盛夏=水温の変わりめに注目!
朝や夕マヅメは気温も水温も下がるので、バスもシャローや水面に現れることが多いが、朝イチを逃すと魚も涼しい所に移動する。
暑い夏ほどポジションにシビアな季節。そんな真夏で三原くんが基準にしているのが水深5-6m。
これは水深のあるエリアでの話で、高気温が続く時期は表層とボトムの水温差や水質の差が大きくなる。俗にいうサーモクライン(水温躍層)が形成される。
ちょうど水温や水質の変わりめで、魚もそのラインを境にニュートラル状態で浮くことが多い。
このラインを基準に、地形変化をはじめ、風や濁り、流れなどの環境で魚はどこに動きやすいかを意識することが大事!
夏の日中といえばシェード(影)とカレント(流れ)、そしてある程度の水深があるシチュエーションということで、三原くんが室生ダムで目を付けたのが、中流にある曝気循環装置。
強制的に水を循環させる装置がカレントを起こし、S字に曲がった岩盤質のエリアで、岸沿いにはシェードを形成するカバーがある。
さらに、濁っていたが小バスや小魚が元気に泳いでいたので水中の環境は悪くないと判断。
ただ、バスがいても基本は変温ラインでニュートラル。すんなり食ってくれるとは限らない。
そこで三原くんが試すのは素早く動かして気づかせるリアクション攻め。
使うルアーはピンキリだが、バスは想像以上にスロー。
目線はボトム寄りで、食っているエサはオイカワなどの小魚だったことを考慮し、仮称・三原エビことフラシュリンプのノーシンカーをセレクト。
ひと口サイズでぶっ飛び、カバーに強くて水平フォール
使いやすさ究極の万能シュリンプフラシュリンプは上部にのみ取り付けられたフラスカートがジャバロンネオリップの役割を果たし、適度なウォブリングアクションが発生します。表層をエラストマーフロッグのようにドッグウォークで使用することも可能です。
フックサイズ#2/0でフックポイントも隠せスリットも有効に活用できます。三原直之はリューギのインフィニ#2/0を愛用。
出典:イマカツ
フックはインフィニの#2/0でジャストフィット!
経験が語る、オフセットのあるべき姿。
ベンドデザインとクランクデザインは、高い実績を誇るピアスフック理論を継承している。
ベンドは伸びに対する高い復元力を有し、クランクはフッキング時にワームがズレやすく、 フッキング率を高める。 更に、ストレートフックの逸品、タントラムコントロールで培った ノウハウを注入。ギャップ幅と鈎先の向きとのバランスを煮詰める事で、魚に触れやすく、 かつ、フッキングパワーのロスが極力出ない形状を導き出した。 素材はフォグショットなどで採用しているサイバーメタルを採用する事で、 鈎先が鈍りにくく、フックの剛性を更に高めている。 RYUGIの経験の蓄積から生まれた、 究極のスタンダードオフセット。
出典:リューギ
このセレクトは見事に的中し、沖でルアーに気づいたデカバスが迷うことなく荒バイト!!
さらに、横方向の誘いとなるフラシュリンプ・ノーシンカーとは別に、カバーや岩盤をタイトに素早く落とし込むべく、ラバジも投入。
足元にふと現れた回遊系デカバスに対してドンズバだったのが、アベラバ7g&フラットヘッドカーリー3inchの宙返りリアクション攻め。
圧倒的根掛回避型スモールラバージグ
スモラバの性能、能力をすべて盛り込んだ理想のトーナメントクオリティスモールラバージグ、アベラバをアップデート。その最大の特徴は、そのサブネームが示す圧倒的な根掛かり回避能力の高さ。
大規模なストラクチャーから複雑なカバーまで、アベラバは独特の水平姿勢と適切なモノガード、そして横倒れしにくいフットボールヘッド形状による
スナッグレス能力の高さを生かし、臆することなくカバー最奥ゾーンやガキガキのロックガレ場まで攻めこむことが可能です。
アベラバの実践能力の高さはトップ50トーナメント優勝、プロト段階でのトップウェイト、数々の雑誌取材など、すでに圧倒的実績を残していることからも明らかです。まさにベイトフィネス時代の新スタンダードジグです。
How to - 使用法 –
基本的な使い方は大きく分けて、スイミングとカバー打ちの2通り。
スイミングでは、一旦ボトムまで落としボトムをズル引き、またはボトムギリギリを シェイキング&リトリーブで泳がせる。そして、岩などのストラクチャーにコンタクトしたら、そこでシェイキングをして誘う。バイトがなければハングアップオフのリアクションでもう一度誘います。
カバー打ちでは、スピニングでのパワーフィネス、そして、ベイトフィネスでその名の通りカバーに打ち込んで誘います。
アベラバはフックやガードもスモラバの中ではワンランク強いものを採用しているので、ある程度のカバーでもパワーで引きづり出すことが可能です。出典:イマカツ
トレーラーでセレクトしたのはフラットヘッドカーリー。
フラットヘッドカーリー4 inch class(4本入り)
3 inch class(6本入り)
リグを選ばない多用途設計フラットヘッドカーリー誕生!
Flat Head Curly
ゴビーシリーズ伝統のヘキサゴン形状の断面を持つフラットヘッドカーリー。ボディ上下面に刻まれた深い逆リブがしっかりと水を掴むと同時に、複雑で強い波動を発生させます。ソルトが満載されたボディはずっしりと重く、ノーシンカーリグでも納得のロングキャストを実現。大きなシングルカーリーテールはボディに対して垂直にセットされており、表層でアクションさせるグラビングバズでは類まれな安定感とアピール力を有しています。ライトテキサスやフリーリグでフォールさせると、ノーマル状態ではあまりスパイラルしない設計になっているが、カーリーテールを好みの場所でカットすると、カット幅に応じてスパイラルフォールの強弱を設定できる可変アクション能力を持っています。DETAIL
テールカットでスパイラル調節可能
テールカットでスパイラル調節可能
カーリーテールをカットすればスパイラルグライドフォールを実現。カット位置でスパイラルの強弱を調節できる。ノーシンカーリグでグラビンバスも
ノーシンカーリグでグラビンバスも
垂直にセットされたカーリーテールのおかげで、ノーシンカーリグで表層を引くと、きれいなグラビンバズアクションに。img_detail03
フックポイントをしっかり隠せるスリット付き。スッキッピングでも反りにくい。出典:イマカツ
テールはハサミでカットし、2本仕様のバタつき&揺らめきカット。
スモラバサイズのアベラバには3inch、フルサイズのモグラジグには4inchの組合せ。
真上にシャクれば定点で引っ繰り返るようにアクションするジグセッティングで、ボトム変化に隠れるギルや甲殻類系のチラリズム系リアクションを演出。
基本的には適当にジグスト(シェイクスイム)しながら要所で落とし込むイメージで使用。
足元に回遊してカバーに付いた見えデカバスも、この攻めで食わせることに成功!
岩のスキマを利用したチラリズムリアクションで、丸呑みバイト!! これぞ疑いなく食ってきている証拠。