増水すればシャローゲーム!! たくみの選択肢は2パターン
増水した流入河川に注ぎ込む支流も増水で普段よりも水量は多く、水に浸かった冠水ブッシュはもちろん、オーバーハングも密!
たくみは、少し開けたカバーと、手出し無用級のブッシュは明確にアプローチを分けていた。
まずは、ミズヒマワリなどのベジテーション系マットカバー。
水面はごちゃごちゃだが、水面より下は空洞で魚が入れるシェードが広がる。
使用するのはビフテキ! 17.5gのビフテキでパンチング。
ワームはプロトの「フロントフラッパーカーリー」ダウンサイズモデル。通称・コカーリー。
シンカーはブラックビーンズシンカーTGの17.5g(5/8oz)。
パンチショット系リグは、ラインの抵抗に関わらずシンカーが真っ直ぐラインとワームを水中に引き込む為、フォールスピードや貫通力に優れる。反面、シンカーとワームが同時にカバーをスリ抜けようとする為、スナッグレス性はテキサスリグに劣る。ラインの影響を受けにくい形状でフォール・カバー貫通性に優れ、スリ抜けはテキサスリグの様にシンカーから抜ける事で、高いスナッグレス性を見せるのが、ビーンズシンカー。
出典:リューギ
フックはインフィニの#2/0。
ギャップ幅と鈎先の向きとのバランスを煮詰める事で、魚に触れやすく、 かつ、フッキングパワーのロスが極力出ない形状を導き出した。 素材はフォグショットなどで採用しているサイバーメタルを採用する事で、 鈎先が鈍りにくく、フックの剛性を更に高めている。 RYUGIの経験の蓄積から生まれた、 究極のスタンダードオフセット。
出典:リューギ
そして、コンボストッパーのLサイズ2個でシンカーをロック。
連続使用する事で、かなり強力にシンカーを固定する事が可能となる。 ラインの太さやシンカーの重さなど、状況によってベストな固定力に調整して欲しい。 リグをストレス無く使い続けられる事が、釣果へと繋がる。
出典:リューギ
通常なら1ozなどヘビーウエイトの出番だが、タングステン製でコンパクト、ビフテキの特長的な落ち方が、密なブッシュでもスムーズに入り込んで落とし込みやすい。
ただ大事なのは、シンカーの重さで一気にドスンと底まで落とすのではなく、カバー直下にだけ落として、そのあとはパワーフィネスと同じように上層から誘って少しずつ落としていく。
オーバーハングの奥や単独カバーはパワーフィネス!
オーバーハングや独立した冠水ブッシュ、さらにはストラクチャー撃ちにはカメラバのパワーフィネスを投入。
オカッパリからというのと、密になってごちゃついたカバーを撃つため、しっかり届かせて落とすべく、カメラバは5gをセレクト。
カメラバのカラーはステインからマッディで実績の高いベビーシュリンプをセレクト。
もはやトーナメントシーンでは欠かせないフィネスベイトとなっているスモールラバージグ。その繊細さを備えたままベイトフィネスタックルでカバーへ攻め込み、ビッグフィッシュと渡り合うことを可能にしたのが「カメラバ」。生命感のあるスライドフォールとボトムでの倒れにくさを狙ったオリジナル形状のヘッドを、樹脂タングステンにすることでボトムコンタクト感が向上。小さいながらもアピール力を持たせる硬めのスカートをエビ系フォルムにカットすることでナチュラルな存在感を作り出します。カバー攻略を前提にしたウィードガードのセッティングを施し、フックはビッグバスに負けないための細すぎないオリジナルフック。ベイトフィネスはもちろんスピニングタックルでもフッキングできるバランスです。「カメラバ」のネーミングは関東屈指のメジャー&カバーレイク“亀山ダム”のビッグフィッシュを相手に開発されたことに由来します。その実力をぜひお試し下さい。
出典:ノリーズ
トレーラーはスイッチオントレーラーで、ステインワカサギをチョイス!
たくみの経験上、増水したタイミングで濁った時はピンク系カラーに反応が集中することが多いとのこと。
メジャーレイクやトーナメントなど、バスが簡単には口を使わない状況下でも結果を出せるパワーフィネスの釣り。スモラバをカバー最奥に撃ち込むこの釣りにおいて、より攻めたスポットでより食わせのアプローチをするためのトレーラーベイトが「スイッチオントレーラー」。 太く短いボディは、パワーフィネスで重要な“適度な水押し”と、ショートバイトでも口の中へ吸い込みやすい“一口サイズ”を両立させるための最適なバランスを追求しました。 基本的な使い方であるスモラバのトレーラーとしては、ボディ全体に配置した5つのアームが個々のアクションで存在感を強烈にアピールします。また、大きなフロントアームは、スモラバのキャストスピードをあえて抑え、的確にカバーのピンスポットにキャストすることを可能にします。応用的な使い方として、テール部をカットしてオフセットフックに逆付けするセッティングでは、スモラバトレーラーではなく“虫ルアー”としても威力を発揮します。パワーフィネスをやり込んできたからこそわかる必要な性能を詰め込んだ、攻めと食わせを両立するフィネスベイトです。
パワーフィネス用にスカートカットしたカメラバとのセッティング。キャストしやすい重さ、バラさないフックの露出量、喰わせる水中姿勢、邪魔にならずアピールするパーツの長さなど、全てがベストバランス。
出典:ノリーズ
さらに、増水してシャローのストラクチャーに魚が差してくるタイミングに遭遇した時、水面を流されるエビを演出したパワーフィネスが炸裂!!
通常のタックルではラインブレイクや掛けても潜られる恐れがあるため、たくみは一気に勝負を賭けるため、パワーフィネスで勝負!!
普段は水がない場所だが、増水の影響と、エサが流されてくる「流れ」が水中の環境を一気に変えてくれた。
本流の流れを嫌がるバスは、本流の流れから避難してインレットからくる心地よい流れ目指して差してきていた。
ロッドを振るスペースのない狭い場所でも、食ったら最後。
瞬間的にフックアップまで持ち込めて暴力的なファイトもいなして取り込めるのが、房総リザーバー仕込みのパワーフィネス!!