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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン5 奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.14 「フィネスでモンスター!!!!」

奥田学ビッグセオリーvol.14 「初夏の訪れ=I字系アプローチ」

サイトで食わせる表層系はi字系

フィネス攻めがドンピシャでハマった今回、季節先取り展開で使ったのは、I字系。

ロケ時の湖北エリアは、西岸でなんと水温16度。

これは初夏というには低すぎるが、この季節感のズレが琵琶湖の面白いところ。

こうなれば、ポストスポーンから抜けた魚ほど水温上昇しやすいエリアの一歩手前で待機して、水温上昇する時間帯を狙ってシャローにあがって回遊する。

こういった状況下で真価を発揮するのが「i字系」のワーミング。

奥田がフィネスの1つとして用意したのが、マルチシャッド4inchエラストマーのデッドホバ。

シグナルのソフトベイトで食わせに振った究極のリアルフォルムベイト。

これは昨年のビッグセオリーでも披露して炸裂したアプローチの1つ。

魚のレンジに合わせるべく、0.3ー0.6gのネイルシンカーで泳層を調整。

あとはタダ巻きかラインのドラグを駆使してバスの目線を漂わせる。

この日も確かに反応するビッグバスはいたが、イマイチ反応しきらない。鼻先までチェイスするか、ワームの後ろを噛むだけで終了。

この距離感や反応ではバイトに持ち込むのは無理と即座に判断した奥田は、次の展開でプロップマルチにシフト。

マルチシャッド4inchエラストマーに、シグナル謹製のプロップフックをセットしたセッティング。

水面や表層を巻くだけで、プロップフックが独自のフラッシングと微振動を伝達。

デッドホバで攻めた際に魚が頭を上に向けないのを見て、シンカーは0.6gをチョイス。

ごくわずかな泳層の差だが、これに合わせるのと合わせないで圧倒的な差がでる。

ここからさらに同じレンジでスピードの強弱ローテなどは、その時々で行いたい。

そして、シャロー手前ファーストブレイクの水深5-8mエリアで広範囲をサーチしたのが、ジジルプロップ67SS。

キモはシングルプロップ。スローに誘うプロップベイト。
ジジルのプロップチューニングから生まれたジジルプロップ。とにかくスローにゆっくりと。デッドスローリトリーブで誘えるのが特徴です。使い方はシンプルで、プロップが回るスピードで限りなくゆっくり巻くこと。ここぞというスポットや見えた魚に対してデッドスローに誘えるシングルプロップベイトです。ダブルプロップではなく、シングルプロップにした理由はフッキング性能と飛距離の2つ。スローに誘う性能上、追わせて喰わせることがほとんどでリアフックにバイトすることも少なくありません。そういったときにプロップがフッキングの邪魔になることも。そんな不安要素を消すために、リアのプロップを無くしシングルプロップに。またプロップを一つ減らすことで空気抵抗が減少し、安定した飛距離を実現可能です。

出典:シマノ

ポストスポーンから抜けだしてアーリーサマーモードでクルーズしているであろうデカバスの群れを探しだすべく投げマクったのが、食わせるためのギミックを詰め込んだジジルプロップ67SS。

ペラの抵抗で極めてスローに巻けるジジルプロップだが、移動距離を抑えたまま極薄ペラのフラッシングと微振動で魚に気づかせるアプローチが可能。

特にカレント(湖流)が当たる場所では、止めているだけ(ラインテンションを掛け続けること)で定点を泳がせ続けることもできる。

こと、ジジルプロップ67SSは広範囲をサーチしたいため、飛距離を取ったロングアプローチが基本!

キャストアキュラシーが必要であればバンタム264L/Mなどのロッドがベストだが、飛距離を選ぶ時はバンタム274M+の独壇場。

ブレイク近辺ももちろん狙いドコロの1つだが、ベストはブレイク前後の岩やウイード。

ここから魚を引っ張りだしてくるイメージ。

ジジルプロップはタダ巻きだけで使えるI字系プラグだが、巻けども巻けども近づいてこないほど、その場でホバリングに近い移動距離。

じっくり見せて追わせるこのアプローチにおいて、追いかけてきた魚との距離間を詰めやすいプラグでもある。

ロケ時は魚の季節感が追い付いてなかったのかチェイスは確認できなかった。

ただ、7月からの初夏タイミングのアプローチの1つであり、シーズナルパターンの大本命!

ここで大事なのがボートポジション。ボートの真下で水深は10m。この位置からファーストブレイクに向けてロングキャストが最大のキー!

昨年の初夏から夏に撮影したジジルプロップの動画はコチラ!

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