魚が動く、魚を浮かせる温モードは大型ルアーがメイン
三寒四温で一気に気温も水温も上昇していくのが温モード。
温モードとなると使用するルアーも一気に変化するが、奥田の場合はメインベイトの種類で大きく使い分けている。
ここでは温のビッグセオリーで使用する代表的なアイテムをピックアップ!!
温モードのビッグセオリーで使用するロボ奥田的No.1はコレ!
特に3月に入ると絶対的にオススメしたいのがアンブレラ系リグ。
長らく使い込んだ結果、誰にも負けないレベルの知識と経験を得たとのことで、このルアーが持つパワーを知ってラインナップから外せなくなったビッグバス直結系アイテム。
奥田が使用するアンブレラ系は、ファイブアーマー・クイックチェンジャー(プロト)で、周囲はデビルスイマーシャッド4inch(プロト)、センターはデビルスイマーシャッド5inch。
冬から春にかけて、ヒウオやワカサギ、ホンモロコなどのベイトが多い環境で使用することが多いアイテム。シャロー、ミドル、ディープと様々な水深やシチュエーションで投入。
No.2は元祖デッドスロー系ビッグベイト!
ベイトがワカサギからホンモロコに移行するタイミングで異常にハマるのがビッグベイトのデッドスローリトリーブ。
特に1月から4月ぐらいまで各地でデカバス釣果がでているアプローチだが、デッドスロービッグベイティングで使用するルアーは、現在開発中のNEWブラックデュラゴン。
ブラックデュラゴンは元々の開発コンセプトが「デッドスローで使用できるビッグベイト」。超スロー巻きでも泳ぎ、沈みモノなどの障害物に当ててもスリ抜けるように回避してリアクションバイトを誘発してくれるアイテム。
オリジナルモデルからさらにブラッシュアップされ、ボディの体積は2/3ほど。少し小さくなった印象も受けるがビッグバス捕獲性能はさらに大きくなっている。
主にミドルからシャローレンジで使用するが、ロングキャストしてスローに巻くと水深2m前後を泳いでくれる。
No.3は冬の湖北でウワサのフナ系ベイト!
ワカサギが産卵を終える頃、個体数が入れ替わって増加傾向になるベイトフィッシュが「フナ」。
湖北でかたまっている映像を魚探でも確認したが、冬から早春にかけ、デカバスの空腹を満たしてくれる代表的なベイトフィッシュが、フナ系ベイト。
フナを意識したビッグサイズで、特に大型のメス狙いにはジャイアントベイトのウルトラカープハードUC-13を使用。
他を圧倒する存在感と、サイズから想像できないナチュラルなアクションは、デカいエモノを欲するビッグフィメールだけを選んで攻略するためには欠かせないブツとのこと。
また、同じフナ系ベイトに合わせたものとして、コブナ5inchのダブルアタックリグをさらにつなげた通称・フォースアタックリグも投入。
基本的に温モードのビッグバスを仕留める「温のビッグセオリー」では、大きくて強いルアーがメイン。
寒でも紹介! ボトムベイト・マンバのボトコン
寒のビッグセオリーの中でも紹介したボトムベイト・マンバ(プロト)のボトコンは、温のビッグセオリーに対応。
温セレクトのルアーの中ではサイズもインパクトも小型になるため、大きなシルエットを嫌ったり、ショートバイト続きの場合に投入する食わせの切り札的存在。
ビッグベイトと比べるとかなり小さいが、水を押すギミックやインパクトはボディサイズを超越するほど! スローにフォールするが、左右にドッグウォークしながらボトムを小突く存在感で一気にスイッチを入れるアイテム。
温モードに突入しても魚の動きがニブい時。例えば、三寒四温で温の初日、水温上昇ピークの時間帯などでプレッシャーを与えずに食わせるためのロボの秘密兵器!
今回のロケでは、寒から温に切り替わった翌日、水温上昇ピークと読んだ真っ昼間に水深1.5ー2mシャローのボトコンでビッグ攻略に成功してくれた。