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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン5 「夏ワンビッグの居場所を暴く」奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.12

奥田学ビッグセオリーvol.12 「ネコリグとジグヘッドスイミングの大きな違い」

知らない人から見れば動作は同じ。でも水中の動きは別モノ

ビッグセオリーで何度も紹介してきたアプローチが、「ジグヘッドスイミング」。

これは奥田の十八番であり、ジグヘッドの重さやリトリーブスピードで攻めるレンジをコントロールしながら、ルアーをスイミングさせてバイトに持ち込むアプローチ。

軽いウエイトであれば表層のホバストになるが、主に中層からボトムにかけてがジグヘッドスイミングの狙いドコロ。

今回、ディープレンジでは要所でジグヘッドスイミングも投入していたが、封印を解いたアプローチ「ネコリグ」でもボトムを泳がせるようなアプローチを展開。

この2つのアプローチは、ともにロッドを立ててラインスラックを叩くように動かしてリールを巻いて泳がしている。

動作を見ると同じに見えるが、実際は別モノ!

奥田いわく、ジグヘッドスイミングは、エサとなる小魚(特にアユやハス、ワカサギなど)を追いかけて泳ぐ個体に対して横方向のスピードをつけたスイミングで食わせるアプローチ。

中層であってもボトムであってもジグヘッドスイミングは圧倒的に速さが命!

このスピードがあるからこそ、追わせて食わせるナチュラルリアクション要素がキワ立つ展開。

ジグヘッドは泳がせるレンジに対してウエイトローテすれば、レンジを変えずに速くも遅くもできる。

ボトムを叩きながらスイミングさせるボトコンでは、ウエイトローテで底への当たり方の強弱も調整できる。

バスの目線や活性、シチュエーションに対して細かいローテが活かせるのもジグヘッドスイミングの特徴!

ジグヘッドスイミングの具として使用するのは、マルチシャッドPVCの4inchと5inch(時折、4inchエラストマーも使用)。

ちなみに、マルチシャッドのヒレは両サイドともカットし、ロールを高める仕様。

ジグヘッドはキョクテンの5gや7g(ともにフックは#3/0)をメインに使用。

モンスターバス対応、スイミングジグヘッド!!

●大型ワームにも対応!フックサイズは#5/0までラインナップ!
●ヘッドから伸びるキーパー部に加えて、ワイヤーキーパーをインストール。高いワームのホールド性能を実現しました。
●「アンチラスト×ゼロフリクション」ダブルコートを採用。サビに強く、異次元のフッキングレスポンスを長期間維持します。
●アングラーの好みで、モノガードを装着可能。ストラクチャー回避能力・スイミング姿勢の安定性UP!

[素材]シンカーヘッド部:鉛
※モノガード同梱:接着剤などを使用し、お好みで装着してください。

出典:バリバス

 

キョクテンは付属のモノガードをセットすれば、ボトムタッチ系スイミングのボトコンで驚異の回避性能を見せる。

同じジグヘッドスイミングで細かいローテをしているディープ攻略シーンでは、湖流の向きや強さによってワームが流されずに任意のレンジを泳ぐよう微調整しているところを挿入(非常に分かりにくいかも)。

対してネコリグは、同じように泳がせているように見えて巻くスピードは圧倒的に遅い。ほとんど弛んだラインスラックを巻き取っているだけ。

ネコリグはボトム中心に移動距離を抑えたワッキーアクションが基本!

特にディープレンジでは3.5gなどの重たいネイルシンカーを使用し、ディープの付き場を直撃かつ定点で誘い続けるイメージ。

ちなみに、ZBCのマグナムスワンプが奥田のネコリグ最強セレクトワーム。コレがでたら最後! 根こそぎ釣ってしまう勢い。

使用フックはモスキートヘビーガードの#2/0。

ヘビーカバー対応ガード付きマスバリ!

●細軸タイプでヘビーワイヤーガード付きのマスバリ。
ガードをヘビーワイヤー化するだけでなく、常にフックポイントをガードし、よりガードカをアップさせるための新形状設計。障害物回避性能とガードの硬さを感じさせないフッキング性能を両立したフックです。ステルスワイヤーガード採用により、スレたバスにも違和感を与えません。ワイヤーの固定は一本一本全て手巻きで行い、2層コーティングしてあるので強度も十分。仕上がりの完成度を極限まで高めました。グランポイントの採用により、ハリ先の鋭さ、持続性は他の追随を許しません。

カラー:NSブラック

出典:バリバス

ネコリグをはじめ、フリーリグのチョン掛けセッティングでもよく使っているフックだが、ウイードなどへのスタックを激減させつつ、フッキング時はガッツリ貫いてくれるため、ヘビーガードを愛用。

補足だが、ディープでのネコリグ展開で使うネイルシンカーは3.5gと重たいが、カンジインターナショナルのネイルシンカーを愛用。

その理由は、他所の同じ重さ(3.5g)の中で全長が一番短く、ワームに挿した際もレスポンスがよくなり、動きが硬くならない。

ルアーのローテで釣れないシーン、ローテした瞬間に釣れたりするシーンでは実際、水中で様々な駆け引きが繰り広げられている。すべては経験や実績から導かれた展開だが、最終的には展開に見合ったリズムが重要!

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