生きているエリアとフィットする釣り方探しがキー
カナモが現場で得た情報を自分の中でフィードバックし、自身のテクをアップデートすればさらに釣れることを実証する動画番組「UP DATE(アップデート)」。
vol.2のフィールドは京都、奈良、三重の3県をまたがるメジャーリザーバー・高山ダム。
なお、高山ダムで釣りをする場合、遊漁券が必要。3県にまたがるため、それぞれのエリアで有効な遊漁券を購入しましょう。
また、釣り場を大切にしていくため、マナーやルールも守りましょう。
季節は秋真っ盛りの秋晴れタイミング。
本来ならば現場の状況確認からパーツを拾ってひも解いていくアップデートだが、ワケあってカナモは事前に状況を確認済。
ならばということで、状況を加味しながら答え合せを実践。
今回注目したワードは「原因と理由」
釣れる時は「理由」、釣れない時は「原因」といわれるが、この答えとなるそれぞれのファクターを現場で感じ取って追求していくことに。
季節柄、やっかいな冷たい雨による環境変化で魚のポジションも一気にシビアになった頃合い。
魚の反応も冷え込む夜から朝方よりも日中にシフト。
そのため、高山ダムといえば上流! と思いきや、まずは川幅も広くなり大きくベンドする中流のスロープ付近から開始。
上流が釣れない原因は「冷たい水」
カナモいわく、晩秋~初冬の気配が色濃くなれば朝イチを逃すとアウトということもなくなる。
ただ、キーとなるのは水温上昇と、雨の影響を受けにくいエリアセレクトとのこと。
そのため、午前中の低気温タイムは中流スロープから中~上流をサーチ。
この午前中で素早く答え合せできたことは、バスもベイトも冷たい水を嫌っていること! これは明白。
直接流れが当たらない流れを遮りながら巻く場所を素早く見出したカナモは、食わせ展開メインで広い中流の中でごくわずかなスポットのみ魚がいることを実証。
しかし、本番は昼からの水温上昇タイミングだった!
本気の答え合せは昼から! キーは「水温とエサ」
午前中は魚のポジションサーチと「釣れない原因」の確認。
午後からは「釣れる理由」を確認するべく下流にドロップイン!!
下流を選んだ理由は大雨の影響を受けにくく、上流よりも水温が高いところ。
山からのインレットは水温低下させるほど冷たくなく、いつの間にか「とあるベイト」がリンクしていた。
ちなみにロケ時、上流で16度、下流で20度。4度も開きがあると魚はたまったものじゃない! 水中はまさに別世界といえる。
上流にダムがあって放流されることで本流自体は冷たくなるが、下流で、さらにワンド状のエリアは影響も薄く、いざ冷たい水が回ってきても相当なタイムラグが働くため、ダメージをくらっても生きているエリアの1つ。
さらに、もう1つの釣れる理由が「エサ」。季節がら見逃せないパターンとなる「落ちアユ」が絡みはじめていた。
展開は大きく分けて2つ。あとは状況に合わせてその場その時で生きたパターンを探りだしながら、細かい情報を感じて&見つけてアップデート!
季節的にハマると強烈なベイトパターンを軸に、フォローにもなるサブパターンも用意。
ふたを開けてみると、魚の動きやポジションは思っていた状況ではなく、想定していたメインパターンが活きてこない。
そこでシフトしたのがサブパターン!
瞬間的なアップデートを繰り返しながらバイトへの道筋を見出していくカナモ!
初日は午前中に中上流、午後イチからは下流をサーチして答え合せしながらアップデート。
翌日は、別の解説撮りしたあとの午後14時から下流にドロップイン。
すでに見えていた「水温上昇タイミング」というキーワード。
午前中はわざと捨て、昼からの一番よいタイミングで下流にドロップイン。
狙い澄ました水温上昇タイミングで、カナモ的には2尾釣れればOK! だったが、アップデートのスイッチが入ると誰もカナモを止められない!!
エンディング後のヒトネバリ、メインと化した吊るしで50㎝も捕獲!!
現状と向かい合ってヒントを拾い集める中、予想していた展開をさらにアップデートしていくことで、ぶっちゃけキビしい状況下だった高山ダムオカッパリで、ドトウのデカバス釣果を達成!!