi字と同じ。
そう考えると使い方や携わり方も変わりそう。









