ハイスピードギアならではのメリット
巻き展開で、奥田が特に得意とするビッグベイトやジャイアントベイトでは、今やハイギアリールが欠かせない。
表層系、中層系、ボトム系と細分化されたビッグベイト&ジャイアントベイトが存在するが、速く巻くだけではないのが昨今のアプローチ。
アクションの緩急をハッキリつけることで警戒心が強くテリトリーの狭いビッグワンもバイトに持ち込めるようになるが、このアクションの緩急はルアーの性能以上に、使用するタックル(特にリール)のセッティングに大きく左右される。
感度の高い巻きの重要性は別項でも紹介したが、ここで触れておきたいのは「アクションの緩急」をいかに簡単に演出できるか。
この演出を可能にするのは、ハイギアの域を超えたエクストラハイギア採用のリール。
奥田がビッグベイトやアラバマ系で合わせているリールは、スコーピオンMD 300XG LH。
モンスターとの力勝負を見据えたナイロン20lbを160mストックするストロングベイトリールの登場です。スプールを薄肉化&ナロー化したうえで、SVSブレーキのピンを従来の6本から8本へ増やすことで、遠投性能と対バックラッシュ性能をともに向上。ビッグベイトをはじめとする空気抵抗の大きいルアーを使用していても、安心して振り切れます。43mmの大径スプールと7.9のエキストラハイギアにより着水直後からクイックなルアー操作が可能。ハンドルは45mmの標準仕様と、51mmのロング仕様をご用意しました。
出典:シマノ
マイクロモジュールにXGギアをコンボしたアイテムだが、メリハリのあるアクションをリーリングだけで演出するには不可欠な存在!
ギア比7.9:1でハンドル1回転の最大糸巻き長は107㎝を誇るため、遠距離であろうが近距離であろうが突出したスピードの緩急がつけやすい。
ここ近年で定番アクションとなったリーリングジャーク、ハンドリングジャーク、ベーシックなストップ&ゴーもさらに軽快なアクションが演出できるようになった。
参考までに、奥田のジャイアントベイト用タックルはコチラ。
ロッドはバンタム170UH-SB(←2019限定生産モデル)、リールはスコーピオンMD 300XG、ハンドルは夢屋・ウルトラストロングハンドル、ラインはPEラインセッティング。
この「ウルトラストロングハンドル」に関しては別コラムでエグります!
パワフルに使える48mmハンドル、55mmロングハンドルに 大型のノブを装着。ビッグフィッシュに対応できるストロングスタイル。
出典:シマノ