理想の魚を追い求めるオニちゃん的リアクション展開
今回のお題となったのが「ビッグルアーゲーム」。持ち込んだのはこれだけ!
これはただ単に大きなルアーを投げて釣るのではなく、ほかのルアーに反応しないボッテボテ体型のカッコいい魚だけを狙い撃つ。
こういった個体だけをビッグルアーだからこそのリアクション要素でバイトに持ち込むのが、オニちゃん流アプローチ「ビッグルアーゲーム」。
使うルアーは昔から使い込んでいるギル型ビッグベイトをはじめ、自らの経験と実績から導きだしたトップウォーターやスイムベイトなど、使い方次第で存在感に強弱をだせるルアーセレクト。
最大のキーは「見つけてもらう」こと
ただルアーを投げて食ってくる魚は、オニちゃん的にラッキーなだけ。ご覧のアングラー諸君も、ルアーを投げて反応すらしないバスに遭遇したことがあると思う。
そんなバスほど見ためにグッドコンディションなことが多いはず。
今回のお題であるビッグルアーゲームは、今まで釣られたことがないと思えるほどの無傷でフルコンディションな個体のみを追い求める展開。
そういった魚が気になってルアーを見にこさせることができれば、こちらの勝機は一気に広がる。
これしか反応しない魚がいる。これこそオニちゃんが一番見せたかった釣り方であり、心の底から楽しんでいる展開の1つ。
感覚的にはハンティング、魚と一対一の闘い。
オニちゃんの釣行では珍しく、半そで短パンではないところを見れば今まで以上の本気度も感じ取ってもらえると思う。
正直、1尾も釣れないかもしれないが、やりきれば気持ちよく答えが返ってくるアプローチ。
実釣動画ロケ=釣れなければ話にならないため、今まで封印してきた展開だったが、今回はあえてその封印を解いた。
狙いドコロはココ!!
オニちゃん的に、使うルアー共通で、狙いドコロはブッシュやヒシモなどのキワ。
もちろん一般的なルアーでアプローチする場所と同じだが、誰もが投げるモノには反応してくれない難易度大の個体がターゲット。
何かに対して身を隠しているサスペンド状態のニュートラルフィッシュを狙い撃つのが、ビッグルアーゲームの真骨頂!
こういった個体で、激スレなビッグサイズをビッグルアーが持つリアクション要素で振り向かせるのがキー。
そして、灼熱のピークが過ぎたとはいえ、まだまだシェードは外せない。
バンク沿いで少しでも水深があれば、時間帯などの条件次第で急に現れる個体も存在する。
この攻めで釣れなければ、それが答え。これぐらいの割り切りも必要なのが、今回のアプローチ。
常にボーズになるリスクとも隣り合わせ。
意識したいのはココ!
投げるのはオニちゃんが厳選したビッグルアーだが、この特性をさらに引きだすのが、ルアーを動かすのではなく、周囲の水を大きく動かすアクションイメージ。
ほぼメインで使っていたギルロイドJr.を例に挙げると、見ためい大きなルアーでも、水中で止めておけば魚からするとあまり大きな存在とは感じないとのこと。
2-3回ほど高速巻きして水流が起こるほど大きく動かすことで魚に気づかせ、見にきた時に止まっているルアーを発見。
その余韻の中、素早い泳ぎだしで強制的なリアクションバイトを引きだすというもの。
これは水中のルアーだけじゃなく、トップでも同じ。
大きな引き波と魚を浮かせるサウンドアピール、時としてジャークを加えて異彩を放たせることで、想像以上に存在感を醸しだせる。