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三原節 シーズン4 三原節[みはらぶし]vol.12「初夏モードの川バスを斬る!!」

三原節 其の拾弐(vol.12) 「初夏最強のハネローテ」

梅雨から初夏に欠かせないのは羽根モノ

今回は間違いなく活躍するのでは? と勘ぐっていたのがクローラーベイト。羽根モノだ。

ただ、予想以上に吹き荒れた風で水面系アプローチは完全にシャットアウト。

ミハラは要所要所で投入していたが、梅雨から初夏、夏に向けて欠かせなくなるのがアベンタクローラーシリーズだ。

今回の舞台・倉敷川は濁りに覆われていたこともあり、存在感が強く、濁っても強さを発揮してくれるアベンタクローラー(シェルラミネート)をメインで使用。

低速リトリーブから高速リトリーブまで、広大なウィードパッチや長いストレッチを効率よくサーチするベルリネッタクローラーに対し、その対極に位置するスーパーデッドスローに特化した性能を突き詰めたのがアベンタクローラーです。

アベンタクローラー最大の特徴はほとんど移動していないかのようなデッドスロー巻きでも、長時間粘り強くアクションを維持できること。両手を水面から高く上げ、ギクシャクと奇妙なサウンドを発し、溺れるようにもがくその姿は、まるでゾンビの歩み(WALKING DEAD)を連想させます。
フィーディングモードのバスを広範囲から効率よく獲る「ベルリネッタクローラー」に対し、テリトリー意識の強い大型バスを苛立たせて威嚇で襲わせるのが「アベンタクローラー」です。

ロッドを立ててライン(14ポンド前後)を水面から持ちあげた状態で、弛ませたラインの重さでルアーを前進させる気持ちで巻く、「弛ませ巻き」で最大のイライラ効果を発揮します。
人がイライラするほどスローに何度も同じコースを引くことで、さすがの大型バスも苛立ちマックス、最後はブチ切れた激しいバイトで襲ってきます。

How to - 使用法 –

アベンタクローラーは超スローリトリーブ専用設計なので、ベルリネッタクローラーのように速く巻くと水面から飛び出してその性能を上手く発揮しません。琵琶湖のようなバスの居場所が特定しにくい広大なウィードエリアならベルリネッタクローラー、バスの居場所が比較的明確なリザーバーや野池のピンスポットでジックリと狙う場合はアベンタクローラーをお勧めします。

お好みにより、プロップやフェザーフックを装着してもOKですが、ノーマルに比べてやや超低速性能が落ちます。

出典:イマカツ

フックはフロントがピアスクアッド#1。

“運”を引き寄せるチャンスメーカー
正解と思えるタイミング、タックル、ルアー、アクション・・・全てを揃えて狙う魚に挑んでも、その魚を獲る為に拭きれない”運”の要素。「しっかりと喰わせたのに、掛からなかった。」こんな経験をし、涙をのんだアングラーも多いはず。掛からなければ始まらない。とにかくバイトを掛け、チャンスメイクをしてくれるフックが欲しい。

その構造上、バイト時に魚体に対してフックポイントが複数本接触する可能性が高まる為、魚体を絡め取る可能性が向上する。絡め取った魚体は、魚の闘争に合わせて回転追従するスピンアイでバレを抑制。”運”に泣かない為の、掛け重視という選択肢。ピアスクアッド。

出典:リューギ

リアはピアストレブルブルータル#1/0に変更

特大を獲る為の道具

ピアストレブルをベースに、じゃれつくようなか弱いバイトでもモノにする為、ロングシャンクに再設計。
また、大型フックでありながら鋭い貫通力を持たせる為、小型バーブとTCコートを施した。
更に各サイズごとの使用用途を考慮したバリアブルな軸線径設計で、絶妙な貫通力と強度のバランスを実現している。

【#2/0、1/0】
魚の口に入りきらないプラグでフックアップさせる際、口周辺の鱗がある部分へのフックアップも重要となる。
その為には硬い鱗にバーブを貫通させることが必須となる為、従来製品より細軸の設定とし、
貫通力を極限まで高めている。

【#0〜3】
ある程度パワーを持ったタックルでの使用を想定し、従来製品よりやや太軸の設計で強度を確保。
強度重視のブルータル、貫通力重視のピアストレブルという使い分けが可能となる。

出典:リューギ

今となっては様々な種類のあるクローラーベイト。アベンタクローラーシリーズでもそれぞれが異なる性格のため、同じタイプよりも、まったく性格が異なるモデルを持っておく方が、その場その時に合わせやすい。

アベンタクローラーは、少々荒れた(水色)コンディションでもしっかり存在感をアピールしてくれる羽根モノ。

ミハラいわく、さらに飛距離を稼ぎたい場合はアベンタクローラーRSRも使用。

風波や流れのヨレなどが絡む護岸のキワをタイトに通せば食ってくる! と思って投入していたが、倉敷川のバスはそこまで動くことができなかった。

夕マヅメラストのシャローアタックでは狙い通りの水面バイトが発生したが、エモノが違う!

水色がマシで、あまりルアーの存在感を高めたくない状況では、アベンタクローラーRSを使用。

ちょうど今の時期から超ド定番の羽根モノが、アベンタクローラーRS。

超低速特化型クローラーベイト
デッドスロー・クロールアクション性能を突き詰めたアベンタクローラーを特殊ウッド素材でリメイクし、さらなるアルティメットデッドスローアクションベイトとしたのが、「アベンタクローラー・ウッドモデル」です。

ウッドモデルには使用ウッド素材の違いにより、デッドスローアクションはそのままに、飛距離、キャストアキュラシーを極めた「GT」モデルと、
さらなるスローアクションを追求した「RS」モデルがあります。
使う場所や状況によって使い分けていただくと、さらにアベンタクローラー・ウッドモデルの能力を引き出すことができます。

How to - 使用法 –

専用ウッド素材採用でオリジナルのアクションとパワーはそのままに、ボディのダウンサイジングを成し遂げました。
そのおかげでフッキング性能は大幅に向上し、吸い込むようなショートバイトにも高確率でフックセットが可能。
また、ボディが小さくなったことはプレッシャーの低減にも直結し、野池などの小場所攻めや立木、レイダウンなどのピンスポット周りで
圧倒的な力を発揮します。

出典:イマカツ

魚を浮かせてくれるパワーを持ち、疑いなく食わせられる羽根モノとして認知された一品。

ところが今回、このアベンタクローラーRSが見切られるという、まさかの事態が発生。コレにはミハラもびっくりした。

季節感の間で魚自体が弱いモノしか食えないタイミングにブチ当たった倉敷川編。

ただ、このシーンがあったからこそ、次の手でうまくハメることができたといっても過言ではない。食っても食わなかっても、それがその時のリアルなコンディションであり貴重なデータになる。

魚の反応が見やすい時期にこそ使ってほしいのが、デカ羽根系。基本はデッドスローで水面を巻いてくるだけだが、ほんの少しの使い分けで反応は激変。その使い分けの基準は「存在感」を活かすか殺すか。食ってくる魚は確実にデカい! この魅力こそ羽根モノならでは

アベンタクローラー・シェルラミネートの活躍シーン(三原節・紀の川編)

 

アベンタクローラーRS活躍シーン(三原節・淀川編)

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