表層、中層でダメならば底!
表層付近の魚系ベイトを意識している時、表層で食わせようと思うと瞬間的なタイミングが大事!
スイッチが入った瞬間は取り合い状態にもなるし、食ったあとも複数が追いかけてくる。これは魚が見えるクリアフィールドの特権でもある。
しかし、ニュートラルな時間はまるで逆。
鼻先まできてルアーをよけるし、近づかないし、まったく無視。時として「無」の時間帯になる。
投げれば投げるほどプレッシャーもUP。これも見えるフィールドの特権。
ラインを浸けずに表層ドリフトで流すと距離を空けてついてくることもあるが、足元付近で気づかれて見切られた経験もあるのでは?
そこで時折ハマるのが、表層の超高速リトリーブ。ただしチャンスはだいたい最初のみ。
さらに、出てもルアーの後ろや、よそ見している時が多いのは、釣りあるある。
ロケ時も同じ状況となったが、カナモがバイトに持ち込んだのが、スティックベイトの底放置からのリアクションアプローチ。
使用していたルアーは、ファンタスティックの5.8inch
ファンタスティックといえば、ノーシンカーからネイルリグ、ジグヘッド、フリーリグやキャロなど使用範囲の広いスティックベイト。
4.8inchと5.8inchの2サイズで、この時は5.8inchをセレクト。
左右によくダートし、フォール時のテールアクションがナチュラルすぎてヤバいアイテムだが、瞬間的なアクションを加えた時のファーストラン(レスポンス)がスゴく速い。
このハイレスポンスは、縦偏平のボディ形状とマテリアルの相乗効果に感じる。
この時も、カナモは落ちアユ目線の魚を見つけ、ファンタスティック5.8inchのノーシンカーで表層高速巻きでアユが流されるであろうコースをトレース。
ところが、なかなか反応しなかったため、魚の通り道的な場所に沈めて待つことにした。
魚が通り掛かろうとした時に瞬間的なジャークでリアクションバイトを誘発。これが一撃でハマった。