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奥田学 BigTheory[ビッグセオリー] シーズン3 奥田学BigTheory[ビッグセオリー] vol.7「残存組を征するビッグセオリー」

奥田学ビッグセオリーvol.7 「シグナルのマル秘開発案件に迫る【特大版】」

次々と生まれるシグナルのプロト、マル秘開発案件をエグる

連日湖上に出撃し続ける有言実釣系モンスターハンター・奥田学。

氏がデザイナーを務める「シグナル」では、釣果に直結するコダワリのアイテムを多数輩出し、毎日のようにニュータックルやプロトタイプ開発の日々を過ごしている。

ここでは現在進行中、シグナルのマル秘プロト開発案件をエグる!

完成したマルチシャッドの亜種!? 2タイプがテスト中!

ご存知、マルチシャッドは昨年、4inchのエラストマーモデルが発売。

2022年は春頃に5inchと4inchのPVCモデルが発売予定。

アプローチの際、魚との距離を一気に詰めることができる要素は、ナチュラルなフォルムやシルエット、そのアクションや質感。

可能な限り、ナチュラルをとことん追求したアイテムがマルチシャッド。

PVCとは一般的なワーム素材で、このモデルに関しては、カラーごとに素材のソルト含有量を変えているという非常にこだわった製法を採用しているとのこと。

 

そんなマルチシャッドだが、PVCモデルが発売前にもかかわらず、亜種が存在! プロトなのでご勘弁を!!

その1つがワグテールモデル。コードネーム:「マルチシャッド・ワグ」。

これは奥田が心底ホレているアメリカのスイムベイトメーカーが採用していたワグテールがあり、それを参考にしたモデルとのこと。

ボディは4inchクラスで、ボディ形状は同じイメージ。

縦フィンテール形状のマルチシャッドだが、ワグテールを装着すると、これまた違う生命感を発してくれる。

上がマルチシャッドのテールで、下がマルチシャッド・ワグのテール。

ブートテールやハドルテールなどテールの形状もいろいろあるが、使い方やボディフォルムによって相性の良し悪しもある。

リグは選ばないそうだが、ジグヘッドからノーシンカーまで幅広く対応するアイテムとしてテスト中。

マルチシャッド・ワグ(仮)のイジりムービーはコチラ!

さらに、マルチシャッドの亜種としてテスト中なのが、サイズUPモデルの6inch。

上から4inch、5inch、6inch。絶妙なボディサイズとボリュームで、小魚系ベイトフォルムワームをすべて凌駕しそうな勢い。

ジグヘッドやi字もイイが、スクランジャーセッティングが気になって仕方がない・・・。

6inchに関しては、琵琶湖で冬から早春に接岸する大きなワカサギをイミテートしたものだが、実はまれに非常に大きな個体がいる。

一般的なワカサギは10㎝前後だが、その大型サイズは14ー20㎝近いため、そのサイズ感に合わせたプロトモデル。

ボディバランスや動きなどは現在テストしているが、飛距離はバツグンとのこと。

プロトのマルチシャッドをイジるショートムービーはコチラ!

スイムジグトレーラーの進化系、大型化したスピードシャッドの7inch

シグナルが輩出するシャッドテールワームでデビスイシャッドとは違うベクトルのアイテム。

スイミングジグやウェイテッドリグの具として真価を発揮するアイテムが「スピードシャッド5inch」。

ビッグセオリーvol.5でも、風が強まるまで待つ狙い通りのアプローチで、なななんと62㎝のバイトを呼び込んだルアー。

テール下部をカットすることでテールアクションも変化するギミックを搭載したリアルフォルムのシャッドテールワーム。

このスピードシャッドにもプロトサイズが存在!

サイズは7inchで、ここまでくるとシャッドテールワームというか、スイムベイトといっても過言ではないボリューム感。

比較してみると、以下の通り。

スイムジグのトレーラーはもちろん、スローで泳がせるスイムベイト的なイメージでも使用できそうな面持ち。

全体的にボリュームが増し、存在感も格段にUP。テールの厚みも気になるところだが、おそらくコイツもバンピーテールになるのではと予想。

詳細は不明だが、必要性を感じなければ作らないはず!

スピードシャッド7inchの解説ショートムービーはコチラ!

元祖デッドスロービッグベイト「黒龍」の最新版

別コラムでもお伝えした通り、ブラックデュラゴンはサイズ感とアクションの完成域がほぼ決定。

ここではオリジナルサイズというか、ブラックデュラゴン180を紹介!

元祖デッドスロービッグベイトとして市場投入され、未だに愛してやまないアングラーも多いビッグベイトが、ブラックデュラゴン。

以前は、オリジナルモデルを筆頭に、ブラックデュラゴンライト、デッドスローモデル、サブサーフモデルが存在。

新たに生まれ変わろうとしていたブラックデュラゴンも、2020年頃から2021年初期までは以下のようなフォルム。

このモデルからさらにブラッシュアップされ、ボディフォルムやバランス、ジョイント部も大きく変更。

リップは脱着式で進んでいたが、現在はリップなしでも泳ぐため、リップを付けるかどうかを思案中。

最大の変更点である尻ビレパーツの理由はまだ明かせないそうだが、テールはファルコンテールを装着するとのこと。

350と270も開発が進んでおり、180モデルは各地のロケでもよい結果や感触を感じているそうな。

今までのビッグベイトやジャイアントベイトとはひと味異なる「食わせるためのギミック」をネジ込んだ奥田の秘蔵っ子。

完成まで時間はかかりそうだが、そろそろ産声を上げそうな勢いでテスト中。

 

 

すでに発売中のスイムベイト・デビルスイマー6inchの「とあるパーツ」について

プロトではなく、すでにリリースされているのが、デビルスイマー6inchの生カラー。

シグナルのデビルスイマーといえば、極めてスローに巻いても泳いでくれるノーシンカー型スイムベイトで、低水温期の救世主的アイテム。

低水温期に強い理由は、デッドスローでも発生するウォブルロールと伸びてネジれるようなテールアクションにある。

そんなデビスイだが、生カラーシリーズからはバリバスのダブルフック標準搭載モデルとなった。

このダブルフックモデルはリギング方式が変更。

「スイムベイト用フックピン」というパーツが搭載され、これにフックの軸を挟み込んでセットする。

このスイムベイト用フックピンは、ワーム素材のスイムベイトであれば、どの部分にも固定でき、外れてもすぐ刺し直すことが可能。

フックは挟み込んで固定できるため、不必要に動かないのでフッキングレスポンスもキープ。

このパーツ、実はワーム素材のスイムベイトが泳いだ時に発生する「ボディのたわみ」を抑制しないのが最大の利点。

ワーム素材のスイムベイトは特性上、水を受けて泳ぐとボディは上下左右に引っぱられてたわむが、今までのようにトレブルフックの1本をボディ後方に刺して固定すると自由度がなくなり、ボディのたわみが発生しにくくなる=バランスが悪くなり偏った動きになる。

このフックピンならボディ前方で縦に固定するため、ボディのたわみを押さえつけたりせず、素材ならではの柔らかい泳ぎがだせるのと、フックの刺し傷でボディが切れたりしにくくなる。

また、フッキングしたあとにボディから外れてバレも抑制してくれる。

そして、このスイムベイト用フックピンは、ワーム素材ならどこでも刺せるので、ヘッド前方に刺してやることも可能。

腹にフックがあると引っかかりやすい場所でのアプローチや、ヘッドアタックしてくる際でも即座に現場でチューンできる非常に便利なパーツ。

実際、ハードルアーでも穴を空けて接着すればボディサイドやヘッド部にも固定でき、ミスバイト対策のフックセッティングチューンもできる。

このフックピンはデビルスイマー6inch生カラーに標準装備されているが、少し前にシグナルのオンラインショップでも先行発売された。

出典:シグナルオンライン

この時は数も少なく瞬殺で売り切れたそうだが、今後は全国の取扱店でも発売予定とのこと。

発売の予定が決まればツイッターやインスタグラムなどSNSでアナウンス予定。

シグナル公式WEBサイト

https://www.signal-lure.com/products.html

デビルスイマー6inch生カラーのイジりムービーはコチラ!

奥田学が明かすシグナルのマル秘プロト案件「低水温期に強いスイムベイト・デビルスイマー生カラー」解説動画はコチラ!

 

今回のロケでメインとなったルアーセレクトはコチラ!

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