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キムケンスタイル シーズン9 キムケンスタイルvol.22「Theフル遠投ゴリ巻きSTYLE in 内場ダム」

キムケンスタイルvol.22 「地形変化を制するフリーリグ【スラップホッグ3.5inch】」

キムケンが苦手としていたリグを克服!それがフリーリグ

メインとなった中流域は、とにかく遠くに飛ばさないと勝負すらさせてもらえない状況だった今回のロケ。

川幅の狭い所では大型トップ、フットボールリグなどで対応していたキムケンだったが、さらに飛ばせるリグはないものかと考えた。

ここで投入してみたのが、フリーリグ。

今となっては定番のリグだが、キムケンスタイルではあまり投入機会のないモノ。

ワームはメガバス×キムケンのコラボソフトベイト「スラップホッグ3.5inch」。

ボトムの誘いにとどまらず、ジグストでも果敢にビッグバイトを連発させる驚異のリアクションマジック、SLAPHOGが覚醒。
米国B.A.S.S.ツアーを戦うチャレンジングなスペシャリスト、木村建太の熱い思いと知見、幾多のリアクションバイト伝説を築き上げたディープカップビーバーの開発者、伊東由樹のハイドロデザイニングが融合。圧倒的なリアクションバイトを引き出すSLAPHOGが生まれました。

出典:メガバス

フリーリグのウエイトは1/2oz。

フックはスラップホッグの推奨サイズでもあるインフィニ#4/0。

経験が語る、オフセットのあるべき姿。
ベンドデザインとクランクデザインは、高い実績を誇るピアスフック理論を継承している。
ベンドは伸びに対する高い復元力を有し、クランクはフッキング時にワームがズレやすく、 フッキング率を高める。 更に、ストレートフックの逸品、タントラムコントロールで培った ノウハウを注入。

ギャップ幅と鈎先の向きとのバランスを煮詰める事で、魚に触れやすく、 かつ、フッキングパワーのロスが極力出ない形状を導き出した。 素材はフォグショットなどで採用しているサイバーメタルを採用する事で、 鈎先が鈍りにくく、フックの剛性を更に高めている。 RYUGIの経験の蓄積から生まれた、 究極のスタンダードオフセット。

出典:リューギ

シンカーはヘビーデルタTG。1/2ozメインに5/8ozなども使用。

DSデルタのヘビーウェイトバージョン。
ラインアイは通常のハリス止めでなく、丸カンを採用。
ダウンショットシンカーに求められる性能とは何か?「使いやすい事」。
この一言に尽きると、RYUGIは考える。

高比重焼結タングステンを使用する事で、高い感度と素早い沈下性能を実現。本体にはウェイトを表記する事で、フィールドで迷い無く意図するウェイトを選択出来る。ラインセット部はカンを採用した為、重量のあるシンカーをしっかり結びつける事ができ、不意に外れないように工夫した。形状は、底部に重心がある縦長形状。縦長にする事でシンカーの根がかりを回避しつつも、沈下速度を妨げない。また、本体断面は三角形となっている。ボトムで横倒しになった際、不用意に転がりにくい形状だ。従来のシンカーだと、ボトムで意図せず転がり、シンカー自らが岩の隙間などに落ち込み、根がかりを誘発していた。このシンカーなら、それが起こりにくく、根がかりしづらい。素早く選び、素早く投入し、根がかりによる時間のロスを抑える。とことん使いやすく仕上げる事で、釣りをする時間・集中力を妨げない。結果が釣果に現れるのは、言うまでも無いだろう。

出典:リューギ

シンカーとフックの間には三浦玉をセット。

結びめ保護でクッションの役割を果たすため、フリーリグには必ず入れておきたいパーツ。

ノットの保護とフックとシンカーの一体化を防ぐクッションゴム

スフリーリグ等の遊動式シンカーを使用するリグにおいて、シンカーがラインとフックの結束部分に何度も接触する事で結節強度の低下によるラインブレイクが起こる事がある。「三浦玉」はノットを保護する役割に加えて、フックとシンカーが一体化する現象を防ぎ、フックからシンカーが離れやすくなる。ワームがノーシンカー状態になる時間が長くなり、”食わせの間”を最大限に与えられる。

出典:リューギ

キムケンいわく、先日リリースされたスラップホッグ3.5inchは、フリーリグとの相性がスゴくよいとのこと。

その理由を解説してもらった。

スラップホッグのコダワリはココ!

2年以上前のキムケンスタイルロケでプロトサンプルを初披露し、2025年11月にリリースされたばかりのスラップホッグ3.5inchは、メガバスとキムケンのコラボで生まれたソフトベイト。

元々は通称・ジグストホッグと呼んでいたほどジグスト用ワームとしてテストしていたが、テキサスやフットボールなどにも相性がよすぎたため、今や日本でもアメリカでも常に手元にあるアイテムとなった。

そんなスラップホッグだが、少し前の撮影でフリーリグにもかなりよいことが発覚したそうな。

キムケンはフリーリグが苦手、というか嫌いだったワケだが(アワせた時の手応えが好きになれなかった)、シンカーを落とした時のスラップホッグはこだわって詰めていたパーツが想像以上の働きをしてくれていたとのこと。

特長的なフラップは、強めに引っぱったり重たいリグで速く沈んだ時にバタついてくれるが、ノーシンカー状態で落ちる時はバタつかずに、キールの役目を果たしてくれる。

その理由は、ワーム(リグ)の浮きあがりを抑制するため。

ジグストなどのリーリングで泳がせてくるリグは、思いのほかリグが浮きあがってくる。

ジグストのようにラインスラックを活用したシェイク巻きはワームがフリーになる瞬間がある。その時にワームの浮きあがりを抑えてくれるのが、スラップホッグのテール。

ゆっくり巻いたりスローに落とすと動いてないと感じるかもしれないが、そこにも配慮!

まったく何も動かないより何か動き続けている方がよい。そこで設けたのがサイドのアーム。

絶妙の位置に絶妙なサイズで配置された4本のアームは、ノーシンカー状態でもピリピリ動き続ける

ここまで伝えれば分かってもらえるかもしれないが、フリーリグでスラップホッグがフリーになった時、テールがスタビライザーの役割を果たしてグライドフォールしながら、アームだけが震えて動き続ける。

ワームが着底するまで常に動き続けてくれるのが、スラップホッグのフリーリグ。

移動距離を抑えながら刻むように地形変化を攻めることができるフリーリグだけに、相性は極めてよい。

着底してからの初動で引っ張るとスタビライザー役のテールが水を掴んでバタつき、魚を呼び込んでくれる。

シンカーが落ちるとグライドフォールしながらピリピリっとアームが動く。

キムケンにとって、今回のように初場所だったり、状況が掴み切れていない時で、何を持っていってよいのか分からない時のトップバッター的存在でもある。

フル遠投で地形を刻めるリグ特性が正解を導きだす!

今回は、とにかく遠くまで飛ばして魚のいるであろうポジションまでリグを届かせないと話にならない環境。

遠くまで飛ばしたようで、そのまま真下に沈めるのは無理な話だが、極力着水した下に沈め、浮きあがらせすぎずに誘えるリグとして該当したのが、フリーリグだった。

底質感知の高さはタングステン製のヘビーデルタTGなので文句ナシ。

食った時やフッキング時のダイレクト感のなさが苦手だったキムケンだが、ソツなくこなすのはサスガ。

いつの間にやら今回の目標だったフリーリグの克服と、本当にスラップホッグと相性のよいリグなのかの検証も成功。

水深の有無は関係なく、とにかく飛距離を稼ぎたい時、誘う時間を長く取りたい時にアシストしてくれるのが、スラップホッグ3.5inchのフリーリグ。

昔のテキサスリグと同じく、今やフィールド問わずに使われるリグの1つとなったフリーリグ。リグ特性や使い方に偶然ながら激ハマりするワームが、スラップホッグ。ぜひとも各自のフィールドで試してみてほしい

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