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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン5 「夏ワンビッグの居場所を暴く」奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.12

奥田学ビッグセオリーvol.12 「夏ディープの食わせ方(1/2)」

夏の北湖=ディープレンジが一般的なセオリー

高気温で高水温、陽射しもキツくなる7月以降から9月は、ディープレンジが一般的な狙いドコロ。

ビッグセオリーロケでは、意外にディープの攻めをしないことが多い。というか、ほとんどしない。

その理由は、展開やリズムが極めてスローになるから。

ただただ、今回はそうもいってられない状況となった。

異例のクリアアップで場所によっては6-7mが丸見え。

例年なら魚をシャローからミドルレンジに留めるウイードがなく、ご存知の通りの猛暑で水温上昇。

バスだけではなくエサとなる小魚もシャロー&ミドルから姿を消した。

この環境ではシャローやミドルの個体数は圧倒的に少なく、魚は素直にディープに向かう。

ロケ時は検証も兼ね、ビッグセオリーロケでは当初から封印していた一手を投じることにした。

それが、ストレートワーム(マグナムスワンプ)のネコリグ(3.5g)。

フックはモスキートヘビーガードの#2/0を使用。

ヘビーカバー対応ガード付きマスバリ!

●細軸タイプでヘビーワイヤーガード付きのマスバリ。
ガードをヘビーワイヤー化するだけでなく、常にフックポイントをガードし、よりガードカをアップさせるための新形状設計。障害物回避性能とガードの硬さを感じさせないフッキング性能を両立したフックです。ステルスワイヤーガード採用により、スレたバスにも違和感を与えません。ワイヤーの固定は一本一本全て手巻きで行い、2層コーティングしてあるので強度も十分。仕上がりの完成度を極限まで高めました。グランポイントの採用により、ハリ先の鋭さ、持続性は他の追随を許しません。

出典:バリバス

夏といえば、夏の奥田といえばコレというほどの、昔から夏のディープで数えきれない実績を叩きだしてきた展開。

ちなみに、封印していた理由は、先述した通りにスローになることと、普通に釣れすぎるから。

狙いドコロはディープの地形変化や沈みモノ

奥田がネコリグを投じたのは、北湖西岸沖の7-10m前後。一般的にディープレンジといわれるゾーン。

そこにウイードをはじめ、地形変化や沈みモノなどがリンクするエリアでボトム中心のアプローチ。

確実にボトムを取り、ストレートワームのワッキーアクションで何かしらタイトに付くデカバスの本能を揺さぶってやるのが、奥田の夏ディープ展開その1。

バイトは強くて深かったが、これがこの時の答え!

答えから外れていればバイトも浅く、ショートバイトに悩まされるはず。

掛けてからのファイトは強烈で、とにかくよく走るのが夏ビッグの特長。

奥田いわく、特に注意したいのは、やり取りしていく中で水面近くまで魚がきた時のこと。

表層に近づくにつれ、水温躍層の影響で水温が急に熱くなるので、魚が表層に入った瞬間にビックリして一気にフルパワーで潜っていく。この時に油断していると、バレたりラインブレイクの可能性が高くなる。

このやり取りは数回繰り返すことで、ダッシュも和らいで取り込みやすくなる。

魚を掛けたりリフトできるパワーのあるロッドや信頼できる強度のライン。安心のファイトができるドラグのリールなど、食わせる相手がデカいだけに、万全のタックルセッティングで挑みたい。

実際、この展開の1投めであっさりと当日MAXサイズを仕留めるわけだが、ここ数年の傾向なのか、1カ所1尾というのもビッグセオリー。スローなテンポになるけれども、昨今の琵琶湖は釣れたからといって粘りすぎには注意したい!

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