10年以上前から確立していたミハラの必殺プラッギング!
前日の夕方ラスト、クジャラでキャッチした時に気づいたのが、流速変化の所。
クジャラでキャッチした場所も流速変化のある所で、魚がストックしやすい立地だったことも考慮して、日暮れ前にミハラの予想していた同じ環境の場所を見にいって確認してみた。
本流自体の流れは弱く、さらに減水が進行してバスも下ってきている可能性が高い。
竿も持たずに見にきたところ、やっぱりバスはいた! それも複数。
後光が輝くミハラ!
これは時間帯や状況にもよるため、朝も同じとは限らない。
翌日ココにやってきたのは朝からではなく午前中。すると魚の数は昨日よりも多くなっていた。
下まで降りる前にフィネスサイトで1尾キャッチしたあと、ローテしたのはジレンマポッパー70。
『ジレンマポッパー』の飛距離とパワー向上を目的に三原直之がサイズアップチューニング。2つの利点を目的に、浮き姿勢をオリジナルの60よりもやや立ち浮きに変更しました。
① トゥイッチの緩急によりアクションが変化
スロー=ポッパーの要素が強くなり、一点でアピール力のあるスプラッシュ&ダイブを繰り返しバスを誘います。
高速=スピードのあるドッグウォーク&ダイブで飛沫を上げながら、水面を上下左右に逃げ惑う小魚を演出します。② 飛距離の向上
立ち浮きになったことによりウェイトバランスが後方に移動。タングステンウェイト、全長だけでなく全体にサイズアップしたボディと相まって飛距離がアップしています。陸っぱり、ボートフィッシングのシチュエーションを問わず、ボイル撃ちや広範囲を速くも遅くも探れる万能型トップウォーターです。出典:イマカツ
ジレンマポッパーのサイズアップモデルでもあるジレンポ70は、ミハラが手掛けたモデル。
オリジナルサイズよりも飛距離とパワーを高めたのが、ジレンマポッパー70。
フックはフロントのみピアストレブルダガーの#8に変更。
タフ化するフィールドに順応し進化する、ピアストレブルの遺伝子。
経験から導き出された掛るフックポイントセッティング。
耐摩耗性に優れた特殊鋼材。RYUGI剛性論に基づく形状。異次元の貫通力を生むTCコート。
ピアストレブルが誇る性能はそのままに、ライトプラッギングに対応するようダウンサイジングを施したのが、このピアストレブルダガーである。1点で刺さるワームフックと違い、トレブルフックはルアーに装着される特性上、2点、3点で同時に刺さる事が予想される。ただでさえもフッキング時のパワーが1/2,1/3となる特性を持つフックの上、ライトロッド、ライトラインでの弱いフッキングが前提となれば、フックアップミスのリスクは大きくなる。 ピアストレブルダガーはただダウンサイジングするのでは無く、 ややロングシャンク化する事でフッキングパワーを向上させると同時に、 ショートバイトを絡め取りやすいセッティングへと最適化。
バーブもやや小型化する事で、 しっかりと魚にフックアップし、 ランディングへと持ち込む。
その血統は、紛れもなくピアストレブル。出典:リューギ
見えバスの動きからセレクトしたジレンマポッパー70だが、投げればすぐに食ってきたわけじゃない。
ここからミハラと見えバスの大攻防が始まった!
水深は決して深くなく、どちらかといえば浅いぐらい。
泳ぐバスは表層を意識しているのか、姿はほぼ丸見えで途中に沈んで沖に向かう。
トゥイッチは嫌がられ、シェイクにするとルアーを見るけどあと一歩足りない感じ。
インレットの前にサンドバーがあって、ここを起点に魚はインレットの中に入ったり沖のサンドバーにでたりという動き方。
その途中にインレットの入り口で動きを止めるバスを発見。
昨日の夕方に見えバスを見た場所で、なぜかココに固執している状態。
その理由は、ココに入ってくるベイトフィッシュにあった。
地質が変化している入口付近にオイカワっぽいエサが入ってくるのを知っているバスが、ここを陣取って待っている状況だった。
ここまで偏ったバスはなかなかないぐらいで、執拗までにジレンポ70を意識。
ここでミハラが試したのは、すんなりバイトに持ち込むまでの動かし方。
連続アクションで様子を見たり、シェイクで波紋をだし続けたり、嫌がる動きは即やめて次々に興味を探る。
食うまでアっという間の出来事だったが、キャッチするまで4バイトを引きだすことに成功!
バスがこれほどまで同じルアーやエサに執着するのがパターンであり、そのパターンを目で見て見極め、釣果に結び付けられるのが、サイトフィッシングの強み。
ミハラが東条湖や淀川をはじめ、各地で経験してきたジレンポ70のオイカワパターンだが、この破壊力は未だに健在!!
ここまでハマる状況は1年に何度もあるワケじゃないが、季節や場所によって確実にやってくるのが、このジレンポパターン。