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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン5 奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.14 「フィネスでモンスター!!!!」

奥田学ビッグセオリーvol.14 「食わない時のネコリグの動かし方」

平成から続く王道フィネスでキーになる動かし方とは?

今回のメイン、動きのニブいモンスターを食わせるフィネス展開で強烈な破壊力を見せつけてくれたのが、マグナムスワンプクローラーのネコリグ。

コツは底からリグを浮かさないよう、移動距離を抑えてジラすスラックシェイクで、バスのレンジや目線よりも下を泳がせるアプローチ。

アーリーサマーモードになる前の一番食わせにくいデカバスにとって、このアプローチは今も昔も真の答え。

そんなネコリグ展開をはじめ、奥田の必殺アプローチでもあるジグヘッドスイミングでは、ロッドワークでリグを引っ張るのではなく、ラインスラックをうまく使うことで、誰でもリグを動かすことができる。

特に、ネコリグでは移動距離を抑えた強めのシェイクがベスト。

これはポストスポーンでスローなデカバスにアジャストできる操作法。

この操作を簡単にしてくれるのが、バンタムの274M+と264L/Mだけに採用している「エキサイトトップ」という特殊設計のティップセクション。

普通にシェイクすると、エキサイトトップ採用のティップ部のみが大きく振れるため、ラインスラックをさらに大きく操ることができる。

普通であればラインスラックを大きく操るとロッドの振り幅や振る速度が大きく速くなりすぎるが、274M+や264L/Mなら軽い力でシェイクするだけで誰でも簡単に振り幅の大きいシェイクができる。

これで水中のリグにしっかりとパワーを伝達してくれる=ワームがしっかり動いてくれる。

そこで気になるのが奥田のロッドの握り方。

これが知る人ぞ知るV字持ち! 奥田学のバシバシシェイクといえばコレ。

この持ち方はかなり特殊だが、奥田はリールシートとリールフットを指先2点で支持し、薬指&小指と掌でホールドしている。

正直、手が小さい人、握力が弱めな人には向いていない握り方。

握り方に関しては好みでOKとのこと。

奥田いわく、もっとも重要なのは、握り方どうこうよりも、ちゃんとロッドティップが振れているかどうか。

ただティップが軟らかいだけのロッドでは、ティップが振れていても水中のリグやワームまでパワーを伝達できていない=泳いでいないことがあるので注意したい。

奥田は高精度でキレイに振れるのが、このV字持ちとのこと。

ここではおさらい! 食わせたあとの対処法

これらフィネス系アプローチでは、リグをしっかり泳がせることでバイトを誘発できるが、ホントの勝負は食わせてから。

コラムでも先述しているが、フッキング動作やファイト中のロッドワークはもちろん、食わせてから&掛けてからの対処法をおさらい。

遠くで掛けてしばらくは左右に走るし、一気に水面まで走ってエラ洗い。

寄せてくるのはロッドパワーにもよるが、注意したいのは足元まで寄せてから。足元まできて強烈なスピードで一気に潜る。

ライトラインの場合、この瞬間でブレイクすることが多いため、ここからはドラグ性能に頼るほかない。

奥田愛用のステラシリーズは文句ナシの性能だが、ハイエンドリールのドラグでも使い方次第でミスが生まれることがある。

魚が浮くまでは強めのドラグ設定で、魚が走る手前で緩めるのが奥田流。

走っている時にドラグを緩めがちだが、それでは魚を止められない。

障害物から引き離すべく少々のパワーファイトで挑み、魚が浮いたらドラグを緩めて対応。

走りはじめたらロッドのバットパワーで耐える。

復元力が強く、曲げているだけで魚をリフトアップしてくれる274M+であれば、耐えているだけで自然と魚を持ちあげてくれる。

フィネス=繊細なライトリグロッドの必要性を感じるが、狙う魚がデカい場合は魚を掛けてからノされてしまうヤワなロッドでは話にならない。

これはボートでもオカッパリでも同じこと!

ポストスポーンといえども魚の体型は様々。

夏に向けて動いているデカバスほど、すでにフルコンディションに仕上げてきているはず。

今回のラストアタックで捕らえたモンスターは、62cm・3900g。

ヤワなタックルでは獲れない1尾には間違いない。

デカい魚を掛けてからの対処法とはいえ、言ったり書いたりするのは簡単。一番難しいのは実戦の中での動作! 少しでもラクに取り込めるのは、少しでもアドバンテージのあるタックルセッティングを選ぶところにアリ

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