小魚に合わせるリアルアプローチ。合わせる魚はアユだけじゃない!
ひと月遅れで一気に動きだした感のある稚鮎(コアユ)パターン。
今回はコアユを模したリアルアプローチとして、ジグヘッドやホバストの進化系でもあるデッドホバでデカバスを連発した奥田だが、この展開とは別のリアルアプローチが存在。
それが、スイムジグ。
使っていたのはワカベイトの4inchと5inch。
ヘッドはスピードヘッドだが、スピードリアクションを高めるため、5/8oz(プロトサイズ)を使用。
これだけでは冬から春の展開と思うが、キーはカラーリングにある。
今回のベイトパターンでハマったのはアユだが、実はアユ以外に食われているのが「ニゴイ」と「コイ」の稚魚。
メインベイトは、そのエリア内の全体的な割合で多いモノに偏ることが多く、琵琶湖にはアユ、ワカサギ、ハス、ウグイ、オイカワ、カワムツ、ゴリ系、エビ系などなど非常に多くの種類が生息する中で、季節がら割合の多いモノがメインで食われることから、エリアによってアユだったりワカサギなどのベイトパターンが成立しやすい。
バスからすれば、行動範囲内で割合が多く、ムダに泳がず動かず効率的に捕食できるモノを選んでいるだけの話。
でもそれこそが、そのエリア内&環境内でのメインベイト。
アユは遅れて動きだしたこともあり、今後は割合も変化していくが、入りはじめのアユよりも魚の意識は底にいるニゴイやコイの稚魚に向いている個体も多かった。
そこで奥田が使用したのは、ワカベイトのゴールドシャイナーというカラー。
リアルプリントでニゴイやコイの稚魚を模したカラーだが、これは奥田の経験上、アユやワカサギ以外でよく食われているエサとしてラインナップしたもの。
その予想は即座に的中!
ジャイアントベイトやデッドホバには反応するが食わないデカバスを見て、魚のシルエットとカラーに興味を持っていると判断。
ワカベイト5inchで様子を見つつ、食性に寄せた「クイックなスピードリアクション」でワカベイトの4inchにローテ。
シャローのシェードに隠れているが、エサの通り道となる岩影を意識。そのコースを見出してワカベイト4inchをトレースすると答えはすぐにでた!!
キャッチしたのは60.5㎝・3900g超!!
この翌日、同じセッティングで50㎝UPもキャッチ!