新たな生命を吹き込むスライドピアスで三次元トップゲーム
オニちゃんがヒシモなどのウイードエリアで本命にしていたのが、マイクロダッジビッグのウィングレスバージョン。
フロッグの代わりといえば代わりだが、マイクロダッジビッグであればPEラインを巻いたフロッグ用タックルじゃなくても扱える手軽さがオススメ。
特に、ウイードもバキバキのエリアではなく、魚が突き破れそうな薄さとポケットやエッジのある場所で投入。
使用していたフックは、夏頃リリースが控えているRYUGIのスライドピアス#4/0。
サイズは左から#2/0、3/0、4/0、5/0の4種類。
一般的なオフセット型ではなく、ピアスフックをベースに製作されたスライドピアスは、フックをセットする際、アイ側はワームの頭側(背中側)から刺し込む。
アイ付近に設けたループがワームを固定するので、刺し込めばズレることはない。
通常のフックであればワームの先端部がアイになる。
スライドピアスの場合、アイはワームの頭頂部にくる。
こうなることで、左右にしか振らなかったルアーが、ヘッドバンキング状態で下にも振りやすくなる。
下に振ることで水中に潜りやすく、浮力がある分、上にも頭を振る。
このリギングにすることで、ルアーの下にも大きな波(波動)を発生させるとのこと。
左右のスライド系ドッグウォークでもしっかりアピールしてくれるが、魚が沈み込んだ時や浮きにくい時は、魚に気づかせやすくて呼び込んでくれる下方向へのアピールが大事。
マイクロダッジビッグのウィングレスにスライドピアスをセットすることで、ラインを張ってゆるめれば左右にしっかり動く。
少し強めにトゥイッチすれば、おじぎするよう下に動いて水面下に潜ったり、水面に飛びだす動きも演出可能。
この時、潜った際に発生する下方向への波動が最大のキー!
オニちゃんはフロロ16Lbのタックルで扱っているが、表面だけのウイードや薄いヒシモであれば十分!
また、フロロ16Lbの重さでわざとルアーを沈み気味にすることも可能。
特に、このルアーで食わせるため、ポケットでしっかり動かしつつ、ウイードが濃い所ではストップ。これで魚に追わせて距離を詰めさせる。
しっかり休憩させたところで、一気にポケットを通過させる。
水深のある沖側に魚が動いた時は、沖側から魚を連れてくるイメージで、浅い側のウイードを追い込ませる壁と見立てれば、食わせドコロも分かりやすくなる。
取材時は、その見立てと展開が完全にハマり、魚が依存していた深い側とエサ場となる浅い側の壁をうまく利用することで、ド派手バイトを誘発してキャッチに成功!
フッキングはロッドが持っていかれてからが基本だが、魚が前に走ってきたらラインを張るため後ろに歩いてフルフッキング!
作戦成功! いきなり48cmスタート!!
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