青野ダムを歩いて見つけた道具立て、カナモの場合
ゆたかボーイが関西・近畿の初場所をリアルに歩いて釣りをする「ゆたかボーイ Kinkiウォーカー」。
主役のゆたかボーイ1人だと心配すぎて心もとないということで、助演という立場で参戦するレイドジャパンのBOSS・カナモ。
カナモは惚れ惚れするコンディションのプリスポーンを釣りたいため、せめて春シーズンだけでもと毎年、青野ダムに足繁く通っているため、基本的なフィールドの立地条件やクセなどは把握している。
そんなカナモが今回スタンバイしていた用意は、そのままNOWな答えとなった。
カナモが見て回ったエリアは「風当たり」と「水深」。
この条件が絡んだ時に、可能性がUPするエリアを午前中に下見しながら、くるべきタイミング&時間帯に入り直すor別エリアで同じ環境の場所に入るというもの。
まず、風や濁りの恩恵が少ない時間帯で、シャローというよりも、少し水深を有する切り立った地形(縦の変化)でベースとなったのは、バマスト展開。
カナモが用意したのは、4本アームで元々はブレードがセットされているアラバマ系リグ。
そのブレードを取っ払ってワームに変更。
アーム中央(コア)はフィッシュローラー3inch×4個、周囲(サイド)にはフィッシュローラー4inchを4個(周囲のみ0.4gと0.5gのネイルシンカーを交互に挿入)。
フィッシュローラーはシェイクした時のギラつき感を最大限に引きだしたいため、カラーはフィッシュスキンカラーでまとめている。
センターもフィッシュローラー4inchだが、のど元に0.6gのネイルシンカーを挿入。
カナモのバマストは内部にフィッシュローラー3inch、周囲とセンターは4inch。漂い感、群れ感、ロール感を追求した全ホバスト仕様。
Vish ゆたかボーイ Kinkiウォーカーは近日公開‼#金森隆志 #レイドジャパン #バス釣り #バマスト #ゆたかボーイ #kinkiウォーカー #xbraid #varivas #Vish #lurenews pic.twitter.com/s9x8psXfRo— Vish ヴィッシュ (@vishjp_tw) May 4, 2023
このセッティングは表層や水面直下の仕様であり、風が強すぎたりトレースレンジが深い場合は、周囲とセンターのネイルシンカーを少し重たくする(0.4g→0.5g、0.5g→0.6g、センターの0.6g→0.9gなど)。
フックはすべてジグヘッドではなくホバスト用のフックだが、いろいろ試した結果、もんどりうってくるデカバスにも対応できるよう、軸線径が太くて大きいサイズのフックを使用。
カナモがバマストで重要と考えるのは、内部のフックサイズ。コレ大事!Vish ゆたかボーイ Kinkiウォーカーは近日公開⇨https://t.co/plJgAvRShx#金森隆志 #バス釣り #バマスト #レイドジャパン #ゆたかボーイ #Kinkiウォーカー #近畿ウォーカー #xbraid #varivas #フィッシュローラー #Vish #lurenews pic.twitter.com/XpbFLvcRbG
— Vish ヴィッシュ (@vishjp_tw) May 6, 2023
バッグの中にはスペアのワーム各種と、タイプ違いのモノも持ち込んでいた。
微調整で使用する軽めのネイルシンカーは必須!
第一に縦系のシチュエーションであり、距離感とスピードが合致する場所ではバマストが正解だった。
ちなみに、水がクリアすぎる場合。バマストで無反応であれば、カットスイング(フルスウィング5inchのテールカット)の出番!
いざという時の保険的なアイテムだが、念のため1袋だけ持ち込んでいた。
バマストで使用していたタックルはコチラ!
ロッドはグラディエーターマキシマムのNEWカマ―、GX-71XHC-ST「POWER THE MAXX」。
もうすでにカナモの右腕になりつつあるほど出番の多いロッド。
リールはスティーズAⅡ TW 1000HLで、ラインはアブソルートAAAの20Lb。
アブソルート AAA[フロロカーボン]
VARIVAS独自製法により高強度を実現
フロロカーボン分子の密接度を約15%アップ(当社比)。
オーバーポンドスペックを実現し、ビックバス相手でも安心してやりとりができます。ライン強度の評価は驚異のAAA
直線強度、結束強度、耐摩耗性など、ラインに求められるどの品質要素においても、評価は全てAAA(トリプルA)を達成(当社比)。
カラー:ナチュラル出典:バリバス
最近のフロロラインではかなりのお気に入り。
もう一手はアオノの王道!
バマストとは環境が変わり、川筋などのシャローで風が当たって荒れているシチュエーション。
カナモの中でバマストとしっかりと棲み分けしていたのが、ミノー。
青野ダムといえばコレ、というほどのルアーなのが、レベルミノー。
ロケ当日の夕方、多くのアングラーが使っていたのがコレ。
もはや青野ダムのご当地ルアーといっても過言ではない。
LEVEL MINNOWは、「飛距離」「アクションレスポンス」「レンジ対応能力」という3つのキーワードを徹底追求した125mmクラスのミノープラグです。
・衝撃の飛距離
LEVEL MINNOWは、マグネット式重心移動機構を搭載。キャスト時のテイクバックによって磁力から解放された移動ウェイトがボディ後端に移動し、同クラスのミノーでもトップクラスの爆発的な飛距離を叩き出します。重心移動機構だけでなく、ボディフォルムやリップ設置角、そして、飛行時の姿勢を安定化させるカウンターウェイトの存在など、すべてのバランスをまとめ上げることで実現した衝撃的な飛距離をご堪能ください。逆風でこそ、LEVEL MINNOWの真の格の違いをご体感いただけるはずです。・ラインの重みだけで動き出す、驚異のアクションレスポンス
一般的にロングミノーは、その長さゆえにアクションのもたつきや動き出しの悪さが目立ちます。LEVEL MINNOWは、「タダ巻きで釣れるミノープラグ」を目指しアクションを追求。これまでのロングミノーからは逸脱した、驚異的なアクションレスポンスを手に入れることに成功しています。もはや、ラインの重みだけで動き出すほどの究極レベルに到達。タダ巻きでは超タイト高速ピッチアクションで幻惑。流れに乗せたドリフトにおいてもルアーが自ら泳いでいるかのような生命感を生み出し、百戦錬磨のモンスターさえもバイトに持ち込みます。また、レベルミノーはタダ巻きだけでなく、ロッドワークにも高次元対応。ジャークやトゥイッチを加えることで、ひるがえるような美しく艶めかしいダートを披露します。・アングラーの意思を酌むレンジ対応能力
レベルミノーは、リップに設けたセミ・カタパルトシステムによって、浅い潜行角で、水平姿勢を維持して泳ぎます。フルキャスト時の最大潜行深度は約1.5m(フロロカーボンライン)、ロッドポジションによって、レンジの調整が可能。セミ・カタパルトシステムによって、潜らせたくない場合はロッドポジションを高めに、潜らせたい場合はロッドを下段にポジショニングすれば、1m弱~1.5m強までをアングラーの任意で自在にトレースすることができる自由度をもたらしています。出典:レイドジャパン
カラーは好みでよいとは思うが、信じて投げ切れるカラーを選ぶのがベスト。
ゴースト、クローム、パール、ハーフミラーなど、カラーバリエも多いので、水色や光量、プレッシャーで使い分けるのも面白い。
一般的にはオリジナルのレベルミノーでOKだが、もう少し潜らせたい時、少し深い所にはレベルミノープラス。
Length: 125.0mm Lure Wt.: 1/2oz. Class
LEVEL MINNOW PLUSは、LEVEL MINNOWの卓越した各種性能を受け継いだ上で2mに絡むレンジをトレースできるよう設計し誕生した「かゆいトコロに手が届く」ミッドランナーモデル。
オリジナルのLEVEL MINNOWが最大潜行深度1.5m(+α)であるのに対し、LEVEL MINNOW PLUSはその1段下層である2m(+α)をトレースすることができます。それは魚を釣るのに有効なゴールデンレンジ。ありそうなのになかなか存在しないこのゴールデンレンジに挿し込んで行けるミノーがLEVEL MINNOW PLUS。
例えば上のレンジまで誘い上げる(持ち上げる)のが難しい捕食ゾーンの狭い厳寒期の魚に対しても、こちらからレンジを挿し込んでやることでバイトに持ち込むことが可能になります。※潜行レンジをより深めるには、フロロカーボンラインの比重を利用するのが効果的。比重の高い糸を沈めて操ることでルアーを下方向へ引っ張ることができます。また、LEVEL MINNOWシリーズはスローフローティングに設定しておりますので、ウェイトシールによってデッドスローフロートに調整することによっても、潜行レンジを深くすることが可能になります。ウェイトシールをボディの前寄りに貼るほど前傾姿勢となり、潜行深度は深まります。ウェイトシールの重さは水温や水質、使う糸の太さによって変動しますので、現場で調整してください。
※厳寒期の魚をバイトに持ち込むには、魚をルアーに寄せるための「間」を作ることが肝要です。キャストからピックアップまでの間で、ワームのように「気付かせる」パートと「ルアーに寄せる(待つ時間)」パートを意識して操るのがバイトへの近道となります。
飛距離はオリジナルLEVEL MINNOW同様にマグネット式重心移動を搭載したカッ飛び仕様。竿にルアーの重量を十分に乗せるようにしてキャストすることでリリース後の飛行姿勢が安定し、さらなる飛距離を叩き出します。
スイミングアクションは、オリジナルLEVEL MINNOW譲りのタイトハイピッチアクション。オリジナルより深いレンジをトレースすることを考慮し、水圧に負けないようほんの少し強さを持たせています。※LEVEL MINNOW PLUSに限らず、ルアーを泳がす際はまず真っ直ぐに泳ぐようトゥルーチューンを行ってください。左にそれて泳ぐ際はラインアイを右へ、右にそれて泳ぐ際はラインアイを左へ傾けて調整してください。その際は必ずプライヤーなどを使用し、軽い力で少しづつ傾けるよう気をつけてください。
出典:レイドジャパン
ベイトフィッシュ(青野ダムではワカサギ)のサイズが小さい場合はマッチ・ザ・ベイトでレベルミノークイック72にするのもアリ。
Quantity: Length : 72.0mm Weight : 3/16oz. Class.
LEVEL MINNOW「Quick72」は、LEVEL MINNOWシリーズの優れた「飛距離」「スイミングレスポンス」をワカサギモチーフの70mmクラスの小型ボディにしっかりと封じ込めたコンパクトミノーです。■LEVEL MINNOWシリーズ共通の爽快なキャストフィールを継承
Quick72は、マグネット固定式タングステン重心移動にプラスしてボディ最後尾にもウェイトを配置した新機構の導入によって、スピニングタックルはもちろんのことベイトフィネスタックルにおいてもボディサイズをものともしない爽快なキャストフィールと飛距離を実現しています。■LEVEL MINNOWシリーズ特有のスイムレスポンスを継承
LEVEL MINNOWシリーズ特有の圧倒的なスイムレスポンスをコンパクトボディに封入。ハイギヤリールを用いた高速リトリーブにも泳ぎ切る優れた安定性と、水中を一閃する稲妻のようなインパクトとキレのあるスイムアクションによって、小型ボディをネガとしないアピールを水中で放ちます。LEVEL MINNOWの名を冠するために必要不可欠なこれらのエレメントをクリアしたコンパクトボディのQuick72は、季節問わず活躍する出しドコロの多さが魅力。水面下50~60cmの絶妙なレンジを疾走しクリークなどの小場所はもちろんのことシャローフラットのフィーディングフィッシュやウィードフラットに潜む魚を喰い上げさせる新たな一手となるでしょう。また、デッドスローフロートに設定したQuick72は低水温期の下層の魚をコールアップさせるスローなトウィッチ展開においても、ロッドワークに機敏に反応しながらもしっかりとビタ止まる静/動のメリハリとそのコンパクトボディによって貴重なバイトをもたらす力を持っています。
出典:レイドジャパン
特に、水色がクリアであれば魚に見切らせないスピードを使うこと。
逆に、今回のように濁っていればスローに引いて魚に気づかせることが非常に大切!
状況に合わせたスピードの使い分けというのも釣果を大きく左右するファクターとなる。
そんなレベルミノー専用機となっていたタックルはコチラ!
ロッドはご存知、グラディエーターマキシマムのGX-70HC-ST「THE MAXX」。
Length: 7’0” Power(Action): Heavy Taper: EX. Fast Lure Wt.: 1/8-1/2oz. Line: 12-16lb.
THE MAXXは、その名の通り、GLADIATOR MAXIMUMシリーズを体現するフラッグシップモデル。
ベイトフィネスの釣りをよりヘビーカバーで行うために生み出された性能特化ブランクは、アクション表記こそ「H」だが、繊細なソリッドティップを有する。ソリッドティップでありながらブランク全体が負荷によってしなやかに追従するため、軽量リグを正確にカバーに撃ち込み、繊細に操り、喰い込ませ、カバーから引きずり出す一連の動作が違和感なく執り行える、新世代ヘビークラスの指標となるだろう。出典:レイドジャパン
リールはお気に入りのジリオンSV TW 1000HL K.T.F.チューンに、ラインはアブソルートAAAの14Lb。
アブソルート AAA[フロロカーボン]
VARIVAS独自製法により高強度を実現
フロロカーボン分子の密接度を約15%アップ(当社比)。
オーバーポンドスペックを実現し、ビックバス相手でも安心してやりとりができます。
ライン強度の評価は驚異のAAA
直線強度、結束強度、耐摩耗性など、ラインに求められるどの品質要素においても、評価は全てAAA(トリプルA)を達成(当社比)。
カラー:ナチュラル出典:バリバス
飛距離と潜行レンジに負荷を与えないラインのポンド数をセレクト。
今回はこんな感じの決め撃ち的な道具立てだったが、午前中の下見による絞り込みと狙いが、この道具立てをさらにドンピシャで盤石なモノとした。