その瞬間は急にやってきた! 早春以外にバマストがハマる理由
濁りと水温低下を考慮して上流に向かったのは午前中。
水況の回復は非常に早く、上流の水温も前日より一気に上昇。

ここで遭遇したのは、スクールでベイトを追い散らかすデカバスたち!

急にやってきて、いきなりボイルがはじまったため、持っていたアジャストレート12inch FATのタダ巻きを投入すると、魚は付いてくるものの、途中で見切ってチェイスせず。

要因はゴミが引っ付いたことと、それでスピードがだせなかったこと。
コレはコレで仕方ない。

ベイトフィッシュを追いかけ回してスピード勝負。
この状況を考慮してカナモが取りだしたのは、ボートに1つだけ置いていたアラバマリグをセット。

内部にフィッシュローラー3inch、周囲にフィッシュローラー4inchをセットしたモノで、流れの向こう側に投入してストで泳がせてくると、水中や水面でバスが狂ったように取り合いしはじめた。

思いもしなかった展開の到来で、まさかの新パターン発見。

使用していたのは、マッスルワイヤー。

レイドジャパンが輩出したバマスト用リグのゴーストワイヤー。
その最終形態として進化したのが、最大19本のワームをセットできるマッスルワイヤー。

バマストの釣りに特化すべく「軽さ」を追求し、フィネス的要素をふんだんに盛り込んだGHOST WIREシリーズに最終形態として「MUSCLE WIRE」が登場。
GHOST WIREシリーズは「軽さ」と追及し、メインΦ1.2mm/サブΦ0.9mmのアームを採用していました。今回の「MUSCLE WIRE」は名前の通り、最強クラスの「圧」を生み出すためにメイン・サブアーム共にΦ1.2mmのファインワイヤーを採用。太めのワイヤー、数多くのブレードやルアーが取り付け可能な使用になっており、ルアーの水押しや存在感にてカバー内部に潜む魚やラフコンディションでも魚を引っ張りだしバイトに至らせることも可能となっています。
【フィッシュローラーバマスト推奨セッティング】
●FISH ROLLER 3inch
・推奨Hook:RAIDJAPAN/BAMASTO HOOK
・推奨Hook:DECOY JIG11B Strong Wire11B #2
●FISH ROLLER 4inch
・推奨Hook:RAIDJAPAN/BAMASTO HOOK
・推奨Hook:DECOY JIG11B Strong Wire11B #1 or #1/0※ヘビークラスのベイトタックルに太いラインでの使用をお勧めします。その為、フックはなるべく太軸のものをご使用下さい。
出典:レイドジャパン
そして、周囲やセンターで集合体のアピールを醸しだしてくれたのが、フィッシュローラーの3&4inch。
カラーはフィッシュスキンシリーズで間違いない!

・3inch / 7pcs. / ¥850(税抜)/¥935(税込)(FISH SKIN COLOR : ¥1,300(税抜)/¥1,430(税込))
・4inch / 6pcs. / ¥850(税抜)/¥935(税込)(FISH SKIN COLOR : ¥1,300(税抜)/¥1,430(税込))
近年のバスフィッシングにおいて欠かす事のできないミドストやホバストなどの中層攻略を、「よりイージーかつ効果的な物にする事」をコンセプトに開発したのがフィッシュローラー。この手のリグに苦手意識を感じさせてしまう一番の要因と言える「使用感の無さ」を改善するために、ヘッドに水受け面を設け、エラを張らせた形状に設計。適度な抵抗を作ることで明確な使用感を実現しました。
更にその抵抗は、いわゆるi字引き状態のストレートリトリーブにおいて絶妙な水押しで存在感を発し、エアホールによる浮力と相まってホバストの要である「極スローに水中を漂わせる」ことを容易にしました。そして中層攻略においてバスをライズアップさせる要素のひとつとも言えるロールアクションを誰でも簡単に生み出せられるよう体高を持たせています。四角断面のボディ形状も相まってエッジの効いたボディーロールと強いフラッシングを発生し効果的にバスを惹き寄せる事を可能にしました。
また、喰わせ能力に特化したい3inchのロールアクションはタイトに細かく、強くアピールしたい4inchは激しくロールするよう状況に合わせて両サイズの明確な使い分けが出来るようにセッティングしています。
足場の限られる岸釣りにおいては極軽量なウェイトを用いるホバストの飛びの悪さは大きなネックになります。その点フィッシュローラーはナチュラルさを失わないギリギリまでボディ幅を厚くし体積を稼ぐ事で、ホバスト対応ワームとしてはクラス最高の飛距離を実現。
ボートフィッシング×クリアリザーバーのイメージの強いホバストを、河川やため池そしてクリア~マッディまで幅広く対応するメソッドに昇華させたフィッシュローラーは、あらゆるフィールドの中層を攻略するスペシャルウェポンとしてその威力を遺憾なく発揮する事でしょう。
出典:レイドジャパン
この展開がハマった最大の要因は、稚鮎の存在。

ポイントに到着した時はまったく気づかなかったが、バスが狂ったようにボイルしていたのは、稚鮎が急にリンクしてきたから。
よく見ると下流方面から上流に向けて稚鮎ボールが遡上してきた。

ゴーストワイヤーのバマストで迷うことなくデカいバスから先に飛びついてくるのは、周りのバスに獲られないため。
コレは確実にこの場所での答え!

この反応は間違いなく確変突入。

もしこの反応が朝イチからあったならば、きていたであろう先行者もボコっていたに違いない。
しかし、きた時は誰もいないうえ、前日はきてもそんなに大きなサイズは食ってこなかったとのこと。

稚鮎ボールのマッチ・ザ・ベイトでしかないマッスルワイヤーのバマスト。
本来ならば春になるとトーンダウン。しかし、夏シーズンでもハマる理由が存在した。

マッスルワイヤーの圧倒的な集合体としての存在感は、シェードにいたバスすべてを引っぱりだすほどの破壊力!
スローに引くとさすがに見切る天才バスたち。ここでカナモはマッスルワイヤーのスピード勝負で一気にデカバスとの間合いを詰める!

トレースコースとスピードで、スイッチの入ったデカバスたちを一斉射撃。
取り合いはじめるデカバスたち。群れで下から食いあげるバスたち。もはやココはドコ?

投げすぎ禁物で上流側に投じた1投では、まさかのWヒット。
もはや令和のフィールド状況ではない。

Wヒットは合計5回。
想像を絶するハマりっぷりで、稚鮎が集まっては散り、集まっては散り。集まりだして追われると再びバマストが炸裂!

環境とアプローチが合致した時の破壊力。
さらに、型よりが生む爆発力! これを捉えて逃さないのが金森隆志の真骨頂!!

大増水で濁り、水温は急低下してクリアアップ。そこから水温は上昇傾向。
さらに稚鮎も一気に差してデカバスの動きも一気に加速したのが要因。
釣れた魚は冷たかったため、代謝が一時的に低下したのがバマストに火が付いた理由。

いつの間にやらスーパー漁師モードに突入したカナモですら、こんな釣れたことない!と叫ぶ。

場所を休ませつつ、ほかのルアーも投入したが、強烈な反応を引きだし続けたのは、マッスルワイヤーのバマスト。

留まることのない破壊力は、数々のデカバスをバイトに持ち込み続ける。

稚鮎が回ってきたり、バマストでスイッチが入った時は壮絶なバイト。

最初の段階で反応したが食わせきれなかったロクマルクラス。
ついにここでバイトチャンスが巡ってきた!

狙い定めていたデカいサイズとさらにもう1尾デカバスのWヒットで勝負あり。

測ってみると、一番長いところで60cmだったが、サイズはお任せすると伝えたところ、59.9cmで寸止め。

ロクマル釣ったら帰ると宣言したカナモ。60cmないならば、まだ釣りができるということで59.9cm。






