朝晩が寒くなると実釣時間も短くなる。それが晩秋から初冬
朝晩の冷え込みがキツくなってくる晩秋から初冬。
気がつけば17時にはすでに真っ暗。ラストチャンスであろう夕マヅメの時間も15時ぐらいから約1.5時間と、のんびりできないシーズンの到来。
日が短くなるにつれて、チャンスとなる時合の間隔も短くなる。このタイミングをいかに合わせることができるかが、釣果を高める境界線となる。
短時間ラッシュ=時合をつかむコツ
季節が晩秋から冬寄りになればなるほど短時間でラッシュが掛かることもある。これこそ時合であり、1日のうちに数回だけチャンスがやってくる。
そのタイミングとは、魚が動く目安になる瞬間であり、水温上昇や天候、風の変化はフィーディングないし、浅場から深場へのポジション変動を促すファクターになる。
晴天無風の秋晴れは釣れにくいというが、同じ場所でも環境変化が起こるため、何度も時間を変えて入り直すことが時合をつかむ最善策となる。
暖かくなると釣りづらいのが晩秋の特徴であり、晩秋は動けば動くほど1つのチャンスをとらえるための足掛けとなりやすい。こちらから仕掛ければチャンスも増えてくる。
基本的に平野部のため池であれば比較的浅いことが大半で、狙いドコロは岸寄りか沖寄りかに分かれる。魚の意識がどちらに向いているか、またはどう動こうとしているのかを予想して読み解くことが、その日の答え合せの鍵。
メインはオープン場&カバー展開。そして食わせのボトム攻め!
冷え込みが襲う朝はバイトが弱く、魚も口を半開きのまま反応しているイメージ。食っても掛からないことが3回あったため、この日はこういう日だと認識。
カバーを意識しているが、時間が経つほど魚は動きだし、プラス要素が働くエリアにポジションしはじめた。そのプラス要素は「インレット」や「風」による流れ。
まずは場所と魚の状況に合わせながら答え合せしつつ、巻きよりも食わせに寄せたアプローチがこの日の正解となった。
魚をスローにする冷え込みを逆手に取った展開がパワーフィネス!
朝の時間帯は巻きモノというイメージも強いが、魚のスローな動きから読み解いたのは、放射冷却の影響を受けにくいカバーの奥や岸沿い。ここを撃つならコレしかない! ということでパワーフィネスを投入! すると答えは即座に返ってくる。
ため池では完全トロフィーサイズの50㎝を足元のカバーで、さらに一番濃い岸沿いから食わせて一気にゴボー抜き! これぞたくみの真骨頂!!
たくみづけシリーズでは、すべての回オカッパリで50㎝UPをキャッチ!! まさに神業⁉としか思えないデカバス率。
魚が動きだせば即座に展開シフト! 素早いシフトが効率をさらにUP!!
魚のポジションが広がりを見せる昼からはボトム展開でじっくり食わせるアプローチ。
一撃逆転のサイズUPを狙ってビッグエスケープツインのボトム攻めを展開。
圧倒的な存在感でスローな個体に合わしたスローな攻めを実践してバイトを誘発し続けるたくみ。フタを空ければ的確な攻めでサイズ狙いと数釣りの両方を達成!!