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キムケンスタイル シーズン5 キムケンスタイルvol.14 「過酷な冬もアツくするストロングスタイル」

キムケンスタイルvol.14 「バイブレーションの食わせドコロと攻め方」

キーはフィーディングエリアになる「縦」系ストラクチャー

キムケンが巻き展開のバイブレーション攻めで意識していたのは、ベイトになるワカサギが絡むのはもちろん、ウイードエリアであれば高低差のある「残りウイード」と、身を寄せたりエサを追い込んだりできる縦系ストラクチャー。

特に外したくないエリアがワンドとミオ筋。

ワンドの入り口になる岬をはじめ、魚の通り道となるミオ筋は、ウイードが残りやすく、エサになる魚もリンクしやすい。

今となっては水温低下と増水でウイードも減少傾向のため、エリア内でもウイードが減ることで高低差のあるストラクチャーにも魚は付きやすくなる。

こういったシチュエーションでキムケンがバイトを引きだしていたアプローチは、深い場所から横方向に巻きあげて残りウイードなどの縦ストにヒットさせる展開。

これは、エサとなるワカサギなどが逃げて壁となる縦ストに追い詰められているシーンを演出。

キムケンいわく、フィーディングエリアで時合にしっかり当てていく攻めのため、食わせる場所を明確にイメージしつつ集中して巻き続けている。

そのため、水温があがるであろう時間帯にスローダウンしているヒマはないとのこと。

琵琶湖の南湖で残りウイードとはいえ広大なウイードエリア。

その中で漠然と巻き続けるよりも、魚がリンクしやすい岬やミオ筋絡みのエリア内で、追い込みやすい高さのあるウイードや障害物に狙いを絞って当てていく攻めは確実にバイト率もアップしてくれる。

実は今回、釣れたエリアはすべて春の場所!

今年はワカサギの気配が強いため、シャローの調子がよい環境であれば、バイブレーションパターン主軸で問題なさそうな気配。

ウイード量によるタックルセレクト

厳冬期突入でウイードも減りトレースしやすくなっているが、そこそこウイードが多かった時期もシャローのバイブレーション展開は威力を増していたそう。

ロケ時の年末はウイード減少&増水傾向に転じたこともあってフロロ仕様のタックルセッティングだったが、ウイードが多かった時期はウイードカットの効率をアップさせるため、PEライン仕様のタックルセッティングだったそうな。

ちなみに、ウイード減少期のセッティングは、オルトロスFCの16LbにMHパワーのロッド。

ウイードが多かった晩秋から初冬の時期はPE仕様で、オルトロスPEの4号に相性のよいグラスロッドを使用。

ちなみにキムケンのPEセッティングはコチラ!

ロッドはウルフダウンのプロトグラスロッド70M。

リールはレボ・ALC-IB7-LにDFL100の組合せ。

ラインはオルトロスPEの4号(US40Lb、70Lb)。

XBRAID OLLTOLOS PE WX8P-1
圧倒的キャスタビリティー
とどまる事を許さないOLLTOLOS[オルトロス] 感性はここから研ぎ澄まされる
(社)日本釣用品工業会糸径に究めて準じたマテリアル質量を持ち、理論上の強力では計りきれない驚愕の耐久性と強度を発揮する、世界唯一のYGK特殊構造WX8PI=PEライン。 6号dia0.418mm=100lb=1333dtex(デシテックス)。 追求したのは、カバーから引き抜く圧倒的パワー。グラスをものともしない圧倒的耐摩耗性。確実に顎を貫き、センシティブなルアーアクションを可能とする高弾性率・低伸度。構造的直線性がもたらすバックラッシュ抑制と圧倒的キャスタビリティー。 唯一無二の技術である、超々高強力PE中芯1本を高密度WX8本組で締め込み、新開発HPGZ加工(加圧式樹脂加工)を施す事によりこれらを可能とした。異次元の風合い、正に一択のエピローグ。 新たなPEラインの世界へ。

出典:Y・G・K

 

PE仕様はウイードカットも圧倒的にしやすいので非常にオススメだが、強度がある分、フックの伸びもありうるので必ずリールのドラグを利かせることが前提。

水位が上昇傾向の現在、シャローエリアはさらに広がっている。増水してウイードがない場所で、身を寄せられるストラクチャーがあるならば、間違いなく狙いドコロになるはず!

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