雨による増水=流れの有無で絞り込む!!
しばらくぶりのまとまった雨で、初日から大増水だった利根川水系。
はじめにチェックした長門川も普段より50㎝以上の増水。
水色の雰囲気もよくローライトで、水が増えた時のセオリー通り、岸沿いや表層を攻めるも反応しない。
ここでたくみが素早く感じ取ったのは、魚が「新しい水」を嫌うこと。
流れの当たらない場所と、「川筋本来の流れ」ではなく、水門や支流から入る水は嫌がることなく反応することから、少しでも増水していない所というのも広大なエリアを絞り込むキーとなる。
さらに、久々の利根川水系、久々のオカッパリということで、素早い展開を考慮して持ち込んだのはベイトとスピニング1本ずつ。
そのスピニングタックルで投入したのが、サンカクコティーサンのネコリグ。
サンカクティーサンと同様の、カバーに潜むビッグバスを攻略するためのオフセットネコリグはもちろんのこと、ライトタックルでオープンウォーターを釣っていくことまでも想定した万能型ネコリグワームが「サンカクコティーサン」。
10lb前後のフロロラインをセッティングしたベイトフィネスタックルでは、ライトカバーやオープンウォーターでの一般的なネコリグとして。PEラインをセッティングしたパワーフィネスタックルでは、込み入ったヘビーカバーの奥を攻めるヘビーカバーネコリグとして。4lb前後のフロロラインをセッティングしたスピニングタックルでは、ブレイクやリップラップなどのオープンウォーターにいるプレッシャーに慣れてスレきったバスにも口を使わせます。ただのサンカクティーサンのダウンサイジング版というわけではなく、オープンウォーターでの食わせを始め、ベイトフィネス、パワーフィネス、スピニングフィネスにも対応できる汎用性の広さが特長です。
追求されたフックセット位置や、ボディバランスにより、従来のストレートワームとは異なるアクションが生まれ、複雑な波動でスレたバスにも口を使わせます。出典:ノリーズ
そして、スイッチオントレーラー。
メジャーレイクやトーナメントなど、バスが簡単には口を使わない状況下でも結果を出せるパワーフィネスの釣り。スモラバをカバー最奥に撃ち込むこの釣りにおいて、より攻めたスポットでより食わせのアプローチをするためのトレーラーベイトが「スイッチオントレーラー」。 太く短いボディは、パワーフィネスで重要な“適度な水押し”と、ショートバイトでも口の中へ吸い込みやすい“一口サイズ”を両立させるための最適なバランスを追求しました。 基本的な使い方であるスモラバのトレーラーとしては、ボディ全体に配置した5つのアームが個々のアクションで存在感を強烈にアピールします。また、大きなフロントアームは、スモラバのキャストスピードをあえて抑え、的確にカバーのピンスポットにキャストすることを可能にします。応用的な使い方として、テール部をカットしてオフセットフックに逆付けするセッティングでは、スモラバトレーラーではなく“虫ルアー”としても威力を発揮します。パワーフィネスをやり込んできたからこそわかる必要な性能を詰め込んだ、攻めと食わせを両立するフィネスベイトです。
出典:ノリーズ
コイツをカットした「ピコチュー」! カラーはステインワカサギを使用。
スピニングによるワーミングでは、この2点がメイン。
バスの目線に送り込む食わせの奥義がコティーサン!!
開始早々、いきなりバイトを誘発したのが、たくみプロデュースのサンカクコティーサン。
今回は2.3gのネコリグをメインに、シンカーウエイトはカバーの濃さや水深でローテ。
サンカクティーサンのダウンサイズモデルでありながら、ストラクチャーの中やカバーの奥にもスムーズに送り込める「オフセットネコリグ」を具体化したアイテム。
出典:ノリーズ
サイズ感とボリュームは大きく異なるが、ピンスポットで食わせに寄せたのが、サンカクコティーサン。
サンカクコティーサンでもサンカクティーサンでも、たくみがともに合わせているのが、ゲーリーのグラブガード。
これがあるとないでは、スリ抜け度合いも大きく変わる。
フックは、PEセッティング&カバー絡みも攻めるため、インフィニの#1/0を使用。
ギャップ幅と鈎先の向きとのバランスを煮詰める事で、魚に触れやすく、 かつ、フッキングパワーのロスが極力出ない形状を導き出した。 素材はフォグショットなどで採用しているサイバーメタルを採用する事で、 鈎先が鈍りにくく、フックの剛性を更に高めている。 RYUGIの経験の蓄積から生まれた、 究極のスタンダードオフセット。
出典:リューギ
グラブガードはコンボストッパーのLで抑えるのが、たくみのコティーサンセッティング。
これでカバー対策は無敵レベルとなる。
連続使用する事で、かなり強力にシンカーを固定する事が可能となる。 ラインの太さやシンカーの重さなど、状況によってベストな固定力に調整して欲しい。 リグをストレス無く使い続けられる事が、釣果へと繋がる。
出典:リューギ
魚のポジションと動きに合わせたアプローチで、狙い通りのバイトを誘発!!
オープン場でもカバーでも、絶妙な波動や存在感でバイトトリガーとなってくれるのが、サンカクコティーサンのネコリグ。
ピコチューは虫もエビも両立するフィネスベイト
かたや、スイッチオントレーラーをチューンした「ピコチュー」。
出典:ノリーズ
スイッチオントレーラーのテールをカットし、フックを逆セッティングしたモノだが、テールはカットしなくても問題なし。
その時の状況に合わせてボリューム調整すればOK。
元々はカメラバのトレーラーとして設計し、単独でも使えるアイテムとして開発。
ボディのリブごと、パーツごとにカットしてやれば、オリジナルのワームも作れるのが面白い。
フックはコティーサンと同じく、インフィニの#1/0。
ベンドデザインとクランクデザインは、高い実績を誇るピアスフック理論を継承している。
ベンドは伸びに対する高い復元力を有し、クランクはフッキング時にワームがズレやすく、 フッキング率を高める。 更に、ストレートフックの逸品、タントラムコントロールで培った ノウハウを注入。ギャップ幅と鈎先の向きとのバランスを煮詰める事で、魚に触れやすく、 かつ、フッキングパワーのロスが極力出ない形状を導き出した。 素材はフォグショットなどで採用しているサイバーメタルを採用する事で、 鈎先が鈍りにくく、フックの剛性を更に高めている。 RYUGIの経験の蓄積から生まれた、 究極のスタンダードオフセット。
出典:リューギ
カバーが濃い場所ではワームのズレを抑えるため、グラブガードとコンボストッパーLをセット。
たくみはコンボストッパーをかなり多用するが、サイズはLサイズ。
コンボストッパーはリングのカラーでサイズ分けされているため、分かりやすくてオススメ!!
入り数40個。ただ単純に入り数を多くしたのではない。
2個、3個と連続(コンビネーション)で使用する事も前提とした入り数設定である。連続使用する事で、かなり強力にシンカーを固定する事が可能となる。ラインの太さやシンカーの重さなど、状況によってベストな固定力に調整して欲しい。リグをストレス無く使い続けられる事が、釣果へと繋がる。出典:リューギ
サンカクコティーサンのネコリグとは違い、岸沿いのカバーを利用したパワーフィネスやストラクチャー絡み。
初日はパワーフィネスで虫系のアプローチが奏功!
さらに翌日は岸沿いでよく見かけたカエル系ベイトを演出してバイトを誘発。
軽めのネイルシンカー(0.3ー0.5g)を挿入してオープンエリアのボトム攻めでもバイトを引きだしてくれた。
そんなたくみが実践したメインのワーミングには、独自のタックルセッティングが必要不可欠!
それが今回導入したロッド、ロードランナーストラクチャーNXSのエリートスペック STN680MS。
バーサタイルスピンによる遠近アプローチ
たくみが使用していたのが、ロードランナーストラクチャーNXS エリートスペックSTN680MS(プロト)。
過去にもプロトモデルをピックアップしてきたが、バスマスターエリートに参戦しながら実戦テストを繰り返して作りあげているロッド。
ワーミングにおいては、ノーシンカーから軽めのジグまで、一般的なカバーでのパワーフィネスからオープンエリアでのボトム攻めまで。また、中ー小型のプラッギングまでこなせる汎用性の高さを誇る、たくみ独自のセッティングを具体化したロッド。
特に、PEラインを合わせることで、食わせる、掛ける、引き離すといった、ルアーも魚もコントロール可能なロッド。
使い込めば使い込むほどいろいろな可能性を広げてくれる存在で、アメリカのトーナメントシーンをはじめ、今後の日本のフィールドでもベーシックな存在になるのでは? と思うほどの仕上がりまできているとのこと。
リールはヴァンキッシュ2500SHGで、ラインに関しては、たくみお気に入りのPEライン、シーガー・完全シーバスフラッシュグリーンで0.6号をセレクト。
当社PEシリーズ最強のシーガーリミテッドPEを採用し、強度・対摩耗性に優れたラインです。遠投性能を重視した8本組で仕上げました。シビアなゲームに対応する0.6号から河口、サーフのビックフィッシュ狙いの1.5号までをラインナップ。天候・時間帯を問わず見えやすいフラッシュグリーンカラーを採用。
出典:シーガー(クレハ合繊)
リーダーは、向かうところ敵ナシの最強リーダー。シーガー・グランドマックスの2.5号がメイン。
ここぞと言う時に頼れる、当社最強のフロロラインです。
グランドマックスはフロロカーボンハリスに求められる強さと感度、耐摩耗性を徹底的に追及することで生まれました。出典:シーガー(クレハ合繊)
この組合せは近距離も遠距離もこなすためのセッティングのため、カバーが多いシチュエーションであれば2.5号。
ロングキャストを多用するなら2号にしても問題なし。ここまでいいきれるのは、ラインの強度にアリ!!
ベイトフィネスと比較されることが多いそうだが、圧倒的な飛距離はベイトフィネスではマネできない!
さらに、スピニングならではの繊細な誘いも最大の武器。そして強い!
エリートスペックは現在も数機種テストしているそうだが、STN680MSは国内外問わず、出番の多いモデル。