春の展開をさらに細分化! デッドスロースイムベイティング
奥田が得意とするビッグベイトやスイムベイトの攻めで、今まで試してきた新たなモノによる展開が確立されようとしている。

それが、スイムベイトのデッドスロー展開。

使っていたのは、シグナルで開発していた新たなスイムベイト「シャイナー」。

シャイナーには67、78、11の3モデルがあり、今回メインで使っていたのは67。

奥田学でスイムベイトといえば、シグナルでスイムベイトといえばデビルスイマーだが、シャイナーはテールが異なるモデルのスイムベイト。

ウェッジテールを搭載し、巻くスピードでいえばスローからデッドスローの領域をもっとも得意とするスイムベイト。

ロケ時は、シャローエリアのチェック中に複数でチェイスも確認。
このままシャロー展開を押し切るべきかの判断材料として大きなヒントになった。

このシャイナーは、ほかのスイムベイトと比べて何ができるのか?
奥田いわく、シャイナーはラインの重さを利用するだけで勝手に泳いでくれるとのこと。

リールで巻いて直接ルアーを引っぱるのではなく、ラインスラックを巻いてやるだけで、ラインの重さで引っ張られてウェッジテールがホワンホワン振ってくれる。
また、ブーツテール(一般的なシャッドテール)と違って、テールで水を受けても頭下がりにならないのが、シャイナーの特性。

このデッドスローアクション=追う勢いのない魚も追いつける。
移動距離が極めて短いまま、バスが獲物と判断する間を長く取れるのが、シャイナーのヤバいところ。

今回の秘策でもあったシャイナーによるデッドスロースイムベイティング。
予想に反してシャローはキビしく、巻くにも切れ藻が邪魔でうまくいかない場面もあったが、シャイナーへの反応が、その後の展開を定めてくれた。

スピードは異なるにせよ、シャローエリアではシャイナーの横方向のトレースが極めて良好だった。

食ってくればなおよしだったが、魚がいること&反応することを知らせてくれるのは大きなヒント!

ロケ時は寒の入りでシャッドキルウェザーと呼ばれる状態。シャイナーに食ってきても乗らないし掛けるところまで持っていけないほど超ショートバイトだった。
このシャイナーは67モデルのほか、78モデルと11(イレブン)モデルがある。

食わせ、サーチ&サーチ、サーチで使い分けることもできるが、キモはデッドスローで泳ぐことにある。

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