荒れて何もできない時の秘策
荒れることが多い3月から4月。
5月になるからといって油断は禁物! 琵琶湖は海と変わらない。
荒れてロケ中断やスケジュール延期になることも多いビッグセオリーだが、実はこのロケも大幅に延期を繰り返していたほど今年の琵琶湖は荒れ狂っていた。
風裏や波の影響がマシな場所であれば釣りはできるが、風がともなうと、まともに釣りはできないのが現状。
もし釣りをするなら、無理のない範囲内で荒天に対応できる状態でお願いしたい。
ただ、令和生まれのあの釣り方は、船だけ停めることができればアプローチ可能。
ここで奥田がセレクトしたのは、高比重ワームのマンバスリムソフト。
シンカーは2.5gや3.5gを使用。
奥田はカンジインターナショナルのネイルシンカーを愛用。
マンバスリムは以前からリリースされているが、新たにマンバスリムソフトが発売された。
サイズは同じでマテリアルがソフトになったバージョン。
フックはオフセットマスターのヘビーワイドで#4/0をセット。
マンバスリムにはこのフック。
ウルトラワイドゲイプ設計で、抜群のフッキングを実現。
極太クローワームやファットワームにベストマッチで、ウルトラワイドゲイプ設計により抜群のフッキングを実現。また、ヘビーワイヤー採用により、最も使用頻度の高いミディアム/ミディアムヘビーロッドとの相性が抜群で、初心者でも簡単にフッキングすることが可能になったワイドオフセットフック。独自の低重心設計によりワームの姿勢が安定し、ワームの回転防止や不自然な動きがなくなり釣果が格段アップ。
出典:バリバス
強風はもちろん、波の強さでラインもルアーも流されやすい環境のため、高比重のマンバスリムソフトで、さらにネイルシンカーを挿入。
底まで沈めてからはボトムジャークといいたいところだが、奥田がスローすぎるボトムジャークをガマンできないため、シェイクしながら巻くアプローチ。
常にボトムを取りながらシェイクすることで、マンバスリムのネイルリグは左右にドッグウォークしてくれる。
このアクションを延々やるw。
狙いのエリア内でしつこく動かし、魚に気づかせ、追わせてバイトを引きだす展開。
ボトムジャークが待てない人にもオススメできるアプローチ。
ロケ時は北西向きの強風と波がマシな長浜スロープ前のマンメイド、通称・ナンバーワンで最後のひとネバリ。
この釣り方で大事なのは、魚にルアーを追わせ続けること。
待ち続けるわけではなく、シェイクしながら巻く。不意に止めると見切られる。
ライブスコープを観ながらではないため、動かしているマンバスリムソフトを追っている魚がいることをイメージ。
目標物になるモノがあれば集中して続けられるが、大事なのは常に底を叩いていることと、ラインが不用意に流されすぎていないこと。
ボトムを刻み続けていると、幸運の女神がほほ笑んだ!
ロケ時は短時間で2バイト1フィッシュ。
まさに昭和(持ち)と令和(釣り方)の融合!
あがってきたのは、今からシャローに向かう一歩手前で待機していた豪太デカバス。
その日のコンディションによって、食ってから相当ラインを送っても掛かりが浅いことも多い。
水温低下につながるような環境は特にショートバイトが多いので、即アワセには気をつけたいところ。