アオコが消えれば冬モードでメタルの出番!!
12月に入って急な冷え込みとともに冬の足音が近づいてきたが、今年は遅くまでアオコが残っているフィールドも多かった。
そのアオコは水温上昇とともに底から水面に浮いてきて、風で流され寄せられる。
マットカバーの代わりにもなるアオコのため、こういったエリアは基本的に魚の気配も多いけれど、水温低下とともにアオコは減り、水はクリアアップされていく。
これが冬の始まりとなる。
寒暖差が大きくなる晩秋から初冬は、外気と水温の差によって朝イチの水面はモヤだらけ。
この繰り返しで水温低下した結果、クリアアップも進む。
クリアアップが進むと本格化するのがメタルバイブ。
これからの時期の王道パターンでもあり、また今年もやってきた! という冬の風物詩的なアプローチ。
今回のロケは晩秋の気配強めな日から一気にクリアアップが進んで冬っぽさ全開の日となったので、クリアアップを感じた場所ではメタルバイブを投入。
キムケンが使用していたのはサーキットバイブで、ウエイトは1/4oz(7g)。
今さら多くを語る必要もないが、メインボディにサーキットボード(基板)を採用したド級のハイピッチを実現するハイブリッドバイブレーション。
ウエイトは1/2oz(14g)、3/8oz(10g)、1/4oz(7g)、1/8oz(3.5g)がラインナップ。
メタルを超えた鉄板バイブ。
低比重0.8mm極薄マテリアルのサーキットボード素材が採用された『サーキットバイブ』は、これまでテストモデルとして数多く作られてきたメタルバイブレーションをことごとく凌駕するスペックを持ち備え、サーキットボードボディにより低重心化されたボディがこれまでにない超ハイピッチ&超ハイレスポンスを実現させたハイブリッド・バイブレーションです。
CIRCUIT VIB
Weight:1/2oz・3/8oz・1/4oz・1/8oz出典:デプス
水中がまだ冬本番ではないのを考慮し、途中からリアフックのみダブルフック2本仕様に変更していたが、フックはピアスダブルの#8をセット。
仕様によってはフロントもピアスダブル2個掛けもアリ。
ピアストレブルシリーズの遺伝子を受け継ぐ RYUGIダブルフックのフラッグシップ
フッキング率と貫通力を高める、ワイドギャップ&やや内向きポイント、そして小型化したバーブ。
高い強度を生み出す形状。鋭さを持続する為の、高耐久素材。ピアスシリーズで培った、ルアーフックのノウハウを全て注ぎ込む。その上で、ダブルフックというフックが使用される状況を検証し、得られた結果をフィードバックした。
同じルアーでも、トレブルフックよりワンランク大きめのサイズを搭載するダブルフック。#8-6は小型ルアーで使用される状況を想定し、やや細軸に設定。弱いフッキングパワーでも、十分な貫通力を発揮する。#4-1は通常使用を前提に、ピアストレブルと同等の軸線径を採用。強度を確保。#1/0-2/0は大型ルアーへのセットを想定。必要以上に太すぎない線径設定とする事で、高い貫通力を発揮する。2本のフックの開き角は、スナッグレス効果を重視しつつも、フッキング率を下げ過ぎない絶妙のセッティング。
考え尽くした末の結果を、体感して欲しい。
出典:リューギ
基本はリフト&フォールだが、底から1回シャクりあげてすぐにロッドを戻してやることで、ボトムを刻むようにサーチできる。
基板ボディで立ちあがりの速さが秀逸のサーキットバイブは、必要以上に強くシャクらなくても水噛みがよいので、動作もリズムも楽にしてくれる。
イメージは、底の落ち葉など沈殿物付近で逃げ続ける小ギルや小魚。
時折、砂煙を立てて沈みモノの下に勢いよく隠れる感じ。
バイトはコツっと抑え込むような時もあれば、ルアーが立ちあがった時に重くなるなど様々で、もちろんフォールで食うこともある。
ただ、フォールの途中で違和感だけを感じることも多い。
キムケンいわく、そんな時はアクションを止めずに続けることで、正体が魚であればスイッチが入ってしつこく追ってくるとのこと。
ちなみに今回、キムケンスタイルシリーズでは記念すべきスピニングタックルでのファーストフィッシュ!! サイズは関係ない!
今回しっかり2尾釣ってくれました。