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キムケンスタイル シーズン8 キムケンスタイルvol.19「岸釣りシャロー攻めin旧吉野川」

キムケンスタイルvol.19 「シアワセリバー・旧吉野川でオカッパリ」

久々のキムケンスタイルは、超久々のオカッパリ!

晩秋から初冬といえばVish キムケンスタイルロケの季節。

キムケンは1年間のほとんどをアメリカでトレイルしているため、ロケはどうしても晩秋から冬。

そんな晩秋初冬の今回、久々にオカッパリ。それも超久々となる徳島県のメジャー河川・旧吉野川にやってきた!

訪れた2日ほど前に強烈な大雨が降り、本流はまだ濁りが残っていた。

訪れた日は減水日ということもあって朝は強烈に減水モード。

増水しても回復の速い旧吉だが、インサイド側はまだ濁っていた。

特に今年の旧吉はウイードが復活していた状況らしく、増水と水温低下の影響から切れ藻が非常に多いコンディションとカチ合った。

旧吉名物のニラ(セキショウモ)だらけで、時期的に巻きモノを使いたいところだが、場所によっては引ききれない。

そんな中でキムケンがセレクトしたのはバイブレーション。

朝からかすかな反応を引きだしたことから、減水で水が動きやすい=リップラップはアリと判断。

1日のうちでも大きな水位変動が起こりやすいことから、エリアごと、水位ごとに釣り方も次々ローテしないといけないと想定しながら、過去に通い込んだ時のイメージと、今の状況をうまく融合しながらアプローチ。

今の状況に合ったエリアと釣り方、ルアーセレクトを押し通すと、素直なバイトも発生!

掛けた魚はバレてしまったが、ここ数年のテクニカルな難しい旧吉ではなく、定番のシチュエーションで食ってくる状況に変わっていた。

昔のイメージを当てはめながら、完成間近のイヴォークバイブでリップラップを攻め倒すキムケン。

狙いは的中、いきなり50cmUPをキャッチ!

午前中にロケ終了のお知らせか?

その後、減水で水が止まったタイミングから、中流のリップラップも調査。

下流から中流は濁りも残っていたが、いかんせんウイードが多すぎる。

濁り=巻きモノは外せないため、引けそうなモノは率先してローテ。

イヴォークバイブやBカスタムチャターなどを濁りに合わせて使い分け、巻きモノのスピードに反応できる強い個体を探しだす。

リップラップやウイードを流しながら、マンメイドストラクチャー付近は秘策も投入!

適度な濁りだが、巻きモノはイマイチと見るや、ダークスリーパーでピンスポット撃ち。

この展開が奏功!

ウイードが多くて魚は散っているが、橋脚の多い橋近辺には魚が多いことを確認!

このまま濁りが取れる前に藍住エリアもチェック。

下流に比べると水質はササ濁りで、ハードベイトにはキビしい状況ということで、キムケンが取りだしたのはスイムベイト!

想定通りの水質ということで、マグドラフト6inchのタダ巻き&ドリフト巻きで岸沿いや沖もくまなくチェック。

この水質はいつまでも続かないため、その状況の時に反応するルアーを見つけださないといけないため、ルアーローテはいつになく早い。

スイムベイトに食わない=少しアピールを高めるイメージで、Bカスタムのスピストも投入!

久々の旧吉野川、やはり魚は下流の方が多いイメージ。

そうこうしている間に水位は一気に上昇。

朝イチにキャッチしたエリアは様変わり。

歩いていた足場も水没し、魚がシャローにリンクしてくる状況は揃ってきた。

ここでも目まぐるしいルアーローテを繰り広げるキムケン。

初日ラストはスタート地点のスロープ付近。

増水で切れ藻だらけの状況のため、プロトのバズベイトも使用感を確かめる意味で投入。

日中の時間も短くなり、気がつけば初日終了。

翌日は旧吉名物「ニラ」攻略がキー

前日と同じく水が大きく動く減水日。

キーになるのは、切れ藻とどう向き合うか。そして、魚がリンクしやすいフィーディングエリアを、どのタイミングで撃ち抜くか。

水位が低くローライトの時間帯はプロトバズベイトにもチェイスが発生!

フィーディングで岸沿いを意識していた個体だが、行く手を遮る切れ藻が邪魔。

ここでは、ウイード対策でメインタックルとなっていたPEライン×グラスロッドでのバイブレーション展開が、ここでもさらに火を噴いた!!

バズベイトでチェイスのあったリップラップの張りだしで、ピックアップ寸前に横っ飛びバイト!

イメージ通りのタイミングでイメージ通りのポイントをトレースできれば、食ってくる魚は確実に健康体!

確実に旧吉野川は「幸せリバー」に生まれ変わっている。

ここからは、前日に手出しできなかった沖のウイードを調査。

ウイードが多すぎて、朝イチや夕方以外は魚のポジションが岸沿いではなく沖に偏っていることを察知したキムケン。

手持ちのルアーやタックルで考えられるベストな展開を、その時の環境にアジャストしていく。

キムケンスタイルなので、もちろんイヴォークゼロも本気で投入!

もっとも可能性を感じていたのは沖のウイードエッジでの水面系アプローチ。

ただ、狙いたい時に限って向かい風や切れ藻のマットが邪魔をする。

さらに、水が増えることで切れたニラも増加。流れと相まって、まともにルアーも引けない状況に突入。

ここではフットボールヘッドTG&スラップホッグのスト攻めを敢行!

もっとも魚が多そうな下流から中流のインサイドとアウトサイドを、時間が許す限り、足で稼いでいく。

夕方ラストは、もっとも可能性を感じていたエリアで、困った時のスト展開。

ここで引きだしたバイトは、神か魔か?

高水温とウイード繁茂で季節感もスローな旧吉野川だが、水温低下や荒天でウイードの抜けがはじまるタイミング。魚は徐々に冬に向けて動くが、キムケンが繰りだしたフィーディングビッグ狙いの展開は、まさにこれから!

■Vish キムケンスタイルvol.19本編

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