オカッパリで絞り込んだ三原節タックルを公開!
使用タックルとして導入したのは3本で、ほぼほぼ2本がメイン。三原くんの右腕的存在のベイトタックルとスピニングタックルのセッティングを公開。
リール:グラビアス8.1【ジーニアスプロジェクト】
ライン:ソラロームⓇエクスレッド18Lb【東レ・モノフィラメント】
ベイトは、ビッグベイト用ロッドのロデオライド リバイバー70XH「バトルクライ」。
三原直之ほどJBトップ50という超ハイプレッシャーな舞台で、ビッグベイトを常用するプロアングラーはいない。三原が愛用するのは全長13.5cmのギルロイドJrブーツテール。使い方はやはり、三原独自のフィーディングサイトである。まずサイトでバスを発見し、泳ぎ方や探りルアーへの反応から何を喰いたがっているのかを分析する。ビッグベイトがいいと判断すると、バスを追いかけながらギルロイドJrが『襲われるに適した地形』を探す。「ビッグベイトが効果的な場面は、強そうなモノが弱い状態に見えたとき。ギルロイドのような強いルアーが、無防備に岸に追い込みやすいところにボーっとしてたら、バスから見れば思わず襲いたくなるんです」。バスがルアーを襲いやすそうな地形を発見すると、先回りキャストでギルロイドJrを狙いのスポットに置いておく。バスは通りすがりにルアーを発見し、「こんなところに無防備なゴチソウが(嬉)」と言ってるのが聞こえそうなほどに夢中でギルロイドJrに食いついていく。だが、食った瞬間にしっかりとアワセを決めないとこの釣りは成立しない。「止めているギルロイドは真横から襲われやすい。体高があるためバスの口が開いた状態でフックセットしなければならないため、掛かりずらくそこが唯一の難点。パワーのあるロッドでしっかりとルアーを滑らせてフックセットする必要があるんです。この釣りで一番大切なのは、十分すぎるほどのロッドパワーです」。
出典:イマカツ
ショートディスタンスでのキャストアキュラシーを追求したモデルで、ルアーのコントロールやラインスラックも扱いやすいため、自ずと操作性をさらに引き上げてくれるロッド。
三原くんがバトルクライを溺愛する理由はほかにあって、止めて食わせるビッグベイティングでも的確なフッキングレスポンスを持っているところ。簡単にいえば、早掛け仕様。
さらに、掛けてからも魚を怒らせないネバリを発揮するため、デカバス相手でもアドバンテージを与えてくれるロッド。
リールはハイギアのグラビアス8.1を使用しているが、バイトした瞬間にリーリングだけでもフッキングに持ち込めるような組合せ。
ラインは、強度はもちろん、ラインの重さでルアーを動かしたりコントロールするため、ソラロームⓇエクスレッド18Lbをセレクト。
技術の粋を究めたポンド別専用設計プレミアムライン。徹底してこだわり抜いた均一直径・均一強度・耐摩耗性能。このラインだけで全てにフィットする。出典:東レ・モノフィラメント
ビッグサイズ相手なので16Lbでは怖いけど、20Lbでは繊細に動かしたい時にライン自体の自重が時としてストレスになるとのこと。そのちょうど間を取って現時点では18Lbが絶妙でお気に入りとのこと。
また今シーズン、三原直之の新たな武器になるのが、ソラロームⓇエクスレッドtypeNS。
出典:東レ・モノフィラメント
18Lbの設定もあるので、操作性の高さを体感するためにセレクトしてみるのもオススメ(好評発売中)。
三原虫からホバストまで幅広く使用!
スピニングタックルだが、ロッドはロデオライド リバイバー61UL-M「アンセム」。
リール:ルビアス2506【ダイワ】
ライン:ソラロームⓇエクスレッド3.5Lb【東レ・モノフィラメント】
2019年JBトップ50シリーズ第1戦優勝、第2戦3位、第3戦準優勝。三原直之の快進撃が続く。彼の十八番は日本最高レベルのサイトフィッシング力。バスのフィーディング行動を独自に研究し編み出した『フィーディングサイト』を駆使し、彼が狙ったバスは必ずおいしそうにルアーに喰いつく。まるで自分で探し出したエサを喰うように迷うことなく、うれしそうにルアーを喰うさまは、まるでバスが催眠術に堕ちたかのようである。このフィーディングサイトを可能にするには、超高度なキャストアキュラシー(バスがためらいなく喰うスポットは決まっている)とルアーの飛行スピード(メジャークリアレイクでは飛行中のルアーを見られると気づかれる)、そして55cmオーバーのビッグバスと互角以上に渡り合えるハイパワー(時間を掛けると立木などに巻かれるリスクが増える)のどれもが不可欠。そのすべてを叶えるために、三原直之が培った知識と持てる技術のすべてを注ぎ込んだサイトフィッシングの化身。それが変則3ピース構造の特殊ハイテーパースピニングロッド、ロデオライド リバイバー61UL-M アンセムである。出典:イマカツ
パっと見で太いバット、細いティップが特長的なスピニングロッドで、軟らかいULのソリッドティップに強靭なMパワーのバットを合わせた2ピース仕様。
操作性の高さはもちろん、一番のキーは、手先だけで軽いルアーもプレゼンテーションできるティップ部にある。
大きなキャストモーションではビビって逃げる、警戒して口を使わなくなるバスを相手にするトーナメントシーンで戦い続けている三原くんが必要を感じて作りあげたロッドであり、サイトで使うことがメインのため、食ったらすぐにフッキングできる強いバットとベリーが持ち味。
バトルクライ同様、同じく早掛けコンセプトのスピニングロッドが「アンセム」。
ここだけの話、フロントグリップのみコルクだが、そう設計した理由もある。
指の当てやすさもあって、ファイト時にロッドを支えやすくなり、引っぱって立てやすくなるので、ファイトタイムも非常に短くなったそうな。このあたりも経験から導きだしたコダワリ。
アンセムを使用することで、大きく動かずにキャストでき、食ったらすぐに早掛けでき、ベリーのパワーとグリップで魚のパワーを受け止めてキャッチできる。三原くんが理想とする一連の動作を支えてくれる、愛すべきサイト用ロッドなのだ。
リールは2500番で、ラインは4Lbでもよかったらしいが、魚がシビアな季節でもあったため、0.5Lb落として、信頼しているソラロームⓇエクスレッド3.5Lbをセレクト。
出典:東レ・モノフィラメント
ラインに関しては、ソラロームブランドの新型フロロ「ソラロームⓇエクスレッドtypeNS」もオススメ。細くて強いソラロームⓇエクスレッドtypeNS、4Lbで0.162㎜。ラインの直径を要チェック!
出典:東レ・モノフィラメント
アンセムのフルキャストシーンをスローで!
ジャイアントベイトにはコレ!
レプリケーターシェンロン290、通称・デカリケーターにはプロトの専用ロッドを使用。
これね! フィッシングショーでも展示されていた威風を放つミハラ印のロッドをみなさんは覚えているだろうか?
無骨なまでの見ためと、とにかく強そうな作り。ブランクはツナ(マグロ)用を採用したモデルで、コードネームは「ゴリラロッド」。
三原くんが個人的にほしいため製作してもらったロッドで、超重量級ルアーをフルキャストするには文句ナシの強さだが、意外と乗せやすく扱いやすいコンセプトのロッドで、パワーがあって粘るのはバトルクライのコンセプトと同じ。
リールはハイギアで、ラインはナイロン製のソラロームⓇビッグバスナイロンの25Lb。
強さと粘りを融合させた究極のタフネスライン。硬派なアングラーのニーズから生まれたウルトラハード設計。絶対的主導権を渡さない、比類なき”剛”のスタイルに。出典:東レ・モノフィラメント
リールのラインキャパに合わせたため30Lbではなく25Lbにしたが、強度自体は十分! 適度な伸びと軟らかさで、フロロでは独特のハリと腰の強さ、すぐに沈んでしまうのが苦手というアングラーにもオススメしやすいラインといえる。