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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン6 奥田学BigTheory[ビッグセオリー]vol.15 「三寒四温のゼロワンゲーム」

奥田学ビッグセオリーvol.15 「ビッグママ直結スイムジグ【スピードシャッド】」

低水温時のストロングはコレ

早春から春の訪れとともにやってくるストロングパターンが、スイムジグ。

スイムジグといえばラバージグにトレーラーのモノもあれば、スイムベイト(シャッドテール)にジグヘッドのモノもあるが、奥田がセレクトしたのはスイムベイト(シャッドテール型)タイプのスイムジグ。

シグナルのスピードシャッド5inchと、同じくシグナルのスピードヘッドを組合わせたセッティング。

スピードシャッドは4inchと5inchがあり、今回は5inch。

奥田の経験上、低水温時で、特に狙いをスーパービッグのプリスポーンに絞ると、パタパタと倒れ込むようなフラッタリングアクションが欠かせないとのこと

ロケ時は、魚が浮かない状況ながらスイムベイト展開での横方向のアプローチには反応していたこと。

ただ、速すぎると追ってこない。ただ、ルアーには魚のスイッチを入れてくれる何かも必要。

これらのヒントから奥田がセレクトしたのは、スピードシャッド5inchとスピードヘッド。

最初は10gで様子を見つつ、魚の追いや水深変化に合わせ、途中で「7g(1/4oz)」に変更。

このセレクトは完全に的中!

1投めからキャプチャー173MH-2がブチ曲がる。

食った瞬間にデカいサイズと確信した奥田。

ロッドパワーとゴリ巻きで跳ねさせないファイト。これがバレやすいスイムジグの鉄則。

さらに、デカいバスほど足元での突っ込みがあるので、取り込む前に心していなしながら耐える。

そして取り込んだのはビッグママ!

61cm・3900g。まさに狙い通りのスーパービッグ!

非常にキビしい状況で、とりあえず1尾を獲る展開に振ろうとしていた時、展開がスローに傾くため、自分のスタイルとは違うと思い、同じ1尾ならデカいプリスポーンのメスを狙うことにした奥田。

この展開シフトが機転となった1尾。

使っていたのは先述したスピードシャッド5inchとスピードヘッド。

はじめはボトムに残るウイードを狙っていたため、スピードヘッドはモノフィラメントガードをセット。

スイムベイトタイプのワームでボリュームの大きいワームをセレクトした理由は、先にオスが食ってくる可能性が高まるため。

ラバージグにシャッドテールをセットしたモノは、ワカサギなどの小型シャッドがエサになっている時に効果的だが、食ってくる魚のサイズを選ぶとなると大きなシルエットが圧倒的に強いとのこと。

このスピードシャッドはボリュームがあって、体こうが高いタイプのシャッドテール。

ピッチはそれほど速くないが、ボディが左右に倒れ込むようなフラッタリングアクションを発生。

その相乗効果でフラッシングアピールも発生しながら大きく水を動かしてくれる。

水を動かしながらフラッシングでアピールするため、下層にいるビッグママも上層まで引っぱりあげてくれるのが、奥田のセレクトした最大に理由でもある。

奥田が多用するスイムベイトがワームの中で、スピードシャッドとワカベイトがあるが、ワカベイトはハイピッチロールアクション。

比較してみるとこの通り。

上段がワカベイト、下段がスピードシャッド。

ワカベイトになると、どういったタイプのバスも食わせることもできるが、サイズは選びにくくなる。

同じシャッドテールタイプでも、アクションの違いで使い分けることが、その場その時の答えに直結する。

今回のスイムジグで使用していたタックルは、キャプチャー173MH-2。

■One &Half select
国内外での用途を見据えて、携行レングスとパワーのベストバランスを目指したワン&ハーフデザイン。3~5lb.クラスのターゲットに対してはオーバースペックと理解しつつも、獲るためのマージンとして設計しています。

■Target techniques of 173MH-2
ワイヤーベイトやスイムジグなどのサーチベイトに適したバーサタイルモデル。ソフトティップと、パワーバットが1本のロッドの中で調和することで、剛性のギャップによる強い感度を手元に伝えるパワー&センシティブな一面を有します。
*脇挟み時の快適性と様々なグリッピングポジションに対応するストレートグリップ仕様。

出典:シマノ

2025年のニューロッドシリーズとして奥田が秘密裏にテストしてきた新たな相棒。

ファーストテーパーのソフトティップ&ロングバットでスイムジグやスイムベイトに文句なしの仕上がり。

この動画を観れば、奥田がいかに信頼して使い込んでいるかも分かるはず。

ソフトティップはルアーの波動を感じやすく、湖流の強弱を感じてルアーのレンジコントロールがやりやすい。

さらに、パワーを高めたバットはフッキングレスポンスとパワーファイトをさらに昇華。

使っていたリールは、こちらも新作。

ウワサのNEWアンタレスHG。

揺るぎなき頂へ。
キャストの後半までスムーズに弾道が伸びる遠心ブレーキ、SVS∞(インフィニティ)。NEWアンタレスでは、その特性を最大限に活かせるスプールサイズを探求し、ラインキャパシティ:ナイロン14lb-100m、径/幅:37/21mmの設計値に辿り着きました。逆テーパー形状で糸巻形状を矯正する新開発マグナムライトスプールⅣの搭載と、新形状ラインガイド、ギア比ごとに最適化したウォームシャフトとの相乗効果により、規則的にバランスよくラインが巻き取られ、キャスト時のスプール振動を低減。従来から踏襲したサイレントチューン、S3Dスプールの効果が相まって、キャスト時のパワーロスを防ぎ、どこまでも伸びてゆく、胸のすくようなキャストパフォーマンスを実現します。ベイトリールで初となるサイレントドライブの搭載や、ドライブギア軸のベアリング3個支持により上質かつ快適な回転フィーリングを獲得。手にナチュラルにフィットするパーミング形状と、ストレスなくスプールにアクセスできるクラッチ形状により、パーミング〜クラッチ操作〜キャスト〜ルアー操作、そしてピックアップまでの一連の動作を流れるように行うことができます。流麗かつ爽快なキャストパフォーマンスと、上質で快適な操作フィーリングを実現するNEWアンタレスは、遠心ブレーキ搭載ベイトキャスティングリールの新たなるフラッグシップです。

出典:シマノ

7gのスイムジグや7inchクラスのスイムベイトを軽快にキャストできる強みと、アンタレスならではの巻き感。

巻き中心のスイムジグやスイムベイトを任意のレンジでしっかりトレースでき、掛けてからのトルクフルなゴリ巻きも可能にしてくれる。

さらに細かいところで、今回のラインは信頼のアブソルートAAAで16lbをセレクト。

VARIVAS独自製法により高強度を実現
フロロカーボン分子の密接度を約15%アップ(当社比)。
オーバーポンドスペックを実現し、ビックバス相手でも安心してやりとりができます。

ライン強度の評価は驚異のAAA
直線強度、結束強度、耐摩耗性など、ラインに求められるどの品質要素においても、評価は全てAAA(トリプルA)を達成(当社比)。

カラー:ナチュラル

出典:バリバス

この理由は、湖流の有無。

普段からモンスター狙いの奥田は20lbを多用するが、巻き中心のスイムジグはレンジコントロールがキー!

この時は湖流こそなかったが、北は湖流が動きだすと非常に流れるエリア。こうなると太いフロロは湖流の抵抗を受けやすくなりルアーのレンジも変わりやすくなる。

今回は湖流が強くなると想定し、あえて16lbをセレクトしていた。

狙い澄ました三寒四温タイミングだったが、寒の入りで少々気難しいコンディション。

手堅く釣るか、一撃を狙うか、このあたりは人のスタイルにもよるが、やはり奥田はワンビッグ展開が似合う。

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