強烈なインパクトを持つコイケフルキャスト、果たして最適なリグは?
旧コイケと並べるとサイズが全然違うのが分かる。
まさに全力投球! コイケフルキャストはとにかくデカい!!
南湖LOVER vol.5ロケで試しで使ってからというもの、しばらくの間、サンプル1つしかないまま使っていた永野くんだったが、その後もやはり釣れている。
リグは同じくスルーダウンショットリーダーを使ったスルーダウンショットリグ(シンカーはTGスリムシンカークイックチェンジャー10g)。
果たして、どんなリグが相性バツグンなのか? 南湖LOVER vol.5では、可能性のあるリグをすべて水中撮影済。
元々想定していたノーシンカーは想像できるので割愛するが、釣果のあったスルーダウンショットリグをはじめ、高浮力を前面に押しだしたフリーリグ、さらにはボトムで高浮力パワーと未知なる波動でアピールできるかもしれない大型マス針を使用した変形おもし!リグをピックアップ。
まずはスルーダウンショットリグ
事の発端は、「ノーシンカーなら浮くので、水中に沈めるならヘビダンでチョン掛けすれば底まで落とせるはず」と思ってリグったこと。
確かにノーシンカーなら高浮力で水面に浮く。浮きながら毛がピリピリする。これが水中で起これば勝手に誘ってくれるかも⁉
水中では想像ほど激しく動くものではなかったが、今までになかった小刻みな全方位波動。
引っぱればリグの特性上、横に寝ようとするが、止めればコイケフルキャストは浮こうとする。その中で、もっとも注目したいのが、ウイードレス性能の高さ!
専用のフックがないため、モスキートモンスターやワッキーマスターモンスターの#4/0を使用していたが、一番ややこしいリングビアウォーレイが引っかからないこと。
さらに、最適そうなフックがチョン掛けしかできない大型マス針だけれども、ワームの身切れはゼロ(たまらんばい報告では約ひと月、1個で15尾キャッチ、ロストなし)。
スルーダウンショットリグであれば、マメにリーダーの長さもワンタッチで変更できるため、魚が底べたなら20ー30㎝。
業界初! ヘビーダウンショットリーダー専用リーダー!
リングオフセットにワンタッチ装着できる専用リーダー。ヘビーダウンショットの弱点であった糸ヨレが徹底解消されることで、スムーズにスポットへ攻略可能。太目のリーダーを採用することにより、リーダーが障害物の隙間に入りにくく根掛かりが激減。これまでの常識では考えられない、スルーリグ感覚でダウンショットをカバーに打ち込める驚愕の新メソッドです。スルダン(スルーダウンショット)にもおすすめのリーダーです。
出典:バリバス
魚が浮いた時やウイード&リングビアウォーレイが濃い所なら50㎝と、リーダーの長さとシンカーの重さを即座に交換できる。
ここでは長いリーダーの話だが、実は短いリーダーもかなり使える可能性も秘めている。
今の時点ではコイケフルキャストにベストオブベストなリグ。
シンカーも、スリ抜け重視ならばTGスリムシンカークイックチェンジャーの10gが基準。
わざとスタックさせたい時はTGグレネードクイックチェンジャーもオススメ。
とにもかくにも、シンカーはクイックチェンジャータイプじゃないと話にならないほど便利!
底に広がるリングビアウォーレイエリアで便利なスルーダウンショットリーダー。すぐ取り付けできシンカーも即交換可!抜け重視ならTGスリムシンカークイックチェンジャーが◎!!#たまらんばい永野 #永野総一朗 #南湖LOVER #バス釣り #varivas #スルーダウンショットリーダー #コイケフルキャスト #Vish pic.twitter.com/SLy1t0gUqR
— Vish ヴィッシュ (@vishjp_tw) November 22, 2021
未知数な水面浮上! フリーリグの可能性
とにかく浮くのがコイケフルキャスト。エラストマー素材が持つ高浮力を活かすならフリーリグはどうなのよ? とリグって水中アクションを撮影。
フックは同じくワッキーマスターモンスター、またはモスキートモンスター(ノーガード仕様)の#4/0。
シンカーは、TGスリムシンカークイックチェンジャーの10g(リグスベルにセット)。
クイックチェンジシリーズに待望のスリムタイプシンカー登場!!
【藤木淳プロ監修アイテム】
瞬時にリグ・ウェイトをチェンジできるクイックチェンジャーに
スリムタイプのシンカーが仲間入りしました。
素材は高比重の焼結タングステンを採用しています。
※JB・NBCエコタックル認定商品ボトムとコンタクトさせやすいデルタ型突起をインストール!
スルスルと障害物をすり抜けて来るので、根掛かりしやすいフィールドや
カバー撃ちでは、最高のパフォーマンスを発揮してくれます。<ウィードやカバーの隙間を集中的に点で攻めるなら>
スリム型の「TGスリムシンカークイックチェンジャー」がマッチします。<フラットやハードボトムを広く面で攻めるなら>
ティアドロップ(涙)型の「TGグレネードクイックチェンジャー」もおすすめです。出典:バリバス
そこで見たのは、想像以上のインパクト! ボトムに着いてラインをゆるめると、コイケフルキャストはゆっくり水面まで浮いていった。
本体はそこそこ重量はあるものの浮力が高いため、テンションフォールでシンカーと一緒にしっかりボトムまで沈めないといけないが、着底してから軽めにシェイクしてラインをゆるめていけば、コイケフルキャストはラインが止まらない限り、水面に向かって浮き続ける。
従来のフリーリグは、先にシンカーが着底するため、フォール時にワームのノーシンカー状態を演出しやすく、自発的なスローアクションで食わせるリグ(諸説あり)。
フリーリグで使うワームは比重関係なく使えて、平べったい抵抗のあるフォルムのワームを選んだり工夫していたはず。
ただし、基本的にワームは沈んでいくはず。コイケフルキャストは延々と浮いていく。
イメージでは、浚渫の壁やウイードの柱、マンメイドストラクチャーで、タイトに撃ち込んで、壁や縦ストに追い込ませて浮上で食わせる。
今の時点で、距離がでるほどしっかり浮かせるにはコツもいりそうだが、人もビックリするぐらいなので、魚も確実にびっくりするのが、コイケフルキャストのフリーリグといえる。
高浮力をボトムまで沈めるなら「変形おもし!リグ」
沈めても水面まで浮いてくれる高浮力を持つコイケフルキャスト。
コイツを無理くり底まで沈めれば、全身の毛が絶対に見たことのない波動を生みだすはず! そこで試してみたリグが、フックセットシンカーおもし! を使った「変形おもし!リグ」。
フックは今のところ、ワッキーマスターモンスター、モスキートモンスターの#4/0が最適と分かったため、コレにおもし!を装着。
フックセットシンカーおもし!は、太軸のワームフックをウェイテッドリグにチューンできる永野くんプロデュースの画期的なカスタムシンカー。
あなたの太軸フックをウェイテッドカスタム!!
付け外し・セット位置調整を自在にできて、ワームのスイミング・フォール姿勢を意のままに操る優れものシンカーです。琵琶湖の人気ガイド「たまらんばい」こと永野総一朗プロ監修。ワームのトレースレンジを下げたり、流れのあるエリアでスイミング姿勢を安定させたりするのに効果的! お好みの太軸フックで「スタスト※」ができる夢のアイテムです。
※スタストとは…HIDEUP社のワーム「スタッガーオリジナル」とウェイテッドフックを組み合わせてミッドストロールさせる釣法です。
出典:バリバス
マス針といえども軸が太くて長め。しっかりベリー部には装着でき、おもし!の特性でもあるズレにくい低重心でルアーが倒れ込みにくい姿勢を演出。
フックにはチョン掛けでセットしているが、コイケフルキャストの高浮力でフックポイントは確実に上を向いているので、底のゴミに引っかかりやすいなどのストレスはあまり感じなかった。
全身の毛による抵抗と高浮力で沈下スピードは非常にスローだが、独特の存在感と全方位に放ち続けるピリピリ波動は。魚(水中の生物)にとって未知なる脅威でしかないはず!!