奥田学ビッグセオリーvol.11　「デカバスに見切らせない多動系ソフトベイティング」

魚の理解を超えた多動アクション

ロケ日は晴天無風、時折微風。

エリアによっては代掻きによる影響で白く濁っていたが、エリアによっては目視で十分ボトムまで見える状態。

そうなってくると、人的＆環境的プレッシャーによって、スプークしたデカバスも増える。

特に湖北の狡猾なデカバスは、こちらから見える水深でも体色を変えたり、必要以上に動かない、個体によってはコチラに頭を向けてテールアップし、自分を小さく見せるなど、とにかく賢いのが通例。

クリア水質のフィールドではデカバス自体も日々進化している。

そんなデカバスほどルアーに見向きもせず、認識している動きや波動では反応すらしてくれない。

そのあたりも想定した奥田が用意したのは、多動ベイトのケラソニック。

多動ベイトというカテゴリーは奥田自身が立ちあげたジャンルで、複数の形状＆サイズ違いのテールで今までにない波動を発生するアイテム。

ケラソニックはボディ自体が偏平で、大中のブーツテールが２対、キックテールが１対、ピンテールといったフォルム。

このケラソニックはリグと融合させることで、波動や動きをさらに複雑化できるソフトベイト。

奥田さんのフリースタイル多動ベイト・ケラソニックが進化したのでイジる。オレンジは大きいヤツで黄色は小さいヤツ。
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— Vish ヴィッシュ (@vishjp_tw) June 3, 2023

基本はフリーリグだが、移動距離をさらに抑えたい場所ではヘビーダウンショット（７ー10ｇ）で使用。

フックはオフセットマスターモンスターの＃4/0。

強靭さと鋭さを兼ね備えたバーサタイルオフセットフック。
超ヘビーワイヤー採用により、抜群の強度を誇るモンスタークラス。ヘビーワイヤーでありながらモンスターの硬いアゴをぶち抜くグランポイント採用。超バルキーなワームのセッティングに最適なスーパーオフセット設計。また、シャンクの長さ、ポイントの位置、セッティングシルエットなど、細部に渡って考え抜かれた形状を実現。
カラー：NSブラック

出典：バリバス

シンカーは場所や反応に寄りけりだが、TGスリムシンカークイックチェンジャーの７－10ｇ。

クイックチェンジャーシリーズにスリムシンカーが登場！

【藤木淳プロ監修アイテム】
●シンカー下部に搭載したデルタ型突起が感度を増幅。
●スリムなフォルムはすり抜け性能が高く、ポイントを「点」で攻めるようなアプローチに効果的。

ボトムとコンタクトさせやすいデルタ型突起をインストール！
スルスルと障害物をすり抜けて来るので、根掛かりしやすいフィールドや
カバー撃ちでは、最高のパフォーマンスを発揮してくれます。

＜ウィードやカバーの隙間を集中的に点で攻めるなら＞
スリム型の「TGスリムシンカークイックチェンジャー」がマッチします。

＜フラットやハードボトムを広く面で攻めるなら＞
ティアドロップ（涙）型の「TGグレネードクイックチェンジャー」もおすすめです。

出典：バリバス

TGグレネードクイックチェンジャーの14ｇなどを使用。

グレネードシンカーにタングステンモデルが新登場!!

●独自のQCSにより、ウェイトチェンジが自由自在のタングステンシンカー。
●手榴弾をイメージした特殊形状により、カバーヘの侵入能力は秀逸。
●抜群の底取り感の良さから、超高感度を実現。
●リーダーレスダウンショットとの相性が抜群で、果敢に障害物を狙った釣法で非常に高い効果を発揮。
●素材は高比重の焼結タングステンを採用。
●JB•NBCエコタックル認定商品。
●ビックベイトなどのアイに取り付けることで、簡単にウェイトチューニングが可能。

出典：バリバス

現在テスト中ということで、特に魚が目視しやすいシーズンだけにお試しサイズも多く、ワームとリグ、サイズ別でのリグアクションで魚の反応を見てサイズも最終決定できそうな状態にきている。

そんな多動ベイト・ケラソニック。ロケ時は湖北の水深３－４ｍで魚っぽいものは見えるがサイズも正体もボンヤリしか見えないサイト戦で投入。

カープヘッドやスイムジグ、サイズ違いのケラソニックなどで反応を見て、食性よりも威嚇が必要と判断。

そこでローテしたのが、小さいサイズのケラソニック（ヘビーダウンショット）。

フォール速度が速すぎるとルアーよりもシンカーに反応することも確認したのでスピードを落とし、21ｇから14ｇ、14ｇから10ｇに変更。

光量と日射角度で少しでも魚のポジションや動きを確認できるタイミングを待ち、浅い側からダウンヒルのボトムバンプで素早いフォールを演出。

実はこの魚、21ｇや14ｇシンカーのフォールが速すぎ（強すぎ）てもダメで、ワームサイズの抵抗と動きにマッチしたウエイトが存在。それが10ｇだった！

このリアクション要素を高めたアプローチが的中!!

サイズはハッキリ確認できなかったが、とにかくデカいという予想の中で食わせた１尾。

奥田のフルフッキングでも止まるうえ、一気に水面、そして強烈な走りで瞬間的に底まで潜るモンスター特有のファイト。

キャッチしたのは65㎝・4600ｇ超の湖北モンスター。

食性ではなく威嚇に振ったアプローチ。

わずかなチャンスを待ち続け、くるべき＆撃つべきタイミングを瞬間的に捉えて狙い通りに獲ったモンスター!!

新カテゴリー「多動ベイト」の進化系も始動！

ケラソニックで確立した多動ベイトというカテゴリーだが、オリジナルとは異なるベクトルのモデルもテストしていた。

それが今回、初お披露目のケラソニックシャッド。

スイムアクションを見た本人いわく、「おもちゃやん！」。それぐらい例のない泳ぎだった。

リグはフリーリグで、フックはオフセットマスターモンスターの6/0。

強靭さと鋭さを兼ね備えたバーサタイルオフセットフック。

超ヘビーワイヤー採用により、抜群の強度を誇るモンスタークラス。ヘビーワイヤーでありながらモンスターの硬いアゴをぶち抜くグランポイント採用。超バルキーなワームのセッティングに最適なスーパーオフセット設計。また、シャンクの長さ、ポイントの位置、セッティングシルエットなど、細部に渡って考え抜かれた形状を実現。

カラー：NSブラック

出典：バリバス

シンカーはTGスリムシンカークイックチェンジャーの７ｇや10ｇを使用。

クイックチェンジャーシリーズにスリムシンカーが登場！

【藤木淳プロ監修アイテム】
●シンカー下部に搭載したデルタ型突起が感度を増幅。
●スリムなフォルムはすり抜け性能が高く、ポイントを「点」で攻めるようなアプローチに効果的。

ボトムとコンタクトさせやすいデルタ型突起をインストール！
スルスルと障害物をすり抜けて来るので、根掛かりしやすいフィールドや
カバー撃ちでは、最高のパフォーマンスを発揮してくれます。

＜ウィードやカバーの隙間を集中的に点で攻めるなら＞
スリム型の「TGスリムシンカークイックチェンジャー」がマッチします。

＜フラットやハードボトムを広く面で攻めるなら＞
ティアドロップ（涙）型の「TGグレネードクイックチェンジャー」もおすすめです。

出典：バリバス

見ためにキモい形状だが、動きもキモい！　今までにない波動やアピールを目指したモデルだが、ロケの時点では釣れるかどうか不明。

ただ、開発コンセプトは人も魚も見たことのないモノ。

ボディは偏平ではなくラウンド形状で、サイズ違いのブーツテールが２対、キックテールが１対、大きいブーツテール（シャッドテール）が１つ。

リグというより単体で巻いても使えるモデルとして作りあげた多動シャッドテールベイト。

ロケ中にリグとの相性を確認しながら、ノーシンカーやフリーリグで試していたが、反応は良好！

本番で投入する予定はなかったといいながら、試しで投げたフリーリグ（ズボラリグ）では１投めで54㎝をキャッチ。