ついに奥田学の「デカバス捕獲サイト」の封印を解く!
晩春から初夏の陽気に突入した5月末のタイミングでの奥田学ビッグセオリーvol.11ロケ。
まだ日によっては冷え込みも残るが、日中の最高気温は予想で30度!
水中と陸上の進行が追い付かないレベルで、まずは魚の季節進行をサーチ。
スタート前の読みでは、もっとも数が少ないと予想されるプリスポーン。もっとも多いと思われるミッドスポーン。数が増加傾向にあるポストスポーン。
この3種類のパターンを想定。
さらに、ひと月遅れで動きだしたコアユを追ってフィーディングする個体も追加され、どの時間帯でどの個体を追うかが釣果の分かれめとなった。
湖東・長浜エリアの水深があるミドルレンジから魚の状況をサーチするも、水が動かず死んでいる。ただ、沖にはアユがリンク。
この状態から彦根方面のシャローに向かうと、岸沿いにもアユが流入。
素早く合わせた奥田はアユを追う個体をサイトで確認し、軽々とキャッチ。
ただ、フィーディング個体ではサイズが読めないため一気に北上。
狙いは北エリアだが、待っていたのは代掻きによる濁りと水温低下。
長浜北部は真っ白で何も見えないほどの悪い濁りに覆われ、そのまま一気に北上しながら生きた水を探す。
時間的には9時すぎ。ここから太陽光に照らされ、水温上昇で水中の状況は一気に変化する。
今まで見なかったアユやバスが一気にシャローを回遊。そして、バスは急にサスペンドしはじめる。
ここで展開をサイトメインに切り替えた奥田は、バスの状態に合わせて食性、威嚇、リアクションのルアー&リグローテを敢行。
食わせたり反応を引きだすことには成功するが、まさかのバラシや寸止めが連発。
とにかく活性が低い。
その後は水色と風によるエリアローテーションで、湖北の右岸と左岸を大幅に大移動。
そこで見せたサイトの神髄!
カープヘッドで58㎝を筆頭に、デカバス連打劇!
シャロークルーズの見えデカバスはマルチシャッド4inchのデッドホバで攻略。
コブシのラバーチューンによるシルエットのインパクトで食わせたのは54㎝。
対岸から入り直し、水質と水温変化で新たに深場から差してきたデカバスは、リアルアプローチのリアクション!
ワカベイト&スピードヘッド5/8ozで食わせたのは、60.5㎝!!
留まることを知らない奥田。
南下してシャローをクルーズするデカバスをテストサンプルのフリーリグで攻略したのは54㎝!
急に荒れてきたので、ここで初日終了。
さらにサイズアップを掲げた翌日。ボンヤリ見えた黒い塊をルアーローテで攻略!!
ケラソニックのヘビーダウンショットで食わせたのは、65㎝・4600g!!!!
さらに終了間際はジャイアントベイト・カープスライダー360プロトで60㎝!!
空前絶後、ドトウのデカバスラッシュで上から65、60.5、60、58、54×2、53、45-50×3。
繰り出した引きだしは、フィーディングを征するデッドホバ、食わせるためのベイトフィネス、威嚇を利用したジャイアントベイト、リアクションを振ったフリーリグ&ダウンショットなど。
苦戦を強いられた前回のリベンジではないが、キーは濁りと風の読み、個体が意識するルアータイプとサイズ、アプローチの弱さと強さにあった。
細かく区切られた各アプローチの詳細は別コラムでも紹介。
■Vish 奥田学ビッグセオリーvol.11本編