UPDATEなんですが…、vol.2は壮絶だったカナモの夏休みを振り返る
ご覧の方々の釣りをアップデートしながら、Kinkiなんですが…で孤軍奮闘する主演・ゆたかボーイの邪魔をするクロスオーバー動画番組「Vish UPDATEなんですが…」。
OPはさらっとお送りしたつもりですが、コレはフェイク。

今回は、2年ほど行けずに遠ざかっていた愛するフィールド、虹の国こと七色ダムに出撃。
オカッパリではなくボートです。

昔から約1週間ほど時間をとって、個人的にただ単純にやりたい釣りを楽しんでいた七色ダム。
せっかくならナナイロどうでしょう? ということで、UPDATEなんですが…2回目にして特別編、カナモの夏休みをお送りします。

カナモが七色ダムでお世話になっているのは、ティーズオン。

レンタルボートからボート持ち込み揚降までOKのボート屋さん。奈良方面から一番近い中流・小口橋の近所。

所在地:下北山村下桑原小口808-3
問合せ先:07468・5・2104 HP→ https://www.ts-on.co.jp/

カナモが余りある愛を感じる七色ダムだが、ここ2年ほど時間が取れずに行けなかったらしく、タイトルに「なんですが…」が付いてるんだったら、せっかくだったら行きたいんですが…ってことで七色ダムになりました。

前日の夕方過ぎからずっとニコニコしていたカナモだったが一応、お題ではないが、Kinkiなんですが…で奮闘している、ゆたかボーイこと高須賀豊のことも覚えていた。

ただ、結果を前もって聞いていたカナモ。
そう、今回は邪魔しがいがないんです。

ということで、UPDATEなんですが…vol.2ロケではあるが、プレイベートの夏休みに密着。

2年ぶりの七色ダムを足の指先から頭のてっぺんまで感じながら、まずは状況チェックと情報収集。

そして、くるべき時はくる!

もう言葉はいらない。
確実にゆたかボーイのトドメを刺せそうなサイズ。


一番分かってらっしゃるのはカナモだった。
カナモがキングボンビー役でゆたかボーイに立ち回るクロスオーバー動画番組「UPDATEなんですが…」。これこそ悪役の鏡!

一応ここでルールをおさらいしておこう!
Kinkiなんですが…用に設定されたルールはコチラ!
これがUPDATEなんですが…にも適用される。

40cm未満は1P。40~45cm未満は5P。45cm~50cm未満は10P。50cm以上はその数字分のPゲット!
こちらを加味して、Kinkiなんですが…vol.2の劇的な中身もお楽しみください。
ほぼほぼ朝イチに仕事を終わらせたカナモ。
ここからは久々の七色ダムで、どのような釣りを楽しむかトライ!

本来は特デカのみを追いかけてエレキで流し続けるため竿は持たないが、映像的にそれはどうなの? ってことで、ロングワームの表層サーチをメインに、思い思いのエリアを調査していくことにした。

このメイン展開となったロングワームの表層アプローチ、とにかく魚の反応がヤバかった。

情報がない中で広い七色ダムをハイピッチに流していける表層ワーミング。
魚のチェイスもバイトも丸見え!

付いてくるだけ、なかなか乗らないのはお約束!
さらに、想像を絶する激雨にも遭遇。カメラのピントが水面ではなく雨に合うのは初!

予報の雨量は30mmだったが、午前中だけで計100mm。
これはアメフラシーの呪いでしかない。

ローライトで雨という条件は悪くなかったが、魚の動きが激しいせいか撃つべき場所も多くなり、付き場を絞るのに時間が掛かる。
その中でカナモが感じていたのは、オーバーハングの岸側ではなく外側に付いていること。

見ために分かりにくい要因だが、非常に大事な要因がカレント(湖流)の有無。
釣りをしている時はカレントがないため、魚は外の変化に付いていた。

さらに、オーバーハングの下や岸沿いのレイダウンではなく、泳いでいる魚が足を止めるような外側に離れた立木こそ、魚を留めるパワースポットになっていた。

こういった偏りを見つけたカナモは強い!
広大なストレッチから狙うべきスポットを割りだし、次々とバイトを引きだすカナモだったが、とにかく乗らないバイトが多発。

ところがまったく不服ではなく、乗らないバイトやチェイスも楽しむ夏休みモードのカナモ。
ほんの少しだけ悔やんでいたのは、ゆたかボーイをイジるトークにキレがないことぐらい。

中流をメインに流していき、他アングラ―のプレッシャーも落ち着いた頃合いと思って上流もチェック。
マイクも壊れるほど壮絶な雨。そうなると少なからず変化がでてくるのが水色。

雨で濁るなどの「変化」は魚を釣っていくうえで非常に重要だが、濁りはじめ・澄みはじめなどの「はじまり」はもっとも破壊力がある。

上流部は普段の七色ダムとは思えないほどステインとマッディが入り混じる水色に変化。
水色だけなら釣れそうと思う人も少なくないが、水温は急低下。

深追いすることなくほかのエリアも見にいくと、雨による濁りの進行具合が非常に早かった。

大雨で濁りが流入。
増水傾向だが水温低下と雨で魚のレンジは少し下向き。

魚のポジションはイケイケではなくチェイスがあっても少し遅れて浮いてくる。
ここでアプローチをアップデートしていくカナモ。

さらに大雨の影響か、各筋でタイムラグが起こっていたのか、急にカレントも発生。


水温は急低下していたエリアもあれば、ほどよく守られていたエリアもでてきた。

この変化を見抜いたカナモは、狙いドコロと攻めもアップデート。

釣りのテンポを落とすことなく、魚が欲しているモノ=ロングワームの表層アプローチ。
これで押し通す。

ただ、バイト数のわりにキャッチ率は思っている以上にUPしない。
この時点でカナモが感じた完成度は50~60点。

しかしここで急転直下のデカバススクールに遭遇!!

素早いアプローチで仕掛けてバイトに持ち込んだのは、群れの先頭にいた個体。

カナモいわく、群れの中で一番小さいヤツだったそうだが、この魚で55cm!!

カナモが釣りをしながら絞り込んでいたワンドの出口&水の動きがある所。

見ためにおいしそうな場所でも条件が揃わないと出合えないのが、ナナイロのビッグバス!
こういった変化はほんの一瞬。それをリアルタイムで捉えられるかどうか。

水が動けば魚も動くが、エサを捕れる場所&エサがいる場所が本命エリアとなる。

細かくつまんだ情報から1つの答えに持っていく。
コレがカナモの魚の探し方。

魚の居場所が分かれば、あとは釣っていくだけ。
ここからカナモのラッシュがスタート!

無心で魚を探して、夕方にモンスターサイズとも遭遇。
とりあえず初日は釣れても釣れなくても、すべてはデータとして翌日に持ち越し。

2デイロケみたいなことはいっているが、気分はロケではなくプライベートの夏休み!

翌朝のOPで、ここまでの笑顔があっただろうか?
いつもなら、早起き苦手系のOPだが、今回は違った!
晴れ渡る空と笑顔。これが虹の国パワー!!

前日から見抜いた答えは、水を探していくこと。

未曽有の大雨だった初日、本流上流は泥濁りで各筋も上から濁りが落ちてきていたが、この日は濁りも回復傾向。
あとは水温がどれぐらい落ちているか。

前日はあえてパスした西ノ川筋。
上流部は水温12ー15度! 中流はすでにクリアアップしていたが、途中のインサイドは魚が固まっていた

ミスバイトやチェイスは多かったわりに本気食いがなく、ふてこい顔したロククラスなども確認したが、キャッチしたのはこの1尾。

増水、濁り、クリアアップ、水温低下。すべての変化が起こる中で魚が一番求めている水を発見。

問題は、この水がどうのように動いていくか。
ベストな水が同じ場所に残り続けることはないため、ここからが勝負!

ここで一応、Kinkiなんですが…のことも振り返っておく。

ガリガリ君アタックによる姑息な手段については、行儀がよくない=二流。
気持ちはすでにナナイロのモンスターだけに向いていた。

前日はドロドロだった本流上流エリア。
ここにきたのは理由があった。

本流のカレントは特になく、魚にはキビしい環境と感じていたため、上流エリアであればナチュラルカレントが効いているのではないか?という見方。

水質の回復は想像以上に早く、低下していた水温も昨日より上昇傾向。

朝イチや午前中は他のアングラーが入るはず。なので、上流は行かない!
そういっていたカナモ。昼前からは案の定、上流エリアには誰もいない。

上流にあがるとバスの数がどんどん増え、いきなり強烈なボイルがお出迎え。
本来、低水温期を過ぎると出番がなくなるバマストだが、たまたまボートにリグったマッスルワイヤーが1つ残っていたのがキッカケ。

そしてここからカナモの超ラッシュが始まることとなる。

強烈な数のデカバスたちが夢中になっていたのは「稚鮎」のボール。
これが同時に上流のスポットに差してきた!

この状況を感じ取ったカナモは爆る準備を整える。

もはや爆釣確定。
バスの目線は稚鮎に向き、じっくり見せるよりも速さがキー!

ここで爆発的なハマりっぷりを見せたのがバマスト!

この偏りを見逃すカナモではない!

令和のフィールドではマボロシと思っていたWヒットも複数回!

お互い何本釣ったか、何ポイントになったか分からなくなるほどボッコボコ!

ここまできたなら、ゆたかボーイに巨額の負債を背負わせようと頭を切り替えるカナモ。

昨日は本流の水が巻くワンド出口でのロングワーム表層アプローチ。
翌日は澄みはじめた上流部でのベイトパターン。

バマストでのチェイスやバイトが止まらない!
さらに、目視で特段デカいと狙っていた魚もバマストに猛チェイス。
その時が訪れるまで、とにかく釣り続けるカナモ。

さらには、知る人ぞ知るスーパー漁師モードにも突入!

ここからさらにキャッチ数を伸ばし、アッという間に2ケタ超え。

魚が釣れすぎてつまらない動画とかあるん?
実際、それぐらい釣れすぎているのが今回の七色ダム編。だから編集に時間が掛かりすぎたのだ。

くる魚拒まず釣り続けるカナモだが、狙いはバマストを食ってきたロクマル級フィッシュ!
ほかの魚は必要ないが、食ってこられるとつい釣ってしまうのは釣り人のサガ。

何においても「始まり」がもっとも強烈な爆釣を呼び込むといっていたが、これこそ環境に強烈な偏りが生まれるから。

カナモの爆発的な釣果を支えるのは「偏り」!

晴れ、雨、曇りと目まぐるしく変わるコンディション。
その中で、虎視眈々と狙っていたのはロクマルクラスのデカバス。

カナモの目にはロクマルクラスと他を圧倒するサイズのバスが映っていた。

魚が動くほんのわずかな瞬間に投じたマッスルワイヤー。
流れに乗せたバマストに疑いなく食ってきたのは、目視していたロクマルクラス!

かっとんできたデカバスと、さらにスイッチが入ったデカバスのWヒット。

片方は46cm。
そしてもう片方は…59.9cm!

寸止め59.9cmにしたのは、ロクマル釣ったら帰ると宣言してしまったから。
これで心置きなく釣りができると自身に言い聞かせて釣り再開!

我に返ったUPDATEなんですが…の主演カナモ、ゆたかボーイに多額の負債を背負わせたのは間違いない。

ゆたかボーイは身に覚えのない借金を関西で完済するまで続くのか? これから協議を重ねて具体化していく予定。

このキングボンビー的な発想がさらなる原動力になったのか、くるべき時を逃さないのが金森隆志!
わずかに動いたとんでもない魚影。

バマストでは食わないと見切ってロングワームの水面ワッキーにシフト。
壁をやたらと気にするデカバスに、壁を使ったアプローチ。

強烈な緊張感の中、見事に食わせたカナモ!
タックルバランスを信じて相手に主導権を取らせない強引ファイトで勝負を懸ける。

浮いてきた魚体、掴んだ口はデカすぎた。
70cm近いかもしれない…といっていた通り、ロクマルを超越したモンスター68cmを攻略に成功!

モンスターバスには、アジャストレート12inch太なんです!

このままで終わるわけないカナモのハンティングモード。
その後もバマストやロングワームをローテーションして魚の趣向に合わせていく。

流れの変化で固まりはじめたカバー下のウッドチップ。
さらに、しれっとテストしてみたベイトフィネスPEタックルでもデカバスをキャッチ。

この日の朝は意外と苦戦していたのを覚えているだろうか?
状況は目まぐるしく変化している中で、バスに合っているモノを食いやすい場所で食わすまでを見つけるのは、やっぱり難しい。

そんな難しい答え探しだが、そこが一番面白い。

その後もバタバタナナイロのバスを斬っていくカナモ。

細かい状況変化に目を向けながら、その瞬間を切り取ってデカバスに近づいていく。

バマスト、ロングワーム、カバーベイトフィネスのローテーションで撃ち続け、狙い定めたロククラスに3回ほど口を使わせるも時間切れ。

初日と2日目で全然異なるエリア&異なる釣り。
これがバスフィッシングの面白いところ。

■UPDATEなんですが…vol.2

