ミドルとシャローで切り分けたルアー選択のキーはウエイトにあり!
琵琶湖で冬の風物詩でもあるワカサギ。このワカサギに支配されたデカバスで、フィーディングで差していた居残り個体を追いながら、残存組攻略のビッグセオリーを展開した今回。
奥田はあえてディープエリアを排除し、いれば食わせやすいミドルとシャローのワカサギ残存個体に絞り込んだ。
その展開の中で、使うルアーも絞り込み、ベースとなったアプローチもリトリーブ中心にシフト。
その中で、リトリーブスピードはほとんど変えず、レンジを刻むためにひと工夫していたのが、使用ルアーのウエイトローテーション。
ウエイトローテの真意はスピードを変えずにレンジを刻むこと
朝イチや風波&ウネリの影響が少ない時間帯にチェックしたのが水深1.5ー2m前後のシャローエリア。
夜にワカサギが接岸し、ディープに戻る明け方までフィーディングしていたであろう居残り個体を狙い撃つ展開で、よりスローに誘えるスイムベイトやスイムジグが効率的にドンピシャ!
特に今からハマりやすいスイムジグは、ヘッドのウエイトのみエリアの水深に合わせて細かくローテ。
シャロー(水深1ー1.5m)ではノンウエイトのデビルスイマー6inchがメインで、1.5ー2mではスピードシャッド5inch&スピードヘッド1/4ozを使用。
ともにリトリーブスピードは同じ!
ミドルレンジの水深2.5ー4mまではスピードシャッド5inch&スピードヘッドの3/8ozで、3.5m以深はスピードヘッド1/2ozを使用。
ウエイトは細かくローテするが、リトリーブスピードは変えずにルアーの重さで泳ぐレンジだけを変えていた。
ワカサギ依存の居残り個体「残存組」を攻略するうえで外せないのがジグヘッドスイミングだが、ライトウエイトのリグだけに、わずかなウエイトの差が攻めるレンジとスイミングスピードを大きく変える。
水深2ー3mのジグヘッドスイミングでは、キョクテンの2.5g#3/0を使用。
水深3ー4.5mではキョクテンの3.5gにローテ。
浅い所で3.5gを投入することもあるが、その理由は中層よりもボトム寄りのレンジをトレースするため。
最大のキーは「スピードを変えないこと」で、釣りのリズムを大きく変えずにレンジだけを変えていく非常にベーシックな取り回し。
日照時間の短い冬シーズンは、いろいろやっているうちにアッという間にタイムリミットとなる。
特に今回、天候に見放されたが、このシーズンはよくあること。
アプローチごとのウエイトローテ詳細は別コラムでも解説!